【日記の目次に戻る】

99年11月15日 「シンプルな答え」

ドリマガ付録GD−ROMのデスクリムゾン2体験版が熱い。 前作ではパッドでのヤリ込みを主としていたが、 2ではクリムゾン(ドリームキャスト・ガン)での Bボタンリロードや十字キーでの視点移動に他のガンシューティングにない面白さを感じた私は、 現在はもっぱらガンを使ったヤリ込みに挑戦し続けている。

しかし、ガンシューティングの腕前は平均以下の私にとって、 おいそれとクリアする事はできず、 斑猫賢二氏の体験版スコアアタック で、強者が次々とハイスコアを叩き出す中、 私は未だに、ダッハウ倉庫を「傭兵モード」 どころか「クリムゾナーモード」ですらクリアできないでいる。
しかし、敵の出現位置や倒すべき優先順位が自分でも確立されていくにつれ、 腕前は確実に上達していると実感しているので、時間はかかるだろうが、決して無理では無いと確信している。 その証拠に、今日、ようやく後半の 遠距離攻撃地獄 も比較的楽に抜けられるまでになった。

キーとなったのは、タメ撃ち。 前作デス1のタメ撃ちは、敵を倒して進化ゲージを上げる事で 銃に特殊能力が付き、連射やボムが使えるようになるというもので、 その発動方法は、 「トリガーを引き、最大までゲージを貯めてから放す」。 デスクリムゾン2でのタメ撃ちも方法は同じで、 画面右下の進化ゲージをMAXまで貯めて銃を進化させた後、 トリガーを引き続ける事で 画面中央下にゲージが表示され、 最大まで貯めきった状態でトリガーを放すと、 タメ撃ちの「マシンガンモード」が発動。

…と、思っていた。


デス2のタメ撃ちは、これっぽっちも役に立たなかった前作のそれと比べると、 その性能は飛躍的に向上しており、 敵が多く出現するようなポイントを 禁酒法時代のギャング抗争の1シーン のようにバリバリと一掃する事もできるし、 この高速で安定した連射で、ガンだと難しい「下腹部への追い撃ち」を効率よく行う といったテクニカルな使い方も可能だ。

だが、この性能とは裏腹に、肝心の貯めゲージの上昇速度非常に遅く、 MAXまで貯めきるまでには、かなりの時間が必要となる。 当然、貯めている最中はトリガーを押しっぱなしにしているので無防備。 いくら強力なタメ撃ちでも、発動させられなければ意味が無く、 無敵時間0の恐怖、時を止められたかのような秒殺でクレジットは無に帰す。

「そんな眠っちまいそうなノロいゲージの上昇速度で、
このアーマーボーグの群が倒せるかァ―――――!!」


格好悪いデザインの「ゲームオーバー」の文字を見る度に、もうヤメようと思うのだが、 ここでゲームを止めてしまえば、

「もっと練習しろぉ!」 声:コンバット越前

と気の抜けた高音ボイスで叱咤されると思うと、 「まだまだァッ!!」と、ついついリトライを選んでしまい、 あぁ、やめられない、止まらない…。

そんな事を何度となく繰り返していた(7回まで数えていたのだがその後は忘れた)ある時、 偶然、奇妙な事実に気が付いた。

猛攻に耐えきれないと思い、「ここはタメ撃ちを諦めよう」と、途中でトリガーを放したとき、 短い時間だが、タメ撃ちのマシンガンが発動したのだ。

最初は気のせいだと思った。
何度も遊んでいる事で、指先が震えてトリガーを2、3度連射してしまったのだと。
しかし、もう一度タメを途中で止めて放つと、再びマシンガンは発動した。

何のことはない、 別に、最大まで貯めなくても、 その貯めたゲージの量に応じて、マシンガンは発動させる事ができたのだ…


「フン、まんまと騙されたよ。」

デスクリムゾン1の呪縛によって、こんなシンプルな事実に 今の今まで気づけなかった自分。 前作をそれなりにヤリ込んだ事による、クリムゾナーとしての知識やプライド、 そんなものは、前作を遙かに超越した、デスクリムゾン2の前では、 全く役に立たないのかもしれない…。

備考:デス2のタメ撃ちは、前作と違って 「画面に銃口を向けてトリガーを引き、1発撃った状態からそのままトリガーを引き続ける」 必要がある。そのため、前作のように 「画面の外に銃口を向けてトリガーを引くことで、リロードと貯めを同時に行う」 といった事はできなくなっている点に注意すべし。

っていうか、みなさん当然の如く、気付いていたのかー!?