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[11/23]「ゼルダ」だけじゃない! 「オマケ」として収録・添付されたゲーム
[11/14]「Games Japan Festa in OSAKA 2002」
[11/12]「高橋名人のトークショウ」イベントレポート
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15日、ゲームキューブの大作「ゼルダの伝説 風のタクト」を予約すると、 N64版「ゼルダの伝説 時のオカリナ」と「裏ゼルダ」を収録したディスクが貰えるという一大キャンペーンが告知された。あまりに豪華な特典DISCの内容と、「数量に限りがある」という一文から、ゲームファンの間で大反響と混乱を呼んでいたが、 22日の任天堂からの正式告知で、「数量の限定は致しません」となり、キャンペーン参加店で予約すれば、(受け渡し時期に差はあれど)必ず貰えるように変更された。 これまで「○○コレクション」や「○○1&2」といった 複数のタイトルが1セットにされたものは多数発売されているが、 今回のゼルダのような、あくまで「オマケ」として別タイトルが 収録・添付されたゲームソフトは、果たしてどれだけあっただろうか。 そこで、あくまで「オマケ」扱いで収録されているものだけに絞り、 俺のアバウトな記憶&Googleパワーを頼りに、リストアップしてみる事にした。
■1985〜1995 ハードスペックの低さやロムカートリッジの容量制限で、 アーケードからの移植もままならなかった時代。 日々生み出される新しいゲームが圧倒的に魅力的で、 過去を懐かしむにもまだ日が浅かった為、 わざわざ古いタイトルがオマケ収録される事なども極めて希だった。
■1996〜2000 メディアがCD-ROM主体になり、ハードスペックも飛躍的に向上。 アーケードからは、ただの移植だけでなく、 コナミの「DELUXE PACK」のようなカップリング移植や、 「ナムコミュージアム」「カプコンジェネレーション」のように 往年の名作を一纏めにしたものが発売される。 更に一世代前の家庭用ハードからも、「ファンタシースターコレクション」や「ナムコアンソロジー」などが発売。 他社もそれに追随し、名作・駄作ひっくるめて移植ラッシュが続いた。 しかし、それらは十分「商品」として成り得た為、 わざわざ「オマケ」として扱われる事は、あまりなかった。
■2001〜 アーケード最新作の移植は「完全移植+オリジナル要素満載」が当たり前。 「懐かしの名作」は既に移植され尽くされたが、 今度は廉価ソフトとして1作毎に分けて発売されたり、 「メモリアル★シリーズ」のように、ファミコンからの移植を廉価販売するケースも出てきた。 中にはパックマンの PS「ナムコミュージアム VOL.1」(1995)、PS「パックマンワールド」(1999)、PS2「パックマンワールド2」(2002)、GBA「パックマンコレクション」(2002)など、 名作故に延命措置のように移植が続くものも。 そんな中、任天堂とセガが、自社の名作を「ゲーム内のミニゲーム」として大量投入。
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これまで行われてきたゲームのオマケ収録は、 一昔以上前の古いゲームを「懐かしむ」「ルーツを知って貰う」為に 収録されていたのに対し、 ここ最近の、 Xbox「パンツァードラグーン オルタ」、 Xbox「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド3」、 GC「ゼルダの伝説 風のタクト」の3つは、 まだ懐かしむほどの年数は経っていないにも関わらず、 前作が丸ごと収録(しかも「ゼルダ」は未発売の「裏ゼルダ」付き)。 これらを「オマケ」と呼んでいいものか?と書いていて抵抗を感じるが、 もしも単体で低価格ソフトとして発売されたとしても、 「新作が出るのに何で今更?」 「1度遊んだゲームを買い直せと?」 と、それほど魅力を感じなかっただろうし、 やはり「オマケ」として収録されているからこそ、 大きな反響を呼び、魅力も感じているんだと思う。 ただ、これ以上ないオマケで嬉しい反面、 最近のソフト売上数の低迷で、「人気シリーズの最新作」でも 前作よりヒットしない事が珍しくない中、 もしもこの流れが定着したら、まるでフィギュアやトレーディングカードでも付けるように、 名作達が扱われやしないだろうか、なんてチョット不安も覚えてしまう、今日この頃。 思いつく限り列挙してはいますが、まだまだ抜けてるゲームがあると思われますので、 「このゲームを忘れてもらっちゃあ困るぜッ!」 という情報があれば、 掲示板か投稿フォーム にて、タレコミプリーズ! ・追記(11/23):DC「ファーストKiss☆物語II」(情報提供:名無しさん) ・追記(11/26):PS「ジャンピングフラッシュ!2」(情報提供:ピカわ さん) ・追記(12/05):N64「ドンキーコング64」(情報提供:風来のシュン さん) |
■会場は割と地味 まず会場だが、GameWatchの写真を見ての通り、 小さな体育館くらいの広さの会場には試遊台がズラリと列んでいるだけで、 華やかなPOPやバルーンが浮いてる事もなく、 6月にあった「CAPCOM GAME FAIR 2002」の方が、よほど派手だった。 ちなみに写真奥に見えるのが、トークショウなどが行われたイベントブース。 ■新作ソフトを試すには、ちょうどいい混み具合。 会場にいた客層は、いかにもなゲームファンだけでなく、女性や親子連れも。 ただしコスプレイヤーは1人も見かけず。 俺の行ったのは10日の午後だったが、 試遊台に列んでいた人は多くて2、3人程度。空いてる台もチラホラ。 「アンリミテット・サガ」や「スターオーシャン3」でも行列という程ではなかったので、 新作ソフトを試すには、ちょうどいい混み具合だった。 ■このイベントならではの出展タイトル 出展タイトルは東京ゲームショウとかなり被っていたが、バージョンの上がったものが出展されていたらしい…が、「アンリミテッド・サガ」は最後に”ver.TOKYO GAME SHOW 2002”、「スターオーシャン3」も冒頭で”東京ゲームショウエニックスブースへようこそ!”。 初出展では、ゲームショウに不参加だった任天堂から「ポケモン」や「ゼルダ」(出展社は何故か アジオカ/西野商店/ヤマグチ)や、サン電子からはPS2版「TOMAK」も(なんかヤバかったッスw)。 レトロゲームコーナーは、長机にTVがドンと置かれていて、ファミコン、メガドラ、PCエンジンをプレイ可能。メガドラソフトには「ミッキーマウス」や「スプラッターハウス2」の名前もあってニヤリ。 ■パンフばっかり… 入場料1000円という事で、グッズや体験版の配布を期待して行ったのだが、 入場の際に貰ったのはパンフ一式と、「ガチンコプロ野球選手データブック」(←ゲームでなく現実の野球選手データ本)。 ちなみにセガのパンフは「TOKYO GAMESHOW 2002 SEGA OFFICIAL BOOK」(w。 会場内でも配っているのはパンフばかりだったが、 一応セガブースでは遊んだタイトルに応じてステッカー等が配布されていた(これも東京ゲームショウの余り物と思われる)。 昨年のエセゲームショウ「GAME SHOW in 大阪日本橋 by Joshin」では、「クレタクチョロQ」を始め、細々と貰えたのになぁ。 ■マイクロソフトのイベント 10日のイベントブースでは、高橋名人トークショウの他に、 マイクロソフトによる「ブリンクス・ザ・タイムスイーパー」のイベントも行われた。 マスコミの取材は主に9日に行われたので、全然記事になってないのが嗚呼、無情。 2回行われた内の1回目を見てきたので、せっかくだから紹介。
どんな物が売られていたかは GameSpotの記事を参照。ちょうど名人のイベントが終わった直後に「100円均一!」という破格のタイムセールの開始が呼びかけられ、 売場は押すな押すなの大賑わい!…っていうか、テメーらマジに押すんじゃあねーッ!と、 ワゴンがグイグイ押されて動き出すような異常な騒ぎに。 その後、行列で仕切り直され、何とかマトモに買える状況にはなったが、 いざ商品を見てみると、まぁ…その…サターンの「ラストブロンクス」「ソニックR」「新・忍伝」、スーファミの「ドンキーコング」とか、どれもワゴンセールの定番ソフトでガックシ。良い品は殆ど初日で売り尽くされたらしい…。でもイベントの帰りに再度覗いてみたら、PS2の「ビルバク」が200円だったので、それだけお土産にゲット。 ◆
大阪で行われた数少ないゲームイベントとしては、 出展タイトルも多く、混雑も程々だったので、新作を自由に試すことが出来た。 何より高橋名人のトークショウは最高に楽しかったし、 このイベントに来て良かったと思える内容だった。 だが、俺はゲームショップで配布されていた無料招待券を持っていたが、 もしも入場料1000円を払って来ていたのなら、この内容だけでは、 正直不満に思ったに違いない。 イベントが行われたり販売ブースもあったものの、 結局は試遊台を多数並べただけという印象が強い。 あの「GAME SHOW in 大阪日本橋 by Joshin」が、 ちょっと規模を大きくしたという印象。 新作タイトルも、もう少し発売が近付けば、ゲーム屋の店頭でデモ版が遊べるようになる訳だし、 率直に言って、1000円という金額に見合うネタは、ちょっと見あたらなかった。 それと気になるのは、今回のイベントがネットで殆ど話題になっていない事。 告知も事前に行われ、そこそこ知名度もあったハズなのに、 レポートのような事を書いてるサイトはウチだけのようで、寂しい限り(針さんは寝過ごしたらしいが^^;)。 2chで立っていたスレッドも、レスは70ちょっとで枯れてしまっている始末。 高橋名人はイベント中、「このような大阪のゲームイベントをまた行いたい」とおっしゃっていたので、もし次に行われるなら、入場料を下げるか、若しくは払った額以上に楽しめる、お祭り的なイベントをやって欲しい。 要するに、 東京人が羨ましがるようなイベントを希望ッ!! #ところで入場の際に貰った中にあった 「ガチンコプロ野球選手データブック」 だが、 イベントの帰り際に答えたアンケートで、ハズレで貰えた賞品も、 またこの「ガチンコプロ野球選手データブック」だったのには閉口。 せめて違うモノを…。 |
大阪で9日、10日の2日間行われたゲームイベント 「Games Japan Festa in OSAKA 2002」。 出展タイトルは膨大だが俺の興味を惹くタイトルは特にないし、入場料が1000円である事もあって、 当初は行く気ゼロ状態だったが、 近所のゲーム屋がGames-Japan加盟店でタダ券を配布していたのと、 イベントで1つ面白そうなのがあったので、せっかくだから行ってみる事にした。 その面白そうなイベントとは、
かつてのファミコンブームを体験した者にとって、高橋名人とその16連射は、 未だカリスマ的存在。 しかしコロコロは読んでいたが、キャラバンに参加して 実際に名人のお姿を拝見した事はなかった。 この機会を逃さない手はないッ!! そしてイベント当日。 会場の一角に設けられた、割とこぢんまりとしたイベントブースで、その時を待つ。 俺が参加したのは11月10日だったが、 1つ前に行われたマイクロソフトのイベントが少し押していた為、 2時40分の予定より5分ほど遅れて、イベント開始。 司会の女性が登場し、その後で呼ばれたのが… ![]() 昨年までは大阪の営業所にいたそうだが、 今は東京の営業所で、非ゲームも含む商品企画の仕事をされているとか (名人と名刺交換をされたという夢幻将和さんより頂いた情報によると、正式な肩書きは 「株式会社ハドソン 事業推進本部 営業部 新商品企画課 マネージャー」 だそうです)。 「今となってはただのオジサン」と謙遜されるが、 営業やイベントを長年されているだけあって、 その喋りはとにかく面白く、 司会の女性とも呼吸が合っていた。 そして名人が紙袋から取り出されたのは、懐かしのファミコンソフト! それらソフトを紹介しながらの、 二十歳未満(いやもう少し上か)は置いてけぼりのぶっちゃけトークに、イベントブースは大きく沸いた。
ちなみにトークの内容は、前日とはまた違う内容だったらしく、 GameSpotの9日の記事によると、この日は「スターソルジャー」をプレイされたり、例の逮捕デマ(!)の話もされたとか。 2日連続で来られた熱心な方もいたほど。 ![]() 「スターソルジャー」という傑作タイトルを用いて行われた大会の映像は、 そのまま血管が切れて倒れそうなくらい連打する少年、 画面に集中するあまり顔の筋肉がヤバイ事になってる少年、 「命」と書かれた黄色い鉢巻きのカミカゼ少年など、 ファミッ子よりも「ファミコン戦士」という呼び名が相応しい、 凶戦士達の宴。 今より太めな当時の高橋名人が映ったときには、イベントブースにどよめきも。 この映像を見ながら、1つの会場で出場者1000人に対して4000人が集まったとか、 エントリーに間に合わなかった母子に泣きつかれ、 しょうがなく参加許可したらアッサリ予選敗退してしまったといった苦労話も。 ![]() こうして名人によるイベントは、 ブースを取り囲む「大人になったファミッ子達」(明らかに年齢層が高かった^^;)からの 大拍手によって終了した。 約1時間、退屈する時の無い、あっという間の1時間だった。 高橋名人、貴方は今でもカッコイイッ!!! <ファミッ子リンクス>
#高橋名人のイベントレポートだけではアレなので、 この「Games Japan Festa in OSAKA 2002」がどんなだったかも書いてみたり。 11/14「Games Japan Festa in OSAKA 2002」 |