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2001/04/26
音で綴る歴史。デスサントラ「Death Crimson -History-」


Death Crimson -History-
http://www.ecole.co.jp/

デスクリムゾン・ヒストリー
型番:ECAP-0002
JAN CODE:45-12435-00005-1
CD一枚組、全28曲、63分53秒
Crimson Record


今、「デスクリムゾン・ヒストリー」、聴いてます。

エコールの「エコショップ(愛称)」で専売となっている、 このデスクリムゾン音楽CD。19日から受け付けが始まっているので、 早期に注文された方の多くが、既に手にされ聴いている事かと。

そこで、せっかくだから、俺はこの緑のDISCについて色々と書くぜぇ!


まずジャケットは上の通り。 ただこの迷彩模様が何なのかは不明。 迷彩といえばこちらのサイト、

迷彩図鑑
http://www2.tkcity.net/~jgsdf/


名前の通り「迷彩」を扱った壁紙サイト。 ここのスゴイ所は、「作成過程」というページを見てもらえば分かるが、 なんと迷彩服(または迷彩の画像)から作成されているという点。 これぞ本物の持つ質感ッ!?

しかし色々探してみたものの、それらしき迷彩は見つからず。 「韓国海兵隊」のが近いようだが ちょっと違う。う〜む、謎だ。


帯には 名称や型番と共に、デス2音楽CD 「デスクリムゾン2・ユリ ローゼンバーグ」に引き続き、
Crimson Recordの名がッ!

そして喜び勇んでケースを開けるとッ ジャケットの裏は真っ白…。
なんと、ジャケットは「片面刷りのペラ紙1枚」
曲目解説だの、制作秘話だのといったものは一切無し。もちろんPCで再生してもオマケなどは何も入っていない。
このシンプルさこそが、「エコールが作ったものだ」という証明なのかもしれないが、 やっぱり寂しい…。

かろうじて曲目だけはケースの裏側にあり、全28曲のリストは以下の通り。

Death Crimson OX
for Dreamcast

1.OXメインテーマ
2.アゼリア
3.ファーストボス
4.クリンゲル
5.ザッハウ
6.博物館
7.ポルベニール
8.かりん
9.バーミヤ
10.トレーサリィ
11.赤の扉
12.SMOザザ
13.消滅
14.OXタイトル
15.OXエンディング
Death Crimson
for Sega Saturn

16.メインテーマ
17.傭兵
18.デスマスク
19.サロニカ
20.リムブルク
21.コネラート
22.イズキット
23.アッシム
24.ムーラ
25.シャナファーラ
26.宇宙船
27.デスビスノス
28.エンディング

わーい、なんて分かりやすい曲名なんだー!(^^)  っていうか、曲名考えるのが面倒だった、とかじゃあないデスよね、社長?  「Power of Time」、「狂想曲」など、一応それっぽい曲名が付けられていた「デス2サントラ」と比べると、 どうしても手抜きっぽく感じる(^^;)。

1〜15が「デスクリムゾンOX」、16〜28が「デスクリムゾン1」という、2タイトルからの構成。 作曲者は、この4名。

K.Mizuki [1,2,4,8,10,12](デスOXオリジナル)
M.Ogata [6,7,9,13,14,15](デス2から流用)
K.Watanabe [2,11,16〜28](デス1オリジナル)
Y.Kisaragi [5](デスOXオリジナル)

デスOXで追加された曲は主に K.Mizuki 氏 が手がけられたものらしい。 音楽CDに収録する際のデータアレンジもこの方がされているようなので、ひょっとしてエコール関係者(STUFF)なのかー!?  あと、 Y.Kisaragi 氏(この方もSTUFF?)が、何故か「5:ザッハウ」1曲だけを作曲されているのも微妙に気になる…。


デスOX は デス2 が元になっているので、デス2の曲がかなり使用されている(
デス2はメガCDの「ソニックCD」も手がけられた尾形雅史氏)が、 それら全てがこのCDに収録されているかと言うと、実はそうでもなく、 例えば中間デモやグロブス戦での曲が、このCDには収録されていない。 ただ、「1:OXメインテーマ」や、「4:クリンゲル」といった曲が、 たしかアーケード版では無かったハズなので、 ひょっとしてドリキャスに移植する際に、いくつか曲が差し替えられている可能性も?

デスOXの曲は、デス2と違って元々がアーケード用だった為、 騒音の中でも聞き取りやすいよう、メロディラインがはっきりした曲が目立つ(ような気がする)。 こうして騒音も効果音も無い環境で聴いてみると、今さらながら平均以上にカッコイイ曲ばかり(音楽ってどう「良い」のか説明し辛いのが歯がゆい^^;)  中でも「1:OXメインテーマ」と「5:ザッハウ」がお気に入り。


そして、16〜28曲目が、デス1の曲。 「3:ファーストボス」は、デス1のステージ1のボス戦の曲で、 「11:赤の扉」も、デス1の有名な「せっかくだから俺はこの赤の扉を選ぶぜぇ!」の時の曲なので、
実質的にデス1の曲全てが収録され、さらにゲームでは出てこなかった(没曲?)「22:イズキット」も収録されている! これらを作曲されたのは プログレッシブロックの熱狂的なマニアの作曲家の渡辺さんである事が、99年夏の聖地巡礼オフ(Mat氏のレポート「神との対話」)で真鍋社長より語られている。他にどんな作曲をされているのか気になったので、Googleで検索てみたが、それらしい方は見つからなかった。

とにかくこのデス1の曲は、エコールの宣伝文句の通り、
「これが同じ曲かと驚くこと必至」な事に!  とにかく音色が圧倒的に綺麗になっている!…と言っても、 「ファミコン並」と言われたサターン版の音色が、そもそも おかし過ぎたので、 これでようやく「本来の音を取り戻した」とも言えるのかー!?

個人的には「24:ムーラ」が最もお気に入り(っていうかボス戦で使う曲かよコレ!)。 そして、なんだかトロピカルムード漂う「23:アッシム」や、 妙に明るい「26:宇宙船」のように、 オリジナルとノリが全然違ってしまってる曲もあり、これはこれで楽しい(元がこんな曲だったんだろうか?^^;)。


ジャケットなど、DISC自体はホントにシンプルだが、 デス1に思い入れのある方は「よくぞ出してくれたッ!」と感涙にむせび泣く事必至(大げさ)、それに 「デスOX」も、当然ながら「最新作」だけあって、気合い入りまくりの名曲揃い。

と言うワケで、デス1、デスOXに思い入れのある方、 そしてデス1の本来の曲を聴いてみたい方は、せっかくだから注文しようぜぇ!

そして、振り込んだら 即「通帳記入」し、
”マナベ ヨシユキ”の名を刻もうッ!

注意:
エコールの通信販売(愛称/エコショップ)は、残念ながら5月31日で終了してしまいました…。次の新作の時にでも再開されることを期待。

しかし、普通 振り込み先は個人じゃなくて会社名だと思うのだが(^^;)。Mat氏のツッコミ通り、マジで社長の内職なのかー!?



− 後日談 −

せっかくだからァ!? デス様サントラの梱包物に押されていた、あまりに怪しすぎるスタンプッ!!
先週から始まった、エコールHPでの通販。第1弾の「デスクリムゾン音楽CD」に続き、26日からは新作ソフト「デスクリムゾンOX」の特典付き販売の予約も行われている。

音楽CDの場合では、「振り込み確認後に普通郵便で郵送」という方法が取られており、梱包物の状況は、Mat氏のデスクリムゾン関連ニュース(2001年4月19日)に、写真付きで紹介されている通り、ごく普通のもの。

しかし、最近申し込まれた方からは、
ちょっと普通じゃない点があるらしい。

先に書いたように、この音楽CDの場合、エコールは普通郵便を使っているが、手間やコストを考えてか、郵便配達区内で使える「料金別納郵便」という方法がとられており、その為、郵便物には切手の代わりに、「料金別納郵便」と書かれたスタンプが押されている。そしてこのスタンプ、「料金別後納郵便の表示」によると、
スタンプの下部には独自の広告を入れる事も可能らしい…。

そう! ちょっと普通じゃない点とは、このスタンプの事ッ!

そしてこれがーッ、エコールが押している広告入りスタンプだァ―――ッ!!

せっかく
エコシ
だから
ョップ

上の写真は K.I.Mさんの元に届いた梱包物を、同氏が撮影されたもの。差出局名が入っていないのは、郵便物の外部に差出人の氏名、住所等を明りょうに記載した場合には、差出局名を省略できるからだろう。

この なんともシャレの利いたスタンプだが、
19日など早い時期に注文した方(俺含む)には、「尼崎北局」や「南武庫之荘局」といった、何の面白みもない郵便局のスタンプが押されていた。ひょっとして、エコショップスタンプが間に合わなかったのだろうか?(プレジデントが途中、思いつきで作った可能性も大?^^;)

くっそぉう! こうなったら、もう1枚注文するっきゃないのかー!? (いや、そこまでは しないっすよ…^^;)

追記:
『尼崎北局』スタンプ(ウチに届いたモノ)」& 「『南武庫之荘局』スタンプ(写真提供:ゆうぼー氏)」。 19・20日に振り込まれたものは「尼崎北局」(俺のもコレ)、 23日から「せっかくだからエコショップ」の 消印ができるまでは、近くの「南武庫之荘局」が押されているっぽいのかー!?



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