【Home】 ↑Index


2001/09/08
豪華特典? 抱き合わせ? 「VF4特製プレミアムディスク」

「シェンムー2」初回限定版、購入。 この初回限定版には、「バーチャファイター4」特製プレミアムディスク(2枚) が付いてくる。せっかくだから、この特製プレミアムディスクが、 どんなものであるかを、ここで紹介するぜぇ。

DISC1:「Virtua Fighter History / VF4」
基本的な内容については、 週刊!!AM2」の記事の通り。VGAボックス対応。「History」と「The Making VF4」の2部構成。

−History− 「バーチャファイター」シリーズ(初代から「VF3」までの3作品に「キッズ」を 加えた全4作品)の音楽(70曲以上)や映像が収録されている。おまけ映像もあり。

<MOVIE>
4タイトル合わせると、かなりのボリュームがある。DISC容量の都合か、映像サイズは小さめ(1/4画面くらい)。映像には、「VF1 PROTOTYPE」や、VF3の初期のロケテであった、パイやジジイの妙な衣装(セーラー服葵もロケテのもの?)など、珍しいものもあるが、 DC版「VF3tb」のオマケ映像と重複しているものも少なくない。 「VF2」には、サターン版のトゥルーモーションによるオープニングも収録。 ただし、2種類あるうちの1つ(アキラ〜シュン)だけ。 「VFキッズ」は 全キャラのエンディングムービーが収録されていて、ある意味、貴重かも。あと、対戦映像も収録されているが、 かなりヘボイというか、やる気無さげ。よく見ると、VF3以外は CPU戦…。 VF3も猫だましを連発する鷹嵐とか、どうでもいい勝負ばかり。 どうせなら、達人同士の対戦でも収録して欲しかった。ちなみに「VFリミックス(サターン版VF1にテクスチャを貼った改良版)に関する情報は、一切無い

<MUSIC>
4タイトル分のBGMが丸ごと収録。 しかも、よくあるサウンドテストと違って、「全曲リピート」が可能。 このおかげで、サントラのように聴けるし、MDに録音するのも楽。再生中は、そのBGMに合わせて、小窓に (小さくて荒いが)CGポートレートで使われたCGが表示される(例えばラウステージだとラウ関連のCG)のも嬉しい。 なお、SEは収録されていない。

−The Making of VF4− 「バーチャファイター4」に登場するキャラクターの 開発段階のコスチュームイラストなどが収録。

<CHARACTER>
キャラ毎に、バストアップCG2枚、全身CG2枚、イラスト2枚〜4枚(没コスチュームもアリ)といった構成。 拡大縮小が可能。 枚数が少ない割に、キャラ別にしか見られないので、閲覧が やや面倒。 バストアップCG等も、キャラ選択時のと同じなので、別に珍しくない。 イラストも少なく、物足りない内容。

<MOVIE>
開発途中の映像は無く、製品版のデモや対戦風景を収録した、 プロモーションビデオ的な内容。 オープニングデモは2種類とも収録。 ゲーセンだと なかなかゆっくり見られないので、結構嬉しいかも。 対戦シーンの映像は、ちゃんと対人戦で行われ、かなりマトモな勝負が収録されている。 影がトリッキーでカッコイイ! レイvsベネッサの試合(3ポイント先取)も 丸ごと収録。

<INFOMATION>
販促用チラシが7枚。イラストと同じく 拡大縮小が可能。特に見るべき所は無いかも。

DISC2:「Virtua Fighter 4 Passport VF.NET」
基本的な内容については、 「週刊!!AM2」の記事の通り。
こちらもVGAボックス対応。更に BbAにも対応している。 PSOのような、DISC自体にシリアル等は付いていない。

タイトルメニューは「VF.NET」と「アクセス権購入」の2つ。これだけッスか?  10月4日まで無料のアクセス権を 0ドリム購入し、「VF.NET」を選択すると、 ウィンドウが表示され、接続が開始(ドリームライブラリみたいなノリ)。この間、画面には VF4で装備できるアイテムが、ランダムに1つ表示される。 アイテムはポリゴン化され、解説文付き(かなりどうでもいい文章)。 ハードなBGMとも相まって 期待が高まる。しかし…

VF.NETへの接続が完了しました。
一旦回線を切断して、「DreamPasport」を起動します。

さっきのポリゴンアイテムは、NowLoading の挿し絵程度っすか!?
その後 ドリパスが起動され、出てきた画面は、異様なほどシンプルなトップページ。 どうやらi-modeのと全く同じサイトに飛ばされたようだ。 ただし、無料期間の為、メニューで選択できる項目は、「新着情報」、「アーケード情報」、「技データ」の3つだけ。

「新着情報」は公式サイトからも見られるし、「技データ」も 見やすい技表のあるサイトに行ったほうが遙かにマシ。唯一使えそうな(というかコレしか残ってない)「アーケード情報」を試すが、元々がi-mode向けの作りの為、1ページの容量が押さえられていて、 ドリパスだと呆れるほど使いづらい。 例えば「アーケード情報」で、 大阪の難波アビオンの情報を見ようとする場合、

「アーケード情報メニュー」で「店舗検索」を選択 →「地方」で「近畿」を選択 →「近畿」から「大阪府」を選択 →「大阪府・該当119店」更に地域を絞る →一覧から「大阪市」を選択 →「大阪府/大阪市・該当62店」更に地域を絞る →一覧から「浪速区」を選択 →「大阪府/大阪市/浪速区・該当3店」、ここで該当店舗を表示 →店舗から「セガアビオン」選択 →(1分近く待たされた末)ようやく「アビオンの店舗実況」が表示

こんなの、やってられるかァ――――!!!!

わざわざ専用のドリパスを用意してるのに、 なんで i-modeと同等の事をしなきゃならんのだ!?  こんなの手抜き以外の何ものでもない。 更に、ドリパスの「しおり(ブックマーク)」機能も、VF.NETのページに対しては使えないから、 毎回こんな事をするハメになる。最悪の操作性。

「i-modeと違ってパケット料金がかからない」、 「i-modeを持っていなくてもVF.NETが利用できる」、 利点はこれだけ。ただ、悲しいかな、これだけでも i-mode持ってない俺なんかには、魅力的なんだ…。

とまあ、こんな感じ。 ちなみにこの2枚のDISCを PCで見てみたが、壁紙などのオマケは一切入っていなかった。シェンムー2は、4枚あるDISC全てに豪華なオマケが入っているのに。

「VFヒストリー」は、映像集としてもいいし、BGMもサントラ代わりに聴けて、かなりいい感じ。「VF.NET パスポート」は、”i-modeじゃなくても使える”事に意義があるのであって、それが全て。もし別売りするなら、2枚で1980円くらいの価値は あるかも。

ただ、やはりこれはバーチャ好きの為のグッズで、シェンムーだけのファンには、無用の長物。逆にバーチャだけのファンは、シェンムー2無しで、VFディスクだけ欲しいだろうし。その証拠に、ヤフオクには、早くも 「シェンムー2だけ」「VFディスクだけ」といった出品が。

双方のファンの為にも、どうして別売りにしなかったんだ…。別売りなら、
俺も「シェンムー2」まで買わずに済んだのに…。
(↑こういう奴がいるから、ある意味、この特典は成功?)


追記(2002/02/15):
現在はJフォンからも普通のドリームパスポートからもVF.NET が利用可能。 つまりシェンムー2付属のVF4パスポートは用無し。 最初っからこうしてくれりゃ良かったのに…。



↑Index