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【2002年10月】


[10/31]ジョジョと乙一と「読むジャンプ」  [10/21]あにぃ  [10/16]リンク表記の「裏技」  [10/10]「SWORD BREAKER(ソードブレイカー)」を語る  [10/04]幼稚園児の作文 

2002/10/31
ジョジョと乙一と「読むジャンプ」

読むジャンプ 少年ジャンプ増刊誌 「読むジャンプ」に掲載の、乙一氏によるジョジョ4部のノベライズ「テュルプ博士の解剖学講義」は、 ディ・モールト(非常に)良かったッ!!

舞台は2000年、吉良吉影の事件から1年が過ぎた、 M県S市のベッドタウン「杜王町」。 この町に偶然引っ越してきた、 まるで何者かから逃れるように住む場所を転々としている 若い母親と、9歳になる息子「薫」。 薫には母親にも誰にも話していない、自分の体の「内側」に入り込んだ謎があった。 そしてこの杜王町で薫は、特徴的な髪型と不思議な能力を持つ高校生、 東方仗助と出会う―――

杜王町は言わずもがな、「ジョジョの奇妙な冒険・第4部(コミックス29〜47巻)」の 舞台であった町だが、 この小説での原作からの登場人物は、東方仗助ただ1人。 そして、『あくまでも彼は話の周辺に位置しており、 東方仗助は動かない。』(小説より引用)。 主人公はあくまで薫という少年であり、 原作の外伝というよりも、共通する都市を舞台にした、 完全オリジナルのストーリーとなっている。

だが、乙一氏は「ただ設定を借りただけ」というのでは勿論なく、 ちゃんと小説の中で杜王町を表現している。

例えば、 杜王町に引っ越してきて母子が住むことに決めた、とあるマンション。 部屋番号は『306』。 小綺麗なマンションにしては妙に安く借りられたその一室は、 どうやらワケアリらしく、前にそこに住んでいた若い女性が、 恋人と共に行方不明になっているらしかった… と、これだけでジョジョを読んでいたなら、 「あの部屋か!」とコミックス44巻を引っぱり出し、 そしてニヤリとするだろう。

カメユーデパートやオーソン、不細工な鼻の男をリーダーに持つ不良4人組、 一時期連載を休止していた漫画、 そんな原作ファンをニヤリとさせる小ネタに加え、 乙一氏の独特の感性で描写された 町並や風景は、どこまでもイメージ通りの杜王町。 それに物語に漂う怪しげな空気が 非常にジョジョらしく、ホラーを得意とする乙一氏の作風が元々ジョジョに適しているのか、 大袈裟でなく「ドドドドド」や「ゴゴゴゴゴ」といった擬音まで感じられた。 スタンドの描写(どう見えるか、触れるとどうなのか)も写実的で、ある意味では原作よりも分かりやすくなっている。

小説の後にある、荒木氏と乙一氏との対談では、 『「僕にジョジョのノベライズをさせて下さい。大好きなんです!」 その一言が、漫画界の巨星・荒木飛呂彦先生と 小説界の若き俊英・乙一先生を出逢わせた…』 という大袈裟な煽り文句が付いてるが、これが本当の事かは置いといても、 乙一氏がジョジョをちゃんと理解された上で、 この小説を書かれているのは確か。 「Quick Japan」の 特集記事でも、 「乙一を作った100の事柄」の13番目に『ジョジョの奇妙な冒険』が挙げられているらしい。

ただ、荒木氏は乙一氏の過去の作品をどうも読まれいない様子で、 今回の小説の挿し絵でも、 文句無く格好いいとはいえ、 「半袖の白い服」とあるのに思いっきり長袖のゴツい服だったり、 西洋風の町並に見とれる薫少年が、ちっとも日本人らしくない風貌だったりと、 ややチグハグ感があるのはご愛敬か(5部小説の挿し絵もそうだったし、 らしいと言えばらしいが)。

そんな訳で、非常に良いデキの小説だが、 そのラストには正直、驚愕!!

小 説 の 続 き は
来 年 2 月 発 売 予 定 の 単 行 本 で ! !

あァァァんまりだアァアァ!!

あれだけ物語を盛り上げておきながら、いいところで「続きは単行本で!」とは…。 集英社めナメやがってッ クソッ!クソッ!  でも読後は釈然としない気持ちになった5部の小説と違って、 今回の乙一氏による4部小説は、この序盤だけでも十分過ぎるほどに 面白く、そして猛烈に続きが気になってしょうがないのだから、 これはもう、その「2月に出る単行本」を、購入しねえわけにはいかねえだろう…!


とりあえず俺は未完のジョジョ小説でもかなり楽しめたが、 もし事前に未完であると知っていたのなら、 850円出してまでこの「読むジャンプ」を購入していたかと言うと、 正直、ちょっと辛いところ。 対談記事での荒木氏の発言も、先日出た文庫版ジョジョ17巻の あとがきと重複した話題が多いので、対談記事だけでも立ち読みして、 小説は来年2月発売の単行本で纏めて読むのが賢明かもしれない。

と言うのもこの本、 「ジャンプ」という部分を強調するように、 表紙では「NARUTO」、「ジョジョの奇妙な冒険」、「テニスの王子様」 と3つのジャンプ漫画の名前が赤字で踊っているが、 実は「ジョジョ」だけではなく「NARUTO」の小説も 「続きは12月16日発売のj−BOOKSで!!」で終わる未完作品、 「テニスの王子様」はキャラクター仮想座談会というファン向けの企画ネタ、 そして残る大半が「ジャンプ」とは無関係の内容となっている。

とはいえ、それは少年ジャンプに j−BOOKSスーパーダッシュ文庫を加えた3誌による 共同編集なのだからしょうがないし、 別にジャンプだろうと何だろうと、 面白ければ何でも良い訳だが、 そう思ってペラペラとページをめくっていくも、 何だかヤケにギャルゲー的というか、いわゆる「萌え」系のもの が目に付く(スーパーダッシュ文庫の キャッチは「ドキドキの萌え系から本格アクションまで」)。

そして…

磔

ド ミ ネ ・ ク オ ・ ヴ ァ デ ィ ス
「どこへ行かれるのですか?」
おまえは「磔刑」だ――――ッ!!

面白い面白くないとかじゃあなく、ジョジョ目当てだった俺には あまりにも毛色が違いすぎて、 読もうという気が全く起こらないのが困りもの。 例えるなら「楽しみがデザートのメロンくらいしかない仕出し弁当」といった所か。 なので、ジョジョだけを目当てに購入しても、 読みたいものが全然見つからない可能性大(っていうか、目当ての小説以外まで読んだ人はいるのか?)。

集英社よ。頼むから、次に出すならターゲットを明確にした本にしてくれぇ…。


#っていうか本当にこのジョジョ小説と、 あとは小説家や選考委員の対談記事ぐらいしか、まだ読んでなかったり。 でも、ジャンプ小説大賞入選作の「そして龍太はニャーと鳴く」は、 面白そうな雰囲気があるので、 また今度読んでみる予定(猫だし)。

2002/10/21
あにぃ

あにぃ


全国をくまなく探せば、 「お兄ちゃん」「お兄ちゃま」「お兄様」「おにいたま」「兄上様」「にいさま」「アニキ」「兄くん」「兄君さま」「兄チャマ」「兄や」という名の店も、存在するのかもしれない。

追加情報(11月3日)
■寿司居酒屋 に い や (「武蔵成山城」ひとりごち 2002/11/2)
ウチの掲示板にあったタレコミによると、 「お兄ちゃん」と言う居酒屋も存在するとの事なので、 これで残り9つに。果たしてこれ以上の発見はあるのかー!?

2002/10/16
リンク表記の「裏技」

「カトゆー家断絶」さんの 「戯れ言」を読んでいたら、
>TARGETの指定も結構悩んだなぁ。他のサイトさんが皆_blank使ってたのでじゃあウチも、 とか考えてたけど、それだとですね、TOPのサイズが重くなるんじゃないかと思って。 _blank→newにしました。3文字しか削ってないから3バイトか。小さな事からコツコツと。
とあり、更に他のニュース系サイトを覗いてみると、 殆どがネタへのリンクは_blank指定だったので、 「もうちょっとだけ良い方法」をせっかくだから紹介。


■<BASE>タグを使おう!
ニュース系サイトでのネタリンクや、オススメサイトへのリンク集のように、 自分のサイトから「外」へのリンクを張る場合、

★<A href="http://aaaaaa" target="_blank">ネタA</A><BR>
★<A href="http://bbbbbb" target="_blank">ネタB</A><BR>
★<A href="http://cccccc" target="_blank">ネタC</A><BR>

こんな風に、target="_blank"の指定によって、 リンク先を新しいブラウザで開くようにしている所が殆どだと思われるが、 あまりにリンクの数が多い場合、 リンク1つ1つにblank指定をするよりも、 そのページのヘッダで、

<HTML>
<HEAD>
<TITLE>サイト名</TITLE>
<BASE target="_blank">
</HEAD>
<BODY>


と、たった1行書いておけば、後は

★<A href="http://aaaaaa">ネタA</A><BR>
★<A href="http://bbbbbb">ネタB</A><BR>
★<A href="http://cccccc">ネタC</A><BR>

と書くだけで、そのページ内のリンクは全て、target="_blank"を書いた場合と同じく、新しいブラウザで開くようになる

しかも、 <A>タグでのターゲット指定と併記すると、<A>タグの記述の方が優先されるので、

☆<A href="nikki.html" target="_self">マイ日記</A><BR>
☆<A href="bbs.cgi" target="_self">BBS</A><BR>

−本日のネタ−<BR>
★<A href="http://aaaaaa">ネタA</A><BR>
★<A href="http://bbbbbb">ネタB</A><BR>
★<A href="http://cccccc">ネタC</A><BR>

と、自サイト内のリンクにだけ target="_self" とターゲット指定すれば、万事OK。

ネタ列挙が多いニュース系サイトなら、ちょっとしたファイルのスリム化に役立つかと。 BASEタグについての詳細は 各種HTML解説サイトを参照。 ちなみにこの方法は、以前、セガマニア@大阪さんのソースを覗き見して知った方法だったり。


それと、スタイルシートについては以前も紹介した 「NN4.xの@importのバグを利用して、CSSプロパティを読み込ませないようにする」がオススメ。 これでNN4での表示崩れを気にすることなくスタイルシートを使えるし、 cssファイルを外に出しておけば訂正もラク、サイトの模様替えも簡単(例えば通常の「default.css」と、ちゆデー専用の「tiyu-day.css」とかw)。 そしてこの方法は、以前、sawadaspecial.comさんのソースを覗き見していて知った方法デス。


…覗き見てばっかりでスミマセン(^^;)。

2002/10/10
「SWORD BREAKER(ソードブレイカー)」を語る

ちょうど1年前、ジャンプで「無頼男(ブレーメン)」という漫画が打ち切られた。 作者は「BOY」を長期連載していた梅澤春人

「ブレーメン」については ちゆ12歳さんの ちゆニュース9月18日 に詳しく書かれているが、 子供の暴力事件が起こる度に過激な漫画やゲームがやり玉に挙げられる昨今、 「そんなもの…クソ喰らえだ! そんなものは見えやしね―――――!!」 という作中のセリフが、まるで作者のシャウトでもあるかのように、 少年誌の限界を超えた過激さで彩られ、 最終話で「スタッフ」を ”STUFF”(素材・がらくた・駄作)と 表現するなど(単行本では直されていたが)、 とにかく破天荒、ロケットで突き抜けたキ○とは格が違う、 正真正銘「ロック」な漫画だった。

その中で終盤に登場した、最狂のライバルバンド「サイクロプス」の歌が、 このほど熱烈なファンの手によって1つの曲として完成し、そしてネットで公開された!!

「デストロイのうた」
http://www10.ocn.ne.jp/~yamachi/omote.htm
作詞:PSYCLOPS/281さん 作曲:281さん

殴(や)れ! 刺(や)れ!
犯(や)れ! 殺(や)れ!
壊(や)っちまえ――――!!!

愛? 平和? 正義? 自由?

そんなもの…クソ喰らえだ!
そんなものは見えやしね―――――!!

「PSYCLOPS」の目にうつるものはただ一つ!!

破壊―――(デストロ―――イ)!!!

ガッデム…ガッデム…ガッデム…

燃えろ燃えろ〜!殺せ殺せ殺せ〜!(Yeah!)
燃えろ燃えろ〜!殺せ殺せ殺せ〜!(Yeah!)
燃えろ燃えろ〜!殺せ殺せ殺せ〜!(Yeah!)
燃えろ燃えろ〜!殺せ殺せ殺せ〜!(Yeah!)

あまりに笑いすぎてしばらく呼吸困難に陥ってしまったが、 聴いてるうちにマジにハマッてしまい、 ふと気が付くと 素で「破壊―――(デストロ―――イ)!!!」とダミ声で口ずさんでいる俺自身に、正直驚愕。

ところで歌詞の後半、「ガッデム」や「燃えろ燃えろ〜」だが、 これは「ブレーメン」からではなく、 梅澤氏が現在ジャンプで連載中の漫画 「SWORD BREAKER(ソードブレイカー)」から取られたものだ。 そしてこの歌が公開された場所も、2ちゃんねるの「SWORD BREAKER」スレッドなのである。

この事は漫画とスレを読んでいる者なら必然と思える事なのだが、 恐らくスレどころか「SWORD BREAKER」自体知らない・読んでいない方が 多数を占めると思われるので、 少々長くなるが、これからこの漫画について語って行こうと思う。 先の「デストロイのうた」を聴きながら読んでいただけると幸いである。

SWORD BREAKERが何たるか、

ピピッ




「SWORD BREAKER(ソードブレイカー)」の連載が始まったのは、 今年7月のジャンプ35号。 しかし色々な意味で読者を沸かせた、あの「ブレーメン」以来の連載にも関わらず、 連載当初の盛り上がりはあまりに静かだった。 と言うのも、梅澤氏定番のジャンキー共との喧嘩に明け暮れるというものではなく、 ジャンキーもレディースもロックもスタンガンも存在しない 「剣と魔物とファンタジー世界」だったのだ。

ファンタジー世界を舞台としたものとしては「ベルセルク」があまりに有名だ。 その緻密な世界観と強烈なバイオレンスは、他に追随を許さない。 それで「SWORD BREAKER」の世界観はと言えば…

舞台は地球とは別次元にある世界。 「最強の剣」を振るう邪悪な魔法使いアバルと「無敵の盾」を持つ勇者ルルドの闘いは、 かろうじて勇者の勝利となるが、アバルの放った呪いによって勇者は異次元に飛ばされてしまう。 それから1000年。世界はアバルを邪神と称え その復活をもくろむ殺人集団「アバルの信徒」の恐怖に怯えていた。 そこに1000年の時を越えて、勇者が帰還する。邪神アバルの復活を阻止し、再び世界に平和をもたらす為に。

勇者に邪神…  恥ずかしいくらいにド直球、これではまるでドラクエの世界。 そして勇者は呪いで子供にされ、 「無敵の盾」も6つのダイヤが紛失して100%パワーが出せない有様。 「なかまをふやし、うしなわれたダイヤをすべてあつめ、 そしてじゃしんアバルをたおすのだ!」…ますますRPG

第1話こそ、こちらの世界(勇者が飛ばされたのが何故か現代の日本だった)が舞台で、 「殺人上等(コロシジョートー)!俺たちゃ無敵の未成年様だぜ!」と 梅澤節が炸裂したものの、異世界に戻ってからの、 いかにもな剣士や ショボい異世界の町並みを見た時、 「もうデストローイ級のインパクトは望めそうにない」と、 以前のファンはガックリ肩を落とした事であろう。

だが…しかしッ!! 「このお方」の登場で、それは大きく変わった!!!


グリード様

目が6つ
「グリード様」


まるで小学生が「ぼくのかんがえたまじんです」と 書いたラクガキを起こしたような ベタ過ぎなデザインはハッキリ言うとダサい、だがそのダサさが、 どことなく子供の頃見た特撮ヒーローに登場した敵役の ような、懐かさとカッコよさを強烈に訴えかける。 事実、このグリード様が初登場した頃の2chソドブレスレでは、

・なんか仮面ノリダーに出てきそうなデザインだったな
・グリード様はリアル消防時代に買ったパチモンのウルトラ怪獣人形を思い出す
・グリード見てデビルマン思い出した
平成の世でグリード様のようなデザインが見れるとは
・子供向けファンタジーって言われてたけどどう考えても大人向けB級特撮だな

そしてグリード様は「悪魔核(デビルコア)」、ジョジョで言う「肉の芽」をブ男に埋め込んで インスタントに魔人を生み出し、 魔人なら何を殺(や)ったって全然オッケーさ!とでも言わんばかりに、 「スパン(首をはねる)」「ズン(突き刺す)」「グシャ(踏みつぶす)」 など、作者が何かふっ切ったようなルール無用の残虐ファイト。

そして案の定この魔人がやられると、遂にグリード様自らが参戦。 何と「幻魔剣(ブレゾード)!」の一声でグリード様の身体が「剣」に変形! まさかトランスフォームするとは! そして「雷覇斬(ジグザン) !」「雷覇撃(ジグレード)!」と強すぎな技を勇者にブチかます!!!  このカッコ良すぎなギミックに こちらのボルテージもMAXに到達するが、 勇者が放った気の抜けたカメハメ波みたいな技を食らって、 グリード様が空の彼方に吹っ飛ばされたのには、もはや笑うしかなかった。

しかしグリード様は死んではいなかった!  飛ばされて星になったのは、負けたのではなく戦略的撤退だったのだ!(勝手な憶測)  グリード様はアバル信徒の本拠地に帰って、勇者の報告をするのだったが、 その本拠地というのが…


ガッデム
「魔城ガッデム」


ガッデム… ガッデム… ガッデム…
グリード様は「もう1度チャンスを!!」と自ら志願されるが、 「大予言者(マスター)ズール」と呼ばれるアバル信徒の指導者(?)は 他にやってもらうべき事があるとそれを制し、 別の刺客を差し向ける事になる。 どれもこれもお約束のオンパレード、 だがアバル信徒サイドは グリード様や魔城ガッデム、大予言者(マスター)ズール、 どれもダサカッコ良すぎるので、全然気にならない。むしろもっと見たい

そして勇者を倒す為の「第2の刺客」が選ばれる。 「ノルマ以上に人を殺しすぎた」そいつは…


燃えろ燃えろ

グルトニー様
「グルトニー様」


いきなり燃えろ燃えろ―――!! 殺せ殺せ殺せ――!!
グルトニー様の目の前で景気良く燃やされているこの土地は、「聖地ミネルバ」聖地、いきなり焼失!! 更にこの後、グルトニー様の右腕から発する「スカル・ドラゴーラ」の一撃で、奥にそびえ立つ城は木っ端微塵に。聖地って何さ?

「このグルトニー様を」と自らを様付けで呼んでみたり、 頭蓋骨で塔を飾り付ける(饅頭みたいな床も頭蓋骨)のに没頭するあまり、 予言で決められ絶対であるハズのノルマを軽くシカト、 更に「殺しすぎだ」と注意を受けた直後に 「オレが留守の間も人間はバンバン殺し続けろよ!」と平気で言ってのける、 傍若無人を地で行くグルトニー様。 グリード様のような「変形」はこのフォルムからすると微妙だが、 もしかすると「バイク」に!?(それはない) 

ちなみにさっきは書かなかったが、 グリード様やこのグルトニー様は「7剣邪」と呼ばれる存在であり、 つまりこんな魅力的な、いやロックな面々が、まだあと5人も控えていることに。タマんないぜ!!



………

ピッ

これだけ書けばもう十分伝わっただろう。 SWORD BREAKERは梅澤氏の新たなるロック!  言わば”ロック・ファンタジー”!  そしてSWORD BREAKERのロックが、それに惹かれた信徒のロックが、 冒頭で紹介した「デストロイのうた」を復元させたのだ!!  この文章を読んで少しでも興味を惹かれたなら、
さあ、とっとと読め! (打ち切られる前に)

グリード様達のことばかり書いてしまったので、これから読む方の為に、 これまでの大まかなストーリーを書いて、最後とする。

<これまでのおはなし>
グリード様を辛くも退けたチビッ子勇者ミコト(本名「ルルド・ジュリアート・アルキサンドル・マキシマーム・ジーク・ダイヤモンド」←作者も既に忘れてるだろうな)は、 ヤムチャ候補剣士トラ(形見のお守りが例のダイヤ)に、女剣士サーナ(部族の宝が例のダイヤ)と、 「仲間」と「ダイヤ」を次々ゲット。ご都合主義これぞ運命パワー!  そんな一行は街で幼い少女とエンカウント、 弟が病で死にそうなので万病に効くというケッシーナ(ケシ?)というヤク草を 取ってきてくれと頼まれる。 お約束で草は非常に危険な場所に生えている。にも関わらず、 ギャラはこの少女が焼いたパン。 でも一行あっさり承諾(ちなみにパンは成功報酬に)。 そして割と簡単に草をゲットしたかに思われたが、そこに第2の剣邪グルトニー様が…!!




<「SWORD BREAKER」関連リンクス>
  • ダメ画像置き場
    サイト名からは想像も付かないくらい素薔薇しすぎるCGがロック! グリード様のお姿をじっくりと拝め! デストローイ!

  • SWORDBREAKER BREAKER
    アバル信徒の英知が詰まった「ソドブレ大辞典」がロック! 分からない用語はここで確認しろ! デストローイ!

  • デストロイのうた
    サイクロプスのギグを完全再現、正真正銘のロック! この曲以外も構想中らしい! デストローイ!

  • 少年漫画@2ch掲示板
    ここで絶える事無いソドブレスレ自体がロック! ツッコミどころ満載のこの漫画を楽しむなら外せやしねー! デストローイ!(でもネタバレには注意)

  • 「SWORD BREKER」公式サイト
    工事中で放置されっぱなしなのがロック…じゃあなくガッデム!!  しかもジャンプ公式のトップページから クリックしても飛べやしね―――――!!(涙)


#ってな訳で、2chのスレと「デストロイのうた」に感化され、 勢いでドララーッと書いてみましたが、いかがでせうか。 ツッコミどころ満載な上、最近は素で面白くなっていたり。 デストローイ(打ち切り)されず、 7剣邪全員が出るまで続くことを祈る(^^;)。

2002/10/04
幼稚園児の作文

欲しいと言わなくても勝手に配ってくる「地域情報紙」があって、 届けられるのが毎月ちょっとだけ楽しみだったりする。

地域の情報だけなので、当然ペラペラ。 今月号は、何処かでススキが穂を出したという 癒し系(?)の写真がトップを飾り、 ゴミの分別だの子育てがどうとかといった主婦向けのコラムや投稿、 何処にあるのか知らない施設のイベント情報、 余白の広告には、季節がら写真屋が多かったが、見本として掲げられた七五三の写真は、もう何年も使い回してるんじゃないか、という気がした。

では何が楽しみかと言うと、幼稚園児達によって書かれた「作文」のコーナー。

毎回、何かテーマを決めて、何処かの園児達に 作文を書かせているようだが、 覚えたてと思われる平仮名のみで構成された作文は、 文脈なんて当然破綻しているし、書いてる事も「○○して楽しかった」ばかりの、 ガキっぽさ全開の内容だが、 クレヨンで描かれたラクガキのように、 拙くとも正直な思いをひたすら書き殴ったそれは、 ただ読んでいるだけで、何となく心和むのである。

そして今回のテーマは「敬老の日」。


わたしは、おばあちゃんのことすきです。

でも、おばあちゃんびょうきでかわいそうだよ。

おばあちゃんはなんでもしってるんだよ。

おばあちゃんのびょうきはやくよくなるといいね。

でも、おばあちゃんのかみのけがぜんぶしろくなったら、

おばあちゃんしんでしまうの。


まつ○○みさき


和みませんでした。

っていうか、9つあった作文のうち4つまでもが 「玩具や小遣いをもらって嬉しかった」ってのは、どうよ。 …いや、俺も多分そんなガキんちょだったけど(w。



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