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2001/06/28
■『おさんぽアドベンチャー2』でハァハァ

ボクは今日、「ソニックアドベンチャー2」の、 VM(ビジュアルメモリっていうゲームも遊べるメモリーカード)をつかったミニゲーム「おさんぽアドベンチャー2」で、なかよしのチャオと おさんぽしました。VMの電池をいれたのなんて、ソウルキャリバーのミニゲーム がさいごです。

おさんぽ、おさんぽ、たーのしーいなー。

(ピピピ!)

この音は! あ、「お手紙マーク」が付いてる! チャオがボクに なにか言ってきたんだ!

「シャトレーゼは アンポン チャオ?
 それとも テンサイ チャオ?」

ハァ? 何様だテメーは  ちょっと驚いたけど、ボクはべつにアンポンじゃないので、とりあえず「テンサイ」と答えたんだ。 すると、ホントにテンサイかどうかためす!って、チャオくんが 楽しいクイズを出してくれたんだよ。わーい!

クイズは、”ソニックとナックルズ、赤いのはどっち?”とか、すっごくカンタンで、ボクでもサクサク解いてけたんだ。 でも、5つめのクイズ(ちなみにそれは、”AM12:00は昼?夜?”って引っかけ問題だったんだけど)で、うっかり まちがえちゃったんだ。するとね…

「やっぱり アンポン だったチャオね! きっと IQ 32 くらい チャオ」

にぎりしめてたVMからミシミシッ!って聞こえた音は、きっと気のせい。


おさんぽの とちゅうで出会ったクマさん。いっしょにお話しよ!

クマさんは、カエルのおしろ王様になりたいんだって。でも、そのためには 『めずらしいカツラ』が ないとダメなんだって。

何言ってんだ? オカシーんじゃねーのか、コイツ ボクには よくわからないけど、でも、せっかくのお願いだし、ボクとチャオは、その「カツラ」を、クマさんのかわりに見つけてあげることにしたんだ。

大ぼうけんの まくあけだ!

と思ったんだけど、カツラは お山の鳥さんがもってて、しかも、「拾ったけど、いらないからあげる」って、タダでチャオにくれたんだ。手に入ったのはウレシイけど、なんだかガッカリしちゃったな…。


―――けど、そんな拍子抜けするような、刺激の無い日常にこそ、狂気というものは、ポッカリと空いた落とし穴のように、ボクのチャオを、飲み込もうと待ちかまえていたんだ…


「ぷるるるる」

なに? なんの音?

「ぷるるるる」

ビックリ! チャオに電話がかかってきたんだ! 
チャオって携帯電話もってたんだね、スゴーイ!

チャオ「(ピッ)モシモシ チャオ?」

だれからだろう?

電話の声「…………………………」

ひょっとして クマさんかな?

電話の声「…………………………ハア…ハア…ハア…

なにか変だ。

チャオ「モシモシ、どうしたチャオ? 息が荒いチャオね?」

電話の声「………キミ…い、今…どんなパンツ はいてるの?


変質者からだった―――

どうしてチャオにかけてきたのか、ボクには分からないけど、とにかく電話は男の声(「ボク」って言ってたから)で、パンツがどうとかシツコク聞いてきたんだ。
どんな神経してりゃこんなイベント思いつくんだ? なんだか分からないけど、ボク、コワいよ…。

でも、ハアハア言ってるこの クソヘンタイ野郎に、チャオは、怖がるそぶりも見せずに こう答えたんだ。

「パンツなんか、はいていないチャオ! ノーパン チャオ!」

ノーパンという答えは予想してなかったらしくて、電話のむこうで「えっ?」なんて聞き返してる。スゴイ。さらにチャオは…

「キミはどんなパンツはいてるチャオ?」

へ、ヘンタイ野郎に、逆にパンツのことを聞き返してるよ!!!!
さすがに困ったヘンタイ野郎、シドロモドロしたあげく、「ご、ごめんなさい!」って言葉を最後に、プツリと電話はきれちゃった。

やった! ヘンタイ野郎に勝ったッ!

でもこれって、”チャオの方が、もっとヘンタイだった”ってことなんじゃないのかなぁ…なんだかフクザツな気分だなあ。


そのあとは、チャオが居眠りしたり(道のまんなかで)、いじめっ子とタイマン勝負したり(もちろんコブシでね!)と、いろいろあったけど、なんとか クマさんのまってる お城に到着ゥゥ――――ッ! 

クマさんは、カツラをうけとって、これで王様になれると大よろこび!
え、お礼もくれるの!? 計算通りだ、シシシ! やったー!  宝石かな? 伝説の武器かな? それとも領土と貴族の称号かな?

スッゴク楽しみにしてたら…、「ハチミツ」だって。
しかも今くれるんじゃなくて、”こんど来たときに”、だって。
王様になれたのは、チャオのおかげなのに。
クマさんは何もせず、ただ待ってただけなのに。

でも、ボクのチャオは文句も言わずにニコニコ。 相手はクマさんだから、ヘタに突っかかるとヤバイってことなのかな?  だとしたらチャオって、見かけによらず世渡り上手なんだね!


そして、ゴールで見たこともない木のタネをもらって、ボクとチャオの おさんぽは、無事に終わりました。楽しかったです!!!

…けど、次のおさんぽに出るかは、ちょっとビミョウです。

だって、「ナイフ持った人」とか、「変な宗教のカンユウ」とかが、本気で出てきそうで、ちょっとコワいんだもん。

以上の物語は、全て俺の体験した、紛れもない「実話」である。

「ソニアド2」を買ったなら、VMに電池を入れて、この戦慄のミニゲームで遊んでみるといい。想像をブッ飛び越えた「アドベンチャー」が、きっと待っているハズだから。




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