2001/08/18
■「M」の意味、それは… 『エコール勉強会2001 報告書』
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クリムゾナーの真夏の恒例イベント「聖地巡礼」が、今年も8月17日に決行された。
そして、昨年に続いて開かれた、エコールとクリムゾナーの語らい(?)「エコール勉強会」。
いろいろあったが、そのなかでメインとなったのが、
先日ようやく
「知感(ちかん)パズル」という、
卑わいな謎めいたジャンルだけがほのめかされた、
エコール謎のタイトル、
「プロジェクトM(仮)」。
見ました。
実際にプレイされた幸運なクリムゾナーも4人(俺はジャンケンに敗北したので、見るだけだった^^;)。
まだまだ開発中だし、いろいろ問題もあるが、これはいいかも。
もちろんパズルのルールなどは書けないし、
そもそもロケテ前の代物なので、何も書きようが無いのだが、
せっかくだから書ける範囲内で報告。
プロジェクトM(仮)
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”M”の意味、それは…
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ムサピィ!!!
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エコールの新作パズル・正式タイトル
「ムサピィの
チョコマーカー」
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と、言うわけで、
『エコール勉強会2001・報告書』
・「北米版デスクリムゾンOX」について
- 8月7日発売となった北米版「デスクリムゾンOX」は、低価格も手伝って かなり好調。既に数万本を売り上げ、最も売れたエコールゲームとなっている。
- 北米版デスOXは、メッセージが英語になったのと、輝度調節で若干の変更があった以外、国内版と全く同じ。タイトルも「Death
Crimson OX」。ゲーム本編のローカライズは、エコールもちゃんとチェックしている。
- ただ、取説を見ると、越前康介のコードネームが、「コンバット越前」から「コンバット
パンサー(Combat Panther)」に!? この変更について真鍋社長に質問すると、「えっ!!?」 ………どうやら初耳のようだ(ヲイヲイ^^;)。なんでも、取説のローカライズは、別の業者に委託したらしい。取説と本編で、名前が違うモノも、ひょっとしてあるかも!?
- 先日シカゴで行われていた、アーケード版デスOXの評判も上々だった。デスクリムゾンは、海外ではスンナリ受け入れられるようだ。
- 海外版はサミーからの発売となってるが、友好な協力関係であり、「エコールがサミーに買収される!」、なんてことは無い(w。
・エコールの新作「ムサピィのチョコマーカー」について
- これまで「プロジェクトM」と言われてきた、エコールの新作パズルゲーム。勿論、発売どころか、ロケテストすらされていない。とりあえずバラしても問題無さそうな事だけを書いておくと、
- 主人公は「ムサピィ」や、その他のムササビ達。「ムサリーナ」や「ムサッパ」などを確認。絵は、はっきり言ってダサい。
- ステージクリア型のアクションパズルで、2Dではなく3D。処理落ちするほどポリゴンを多用。動きは けっこう豪快。
- いわゆる落ちモノパズルではない。どちらかといえば、「Xi」のイメージが若干近い?(もちろん内容は全然違うが)。
- 見た目はかなりポップ路線。エコールの暗黒色は、この作品には出さない方針。
- 試行錯誤の結果、どこかで見たようで、どれにも似ていないルールに。「○○のパクリゲー」にはなっていない。ただし、取っつきが非常に悪い。デモだけでは理解されず、その後、ホワイトボードに書いて説明したほど。一度分かってしまえば、単純なルールだが…。
- ゲームの展開を有利にするような「アイテム」は、一切登場しない予定。シンプルがいい。
- 真鍋社長曰く、プレイしてる最中は、もっと他に面白いゲームがある
と考えてしまう。しかし、なかなか止められない。そんな中毒性の高さがウリ。
- 現時点では1人プレイ専用。ただし2人プレイへの要望が、かなり出ていたので、今後どうなるかはエコール次第。
- ネットとの連動は予定無し。
- ムサピィは死んでも「おーのー!」とは言わない(w。
- 名前の由来は「ムサピィが ちょこまかと動き回ってチョコレートを食べていく」ところから。真鍋社長はこの名前をいたく気に入ってる様子。しかし、チョコに見える物体は何も無かった。クリムゾナーからは、「これならデス魔宮でもいいじゃん」、「チョコ出てこなかったじゃねーかよ!と最後に突っ込む為の要素か?」との声が。
- 「知感パズル」の意味は、「体感ゲームが”体”で感じるゲームに対して、これは”知識”を感じるゲームだから」。文字ならともかく、声に出すと、その度に笑いが漏れる。
- ロケテストは9月下旬を予定。ただし場所については明かさない(色々あるらしい)。どこでやろうが、ネットでスグにバレそうだが(w。
- 9月の「アミューズメントマシンショー」には出展されない。理由は単純に、申請が間に合わなかったかららしい。
- 家庭用ハードへの移植についてだが、ドリキャスへの移植は少々難しいらしい。理由は、アーケード版で
既に処理落ちギリギリの状態で、ドリキャスでは
移植の際の付加要素(例えばパズルモードや2人プレイ等)を付け足す余地が無いため。ただしサクラ4までに出せるなら、ドリキャス版を出せるかも? 今のところ有力なのは、PS2への移植。話の中で、ゲームキューブの名もチラリ。
- 社外の方にプレイしてもらったところ、賛否両論真っ二つ。「これは面白い!」という意見もあれば、「何がなんだか分からない」という意見も。取っつきの悪さをどうにかするのが、最大の課題。
- 現時点では入っていなかったが、製品版では
ゲーム中で 声優によるボイスが入る予定。勿論、ちゃんとプロの声優を使うらしい(w。
- 真鍋社長曰く「不良債権の処理みたいだね」。序盤での立ち回りが
後半の有利不利に繋がる、みたいな。
・その他もろもろ
- 「ムサピィのチョコマーカー」発表に伴い、近々エコールHPは雰囲気をガラリと変える予定らしい(デスクリ色は3割程度に押さえるとか)。
- 「デスOX」で ガンシューの汚名はある程度返上できたので、次はこの「ムサピィ」で、パズルゲームでの汚名返上を狙ってる。ちなみにギャルゲーでのリベンジは予定無し(そういえば6月に
どっかから「ドリジェネ」に 絵が妙に似ているギャルゲーが出てるらしい?)。
- 海外でウケる作風は、”Easy Going”、つまり、何も考えずバンバン進めるようなゲーム。これがエコールの作風と合っているので、いっそのこと海外に拠点を移そうかな?、といった冗談も(デスOXのヒットで、かなり上機嫌の様子)
- デス2の「ダッハウ倉庫」が、デスOXで「ザッハウ倉庫」に変わったのは、某ナチスの収容所と同じ名前だったから。「エコールは、何も考えてないようで、いろいろ細かいことまで考えてる」。
- 5月に行われたデストレインだが、当時、東京駅が 予想以上に人が集まりそうで、場所選びはギリギリまで
かなり論議があったらしい。議論は夜中3時まで続き、当日はヘロヘロ状態だったとか。
- 「ぱっぱらぱおーん」は、開発機材購入から、わずか4ヶ月で完成させたらしい。
- 悪名高い、サターン版「デスクリムゾン」だが、信じられないことに、当時、エコールは「手応えを感じていた」らしい。真鍋社長曰く、「エコールの常識は、世間の非常識なところがある」。
- デスクリムゾンの新作は、諸々の事情により、しばらく作らない。「1年半くらい暗黒パワーを貯める」との事。その間は、また長い沈黙が続くかも。しかし、いずれは続編を出す予定らしい(例のシナリオの続きも用意されてる様子?)。
と言うわけで、記憶をほじくり返しながら、ありったけ列挙してみたのかー!?(若干の記憶違いはあるかも?^^;)
エコール勉強会は3時から5時の、約2時間に渡り行われたが、上に色々と書いたとおり、内容の濃い、あっという間の2時間だった。新作の「ムサピィ」については、期待以上のデキ。しかし、現時点では色々と問題アリ。特に、取っつきの悪さや、減り張りの薄さなど、アーケードゲームとしての問題が大きい印象。参加された方は、ロケテまで1ヶ月以上あるので、それまでに感想や要望をメールしようぜぇ!
この後、近くの居酒屋で飲み会が行われたが、ノートパソによる
アレなMADムービーの上映会、
「中華王 先行者」 をノリノリで歌う一同、冴え渡る Mat氏のソリッドなツッコミ、「先生!」「〜だと思われ」等
飛び交う2ちゃんねる用語(デスクリオフというより2chオフ状態?)、マジでハァハァ言ってる
椎名氏(Tシャツは「ECCC(エコココ)」)や奇声を挙げる きてはあ氏に絡まれる斑猫氏など、その後のカラオケも含めて、昨年をブッ飛び越えるハジケっぷり。
ちなみに乾杯の言葉は、
「ムサピィのォォ!」「痴漢パーイ!!」
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