99年5月30日 「Crimson Fire(その6)」

ステージ1、2をクリアしなければ選択できない、ステージ3
3−1「サファール遺跡」の横滑り佐藤、 3−2「シャナファーラ」の悪夢クチビル君、 3−3「デスビスノスの宇宙船」での意味のない回転 といった、 異端な演出の数々 に惑わされたり、 無敵時間が無い事による瞬殺さえ食らわなければ、 誰でも簡単に最終ボスまで辿り着ける難易度で、 クチビル君を正確にプチプチ撃ちツブしていくのが非常に爽快だった以外には、 特にこれといった事は何もなかった。
(ちなみに、最終決戦では、ステージ1や2のような 「クレジット・マイナス10現象(バグ)」は起きないので、 デスビスノス戦の前に クレジット(できれば10以上)ほど 稼いでおく事をお勧めする。 たとえボス戦でのコンティニュー時の回復量が微量でも、これだけあれば十分役に立つハズだ。)

最終ステージのボス 『デスビスノス』 、 パッドでは中心を撃っているだけで簡単に倒せる相手だが、 ガンでは、流石、機械が進化した生物(意味不明)だけあって、 理不尽極まりない弾速のエネルギー弾による連続攻撃 (しかも、1枚板で構成されているこの弾は、視点によっては横から見た形になるので厚さ1ミリに・・・) によって、最後に相応しい強さを発揮するが、 画面中央から集中して放たれる超速弾を、 リロードの切れ間に集中攻撃を食らわないように気を付けながら 遠距離の時点で できるだけ相殺しつつ、 地道に本体にダメージを与えていけば、 クリアは十分に可能だろう。

ステージ3、クリア。
ガンでの攻略は、パッドの時のように幾日にもわたる事無く、
その日の夕暮れまでに終演を迎えたのだった。

ここで改めて思う。

「デスクリムゾンは理不尽で激ムズ、クリアできる方がおかしい」

本当にそうだろうか?
特に、ファミコン世代のゲーマー達なら、これよりも遙かに理不尽なゲームを、 必死になってクリアしてきたハズじゃぁないのか?
腰程度の高さから落ちて死ぬゲームや、魔法の絨毯で圧死するゲーム、 2コンのマイクで歌わないと宝の地図が貰えないようなゲームでも、熱くプレイしたハズだッ! (超能力が必要だったゲームは除く^^;)

今回のガンでのプレイでは、多少バグ臭い箇所で翻弄されたものの、 「HOD2」のガンでの攻略が、未だにマジシャン止まりという、 ガンシューティングが極めてヘタな俺ですら、比較的容易にクリアできた。
もちろん、今までパッドで培ってきた経験による部分も大きかったが、 それを差し引いても、『ガンシューティングとしてのデスクリムゾン』は、 そんなに騒ぎ立てるほど理不尽ではないと思う。
「照準が右にズレる」なら、ちゃんと照準設定をすれば良いだけの事。
「ムササビの出現位置が理不尽」なら、繰り返しプレイして覚えていけば良いだけの事。
「弾が当たらない」なら、当たるまで引き金を引き続ければ・・・これは理不尽か。

クレジットをギリギリまで使った激闘の果てに辿り着いたエンディングの、 紅に染まったエンブレム。
これこそ、隠しコマンドを使ってクリアした者なら絶対に見ることが無いであろう、激闘の証。
(あのエンブレムは、ノーミス、ノーコンティニュー、コンティニューで色が変わるのだ)

パッド、そしてガンでクリアした上で、改めて思った事は、
デス様と「様付け」で呼ばれ、更にその上に
「超魔王」、「暗黒ガンシューティング」、「最下位帝王」と、
禍々しい冠を付けられて、ひたすらキワモノ扱いされようとも、俺にとっては

セガサターン用 ゲームソフト
バーチャガン完全対応ガンシューティング

『デスクリムゾン』 と言う、1本のゲームソフトだという事だ。

<現在の心境:「男なら、やってやれ!」  「男なら、とにかく くだけろ!」でも可

パッド・クリムゾン共にクリア、完全制覇!
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99年5月30日 「Crimson Fire(その5)」

冷静になってみれば、2−1「イズキット川」は ゲーム中 1、2を争うほど簡単なステージだ。 銃のレスポンスが多少落ちようが、焦りさえしなければ何の問題も無かった。
パッド攻略では最大の難所と言われている、2−2「アッシムの館」も、 ガンだと正確に狙いを定めて確実に敵を仕留めていくだけで 簡単に銃が進化していき、あとはタメ撃ちを繰り返すだけで何の問題もなくクリアできた。

しかし、ステージ2 ボス「ムーラ」には恐ろしく手こずった。
取説には「激しく動くので要注意」と書かれているが、 実際に激しく動くのは、奴が召還する小ムーラ達で、 何もしなければ、一度に6、7匹は軽く出現する圧倒的な物量攻勢と、 恐ろしく素早い攻撃速度によって、 強力なボスの攻撃に対抗すべく 銃の進化能力を犠牲にしてまで張り巡らせたバリア(と、勝手に解釈している)を、 ほんの20秒程度で食い破ってしまう。
時には小ムーラ本体が死んでも「攻撃フレーム」だけは消えず そのまま攻撃を仕掛けてくる、怨霊のような能力(バグ)すら発現させる。 まぁ、こんなバグはデスクリムゾンでは取るに足らない事なのだが(ヲイヲイ^^;)、 このステージではこれが結構キツい。 敵の数がハンパで無い分、 バグが起こる頻度が通常ステージよりもかなり高くなってしまうのだから。

多少のバグは覚悟するとして、このボスは
小ムーラが出現したら 奴等が攻撃態勢に入る前に速攻で倒し
雑魚が居なくなったスキを突いてボス「ムーラ」に攻撃する

といった戦法で、楽に倒せる。ただし、これがパッドでなら、だ!

「引き金を引いても弾丸が発射されない」という現象は、 一度に多くの敵が多く出現した時など、処理に多くの負荷がかかったときに よく起こる(ような気がする)のだが、 このムーラ戦における小ムーラの群は、 まさにその条件に合致する。

カシュ カシュ カシュ カシュ  パンッ!!

こんな事が頻繁に起こるような状態で、小ムーラの鬼の猛攻に撃ち勝つのが、 どれほど大変だったか!

更に始末に負えないのが、クソいまいましい視点移動だッ!!
ムーラに一定のダメージを食らわせた後、 別の場所に逃亡した奴を 画面左右の「視点移動マーク」を撃って探さねばならないのだが、 こいつも 全然反応してくれない ってぇのは、いったいどういう事なんだァッ!!!

俺がなんとか視点が動かそうと必死になって視点移動マークを撃ってる間に、 ワラワラと小ムーラの奴等が出てきやがるッ!!!
そして、移動出来ずにもがいている俺に一斉攻撃を食らわせてくるってぇのは、 どう考えても納得できんぞッ、くォラァ!!!

はぁ、はぁ、はぁ・・・はっ! つい、感情的になってしまった。
なんだかんだと言いつつ、俺はこの強敵ムーラを相手に、 1度もゲームオーバーにならずに倒すことができた (あと2、3発食らっていたら死んでいたかもしれないギリギリの状態だったが)。
それなのに、こんなにもイライラしているのは、 奴との戦いが2度連続だったせいだろう。

え? 1度もゲームオーバーになってないのに、
どうして2度目での勝利なのか、だって?
フフフ・・・知りたいかい? フフフ
1度目は、結構調子が良かったんだけどね、フフフ
でもね、フフフ・・・途中で駄目になっちまったんだよ・・・ハハハ

いきなり、ゲームがフリーズしちまったんでなぁァァァ!!!!

「もし今度フリーズしやがったら、もう今日はヤメておこう」
そう心に誓って、俺は「ステージ3」を選択した。

<現在の心境:パッドの時よりもヤケにバグりやすい気が・・・

TO BE CONTINUED
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99年5月30日 「Crimson Fire(その4)」

言っている事がコロコロ変わってしまって申し訳ないのだが、 さっきまでの自信は とっくに失せてしまった。
あの後、リムブルク大学、コネラート橋、そして フライリハード戦をストレートで制したものの、 次のステージ2のファーストシーン「イズキット川」で敗北してしまったのだから。
このステージに関して、俺の記憶は完璧だ。 敵やムササビの出現位置は全て完璧に暗記しているし、 銃を6度目まで進化させてクリアの時点でクレジットを5にする事も可能だ。

そんな俺が敗れた理由は、ただ一つ。
「狙った所に、弾丸が撃てなかった」からだ。

「オイオイ、さっき照準設定してから確実に当たるようになった って、さんざん喜んでたんじゃなかったのか?」 と不審に思われる方もいると思うので、正確に答えよう。

「しっかりと引き金を引いているにも関わらず、弾丸が全く発射されない、  または、本当に撃っているのか銃を構えている本人すら判らなくなってしまう事がある」

たしかに、照準設定を行ったおかげで銃の狙いは正確になった。 ちゃんと俺が狙った所に弾丸は発射されているし、虹色に爆裂するヒットマークも表示されている。 ・・・大抵の場合は。
この「デスクリムゾン」、バグの多さにかけては容赦が無い。 「エコールの石仮面ロゴに白い縦縞が表示される」「特定の敵が著しく変色する」「いきなりカーソルが消える」「ヒットマークが表示されなくなる」「敵の攻撃を食らう時と食らわない時がある」「コンティニュー直後、いきなりBGMが消える」、 更には「ゲーム速度が普段よりも速く(あるいは遅く)なる」「いきなりゲームがフリーズ(画面が固まってリセットすらきかない状態)する」という、 普通のゲームでは考えられない怪現象すら存在する。

パッドでプレイしている時に起こる「いきなりカーソルが消える」は、 ほんの1、2秒の間しか起こらないバグなのだが、一時的とはいえカーソルが消えてしまうのは痛い (ちなみに「アッシムの館」の階段を登りきった所では ほぼ確実に発生する)。
そしてこの「カーソルが消えるバグ」よりも起こりやすいバグとして 「ヒットマークが表示されなくなる」がある。 虹色の爆発マークが時々表示されないというだけの、 デスクリムゾンでは わざわざバグと呼ぶほどでもない現象で、 カーソルが表示されるパッドプレイでは全く気にならないのだが、 これがガンだとヒットした痕跡が表示されないので、 画面のどこに弾が当たったのかが全く判らなくなってしまう。 これは、かなり辛い。
さらに、このフラッシュ間隔が長めな為に感じる銃のレスポンスの悪さと 処理速度が変わってしまうバグが起こるようないい加減な処理のせいか、 画面がフラッシュするだけでこちらの攻撃がヒットしないなんて事も起こる。 そして、これに「ヒットマークが表示されなくなる」バグが重なると、 もはや どうしようもなくなる

この時、プレイヤーが出来る事と言えば、
「攻撃がヒットするまで同じ場所を根気よく撃ち続ける」
くらいだろう。(とんでもないアドバイスだなァ^^;)

ところで銃のレスポンスについてだが、 俺が昔「リーサルエンフォーサーズ(MEGA−CD版)」を買った時にも、 やたらと銃のレスポンスが不安定になった事があったのだが、その時たしか取説に 「TVの輝度が低いと銃のレスポンスが悪くなる場合がある」 といった事が書かれていて、 それ以来、この手のガンシューティングをプレイする時は、 TVの輝度を普段より上げて モニターへの写り込みを極力少なくするよう心がけているのだが、 このデスクリムゾンの場合も、こうする事で銃そのもののレスポンスは多少安定するようだ (単なる気のせいかもしれないが)。

とにかくこんな事でいちいちヘコんでいては、このゲームはプレイできない
さぁ、ステージ2を最下位、いや再開するとしよう・・・ふぅ。

<現在の心境:パッドのほうが爽快かも・・・

TO BE CONTINUED
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99年5月30日 「Crimson Fire(その3)」

このままではマトモに遊べないので、とにかく『照準設定』をしなければ。 聞いた話では、デスクリムゾンの照準は「中心に設定しても少し右にズレる」らしいので、 用心のため あらかじめ狙いを少しだけ左にズラし、 看護婦が静脈に注射針を差し込むような気持ちで、ゆっくり1度だけ…引き金を引いた。

果たして、これで本当に設定されたのだろうか?

フライリハードが描かれたシンプルな設定画面には、 「試し撃ち」なんて親切な機能は全く無い。 「銃の扱いなんて、本物の戦場で覚えるもんだぜぇ!」という、 エコールならではのリアルな世界観によるものなのだろうか(絶対違う)。

イマイチ不安だが、とりあえず照準設定は行ったので 気を取り直してもう一度「ステージ1」にチャレンジしてみる。 ステージ開始直後、雑魚敵の色が著しく変色する珍しいバグ 『エメラルド・フリントメッツォ現象』に遭遇。 これは なかなか幸先良いスタートだ(バグだが)。
とりあえず、エメラルドグリーンに染まったド派手なメッツォに狙いを定める。

パンッ!
『がわぁ!!』

パンッ! パンッ! パンッ!
『がわぁ! がわぁ! がわぁ!』

当たるッ! ちゃんと当たるぞ――――――――ッ!!

狙った場所に攻撃が次々とヒットしているッ! 更に「追い討ち」もヒット!  パッドほどの連射は無理だが、狙いが付けやすい分、意外と簡単に撃ち込めるッ!  最近のゲームに比べると画面がフラッシュしている時間が長めなせいで、 若干、銃のレスポンスが悪く感じる(ワンテンポずれてヒットするような感覚)が、 それも先行入力ギミに撃っていく事で、何の問題も無く、いやむしろ 一瞬で複数の敵を葬ったように見える分、 より格好良く戦えているような感覚すら覚えてしまうッ!??
いちいちバカっ速い照準を移動させてから攻撃をする必要があったパッドよりも、 この銃のほうが、遙かに速く、そして簡単に敵を倒せるぞッ!! (そりゃ、一応ガンシューなんだから当然だが^^;)

進化ゲージも絶好調ッ! バリバリと上昇していくッ!! そして、

キュイィ――――――――――――ン!!

ついに、この時が来たッ!!!!!
引き金を目一杯まで引きッ! ゲージが貯まりきったのを確認しッ! そして・・・放すッ!!

「ファイア!」

パッドでは無言で攻撃するだけだったタメ撃ちが、 銃だと 子供が膝カックンを食らわせる瞬間出したような、 気の抜けた かけ声の、魅惑の越前ボイスで、 「ファイア!」と叫びながら撃ち放っているッ!!!!
今までずっと「没ボイス」だと思い込んでいたところを、 つい最近になって自分のホームページの伝言板で、 実は「銃でプレイした場合のみゲーム中に登場するボイス」だったと知り、 そして今日、その目的の為だけに購入した中国製の銃を使って、 ようやく自分の耳で確かめる事が出来た、この「ファイア」の叫び声ッ!!

しかし、狙った所に素早く攻撃出来る(しかも当たり判定が激甘)ことが、 こんなにも楽しいものとはッ!
ンッン〜〜〜〜♪ パッドとは違って、実に! スガスガしい気分だッ!
2年前に「デスクリムゾン」を手に入れたが・・・これほどまでにッ!
絶好調のハレバレとした気分でプレイした事は無かったなァ・・・フフフ!!

パッドプレイで覚えた敵の出現位置ッ!!
「ファイア」のボイスまで付いた タメ撃ち能力ッ!
そして、この胡散臭いSS・PS両対応の銃(中国製)ッ!!
「デスクリムゾンは難しすぎる」などと言っている、とるにたらぬゲーマーどもよッ!!
今からこの俺が、この銃であっさりとクリアしてやるぞッ!!
WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!!!

<現在の心境:最高に「ハイ!」ってやつだア!!

TO BE CONTINUED
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99年5月30日 「Crimson Fire (その2)」

とりあえず、これで念願の 「ガンシューティングとしてのデスクリムゾン」 を楽しむ事が出来る。せっかくだから、俺はこのゲームをガンで・・・・・・ はっ!  十字キーが無いのに、どうやってステージを選べばいいんだッ!?  しょっぱなのメニュー画面から、いきなりアセる俺。 トリガーでカーソルを進める事に気が付くまで数十秒かかったものの、 とにかくステージ1から始めてみる。
うっとうしく回転しているカーソルは表示されず、 そのかわり、引き金を引く度に 画面が激しくフラッシュする。 どうやら銃は認識しているようだ。

『KOT症候群によってクリーチャーと化したとはいえ、 人を撃つってのは、心が痛むぜぇ。 しかし、まっ、機械でも生物でも無いハンパ野郎の雑菌なんぞに汚染されちまった オメーらの運が悪かったって事で、素直に諦めてくれよな。あばよ。』

カシュッ カシュッ

弾丸の発射音は聞こえず、引き金を引く音だけが虚しく響く。
・・・弾が、弾丸が撃てねぇッ!!!!!

何度引き金を引こうが、 画面が光るだけで銃弾は発射されない! 何故だッ!?
まさか、この胡散臭い銃が、既にブッ壊れていたと言うのか―――――――――――ッ!?
そんなこちらの事情などお構い無しとばかりに敵のラッシュが開始され、スペランカー並に儚く散る越前。
とにかく応戦してみるが、やはり、どんなに撃っても画面がフラッシュするのみ。 まれに見当違いな場所にヒットマークが出る事もあるが、 こんな状況で、いったいどうすれば敵を倒せるんだッ!?  こうなったら覚悟を決めて、「ヘタな鉄砲、数撃ちゃ当たる」で、 とにかく押し切るしか無いのかッ!? クソッ!!!

カシュッ カシュッ カシュッ パンッ! パンッ! カシュッ パンッ! パンッ!

何度もガムシャラに撃っているうち、俺は自分の身に起きている事をようやく理解できた。
弾丸は、正しく発射されていた!
当たらないのは、照準が恐ろしくズレてしまっているからだッ!!

『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2』に照準設定が反映されないバグがある事を、 セガBBSの発言を読むまで気が付かなかったほど、デフォルト設定でも全く問題なく遊べていた このソニー製のTVを拒否するかの如く、 弾丸は狙った位置から右斜め下1/3画面分もの 強烈にズレた場所に、虹色の火花を散らしてる。
しかし、いまさら理解したところで どうなるものでも無く、 無敵時間無く撃ち込まれた越前は、 本当に悔しがっているのか疑ってしまうようなセリフを吐きながら あっさりと倒され、ゲームオーバー。

そして・・・
『貴様が、実はデフォルト設定だと照準がどのくらいズレているのか試すつもりで、 わざと未設定のままプレイを開始していた事など、既に予知していたわッ!!』
「照準設定を行わずにプレイすれば、何か面白い事になりそうだ」と考えていた俺の行動を、 完璧に予知していたかのように、小馬鹿にした表情で 縦縞バグを発現させている石仮面の姿が、俺の精神に更なる撃ち込みを食らわせる。
『デスクリムゾン』の予測の上を行く事など、凡人の俺にはありえないのだろうか・・・。

追記: この文を書いた時点では、「ガンのデフォルト照準設定が狂っていた」と思っていたが、後に、それは違う事が判明。 なんと、「照準設定はパッドでも動く」。 嘘みたいな話だが、パッドで照準設定に入り、十字キーを適当に動かしてAボタンを押せば、 画面が暗転する前に、小さい「弾丸」マークが出るハズ。それが照準設定なのだ。 何度か照準設定の画面をパッドで見た事があったので、 おそらく その時に十字キーを動かした等で、変な位置に設定されていたらしい。 なるほどなるほどはっはっは。…でも、パッドで照準設定が動かせるって おかしくないか?

<現在の心境:完敗だ・・・

TO BE CONTINUED


99年5月30日 「Crimson Fire (その1)」
「ガン・コントローラーを使用している場合のみ、 タメ撃ちでトリガーを放した瞬間、越前は『ファイア!』と叫ぶ!!」

これまでパッドでも十分過ぎるほど楽しめていたので、 ガンには特に興味は無かったのだが、 この事を伝言板で知ってからというもの、 日に日に「ガンでプレイしてみたい」という思いを募らせていた俺は、 ついに今日、 デスクリムゾンを銃でプレイするという理由だけで、 ガン・コントローラーを購入してしまった。 しかも、純正品では無い、怪しげなガンを。

それは、日本橋中に着実に店舗を増やし、最終的には あの「嫌なテーマソング」を街中に流そうと企んでいる(?)、 某大手店舗4号店3Fの事であった。 本当は「純正バーチャガン」を 購入するツモリでここに足を運んだのだが、 ふとした事で中古のコントローラー類を物色しているうちに、 棚の上のバーチャガンの隣に、妙なものが並んで売られているのを見つけた俺は、 その独特のフォルムと、豊富な機能に釘付けとなった。
●SS・PS両対応
●マシンガンタイプ(フルオート、セミオート切り替え)
●ブローバック機能(単3アルカリ電池4本必要)付き
●リアルサウンド付き
銃の名前は『ERAZER・MP5』。 値段が2980円のものにしては、なかなか良さそうな感じなのだが、 よく見てみると注意書きとして
※ナムコのガンシューティングゲームには使えません
※この商品はライセンス商品ではありません
とも。どうやら、かなり怪しいシロモノのようだ。

「こんなのを購入して、マトモに動かなかったら、どうすると言うのだ?」
しかし、「妙なものに惹かれてしまう」という、 持って生まれた『性(サガ)』を押さえる事は出来ず、 気が付くと、 「クリスマス・プレゼント」を抱える少年 のような気分で (しかし紙袋の中身は銃) 、家路を急ぐ、俺がいた。

『せっかくだから、俺はこの銃を選んだぜぇ!!』

ちなみに、この銃の「オートリロード」や「連射」といった機能が、 「デスクリムゾン」だと全く無意味(速すぎて画面がフラッシュするだけ)なのと、 なぜか電池を入れても振動機能が作動しなかった(PSのみ振動?)事を付け加えておく。 次の日、店に連絡して「交換できる」ようにしてもらったのだが、 連射や振動機能はどうでもよかったのと、このデザインが捨てがたかった(笑)為、 結局、俺には交換することはできなかった(トリガーの感触も割と良さげ)。

TO BE CONTINUED
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