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2001/09/24
殺虫剤で虫を撃て! 韓国製ガンシュー「バグバスターズ」

Gpara.com の JAMMAショー特集 の中で、さりげなく紹介されていた、 韓国メーカー出展の殺虫スプレーをコントローラーにしたシューティングゲーム『バグバスターズ』という1枚の写真。

ガンコンを”殺虫スプレー”に置き換えたガンシューティングのようだが、 プレイヤーが筐体に向けてスプレーしているシュールな光景には、 バカっぽくて、ちょっと惹かれるものがあった。

しかもこの写真だが、よく見ると筐体には何やら「URLらしきもの」が見える。せっかくだから打ち込んでみたところ、やはりこれは、このゲームの公式サイトのURLだった。


というワケで、そのサイトがコチラ ↓

::::: BUGBUSTERS :::::
http://www.bugbusters.co.kr


日本のゲームショーに出展しているだけあって、 ちゃんと日本語のページが用意されているのだが、 翻訳ソフトで機械的に翻訳しただけなのか、 全体的に日本語が変(文字が”?”に化けている箇所もチラホラ)。 「ストーリー」 を読んでも、だいたいの内容は分かるものの、 翻訳が駄目過ぎて、ナチュラルなエコールテイストを醸し出している。

「キャラクター」はCGレンダリングで描かれ、 一瞬、映画「バグズライフ」を彷彿させるが、 題材が”うじ虫””ノミ””蚊””ゴキブリ”といった 病害虫なだけあって、可愛さは全然ない。
しかし「うじキング」
「のみキング」といったネーミングセンスは凄すぎる。

「ゲームシステム」を見ると、基本はガンシューティングと同じで、 画面に出てくる敵を、スプレー噴射で撃ち落としていくらしい。

ただし、リロードの方法は
「スプレー缶を振る」
…これってスプレー塗料か何かデスか?

振るたびに少しずつチャージされる方式だから、フルチャージするには何度も振る必要があるらしい。 これは普通のガンシューよりも、かなり疲れそう。



ところで、
殺虫剤を使った「危険な遊び」
と言えば、何を思い浮かべるだろう。

試したとすれば、おそらく小〜中学生の頃が多いのではなかろうか。 何処の家にもあるシンプルな道具でできるが、 かなり危険な、殺虫剤を使った遊び…

俺がこのゲームに感心を持ち、 ネタにまでした理由はそこにある。



ライター
ライタ− :
スプレ−の 噴射口の 前を ライタ−で 点火して, スプレ−では なく, 火で 敵を 攻撃します. この時は 全ての 敵が 火に 焼かれ, 一般攻撃力の 2倍の力を 持ちます. この際, 敵は 火に 焼かれます.



殺虫スプレー + ライター = 火炎放射器

「さすが「生首鉢植えゲーム」を生み出した韓国ゥ! おれたちにできない事を、平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!」


っていうか、「絶対にマネをしないでください」とかで通るのか、これ?
方法も危険だが、ウジ虫やクモやゴキブリを、火で焼き殺すというのは、ビジュアル的にもかなりヤバそう(焼け死ぬ様子とかも作ってそうだし^^;)


…と、散々茶化した後だが、近頃では見た目やシステムはともかく、「ガン」という武器に縛られ過ぎて、ややマンネリ傾向だった(6発装てん、リロードは画面の外を空撃ちかリロードボタン)ところに、あえてガン以外の武器でガンシューティングを持ってくるのは、なかなか変わっていて面白そうに思えた。

もしかして実際に遊んでみると、見た目の割に平凡なゲームだったりするかもしれないが、ガンシュー好き&バカゲーマーとしては、もし日本のゲーセンで見かける日が来たら、 せっかくだから1度は是非プレイしてみたいのかー!?


シャトレーゼ紅威は、殺虫剤で火を放てる 韓国の(暗黒)ガンシューティング「バグバスターズ」を応援しています。(←パクリ)

2001/12/18
遊んでみました、韓国製ガンシュー「バグバスターズ」

一部で話題になっていた例の生首ゲームが なんと日本上陸 だそうな。話のネタにと手を出したバカゲーマーの一部が、しばらく後に「生首萌え〜」とか なってそうで、ちと怖いかも。

そういえば、この生首ゲームじゃないが、 あの殺虫剤を使った韓国製ガンシュー「バグバスターズ」を、フラリと立ち寄った難波駅近くのゲーセン リノ戎橋店、その1階で発見! まさか本物が見られるとは!

もちろんプレイしてみたので、せっかくだからその感想を列挙。

  • スプレー缶型のガンコンは、的確に狙いを定めるのは難しい。ガスを噴射しながら標的に移動する大味プレイになりがち。
  • 殺虫剤のガスは、モヤモヤした円が少しの間その場に滞留する。スプレーらしくガスをバラ巻ける。

  • デモシーンはムービーではなく、ポリゴンを使っている。公式サイトで絵を見ていたが、それが3Dで動いてる様は、かなりカッコよ…くない。っていうか、絶対に日本人受けしない。
  • 移動シーンはポリゴンで描かれ、立ち止まると戦闘開始。っていうか、戦闘中は画面はガッチリ固定されるので、ポリゴンの意味は薄い。

  • 敵は害虫だけあって、なかなかしぶとい。画面に張り付く虫は、長時間スプレーを吹き付けてやっと死ぬ。この辺は殺虫剤を上手く取り入れている。
  • 害虫共は、弾を吐く代わりに「ウ○コ」を投げつけてくる。それも漫画で出てきそうな、トグロを巻いたやつを。嫌すぎ。

  • リロードは缶を振るか、横に寝かせる。でも缶を横にしてからリロード状態になるまでにタイムラグがあり、もどかしい。
  • 噴射ボタンはバネが強すぎるのか、かなり固い。長時間プレイしていると指がつりそう。

  • アイテム類は…なんだかよく分からない。ポンポン出てくるので、とりあえず取るといった感じ。例の火炎放射器もただ強力な武器といった感じで、もっとヤバいビジュアルを期待してた俺にはやや期待はずれ。

  • ステージ1のボスは、巨大化した『ウジ虫』…。その巨体に反して、回転しながら体当たりしてきたり、雑魚を雨のように降らせたりと、デスOXのグロブス並に活発に動き回る。
  • このボスを倒した後の演出が醜悪だった。地面に崩れ落ち、表面がドロドロに溶け、そして眼球が… ウゲ…。

  • 筐体デザインの割に、ゲーム内容は総じて地味に思えた。ガンでバンバン撃つのでなく、殺虫剤を吹き付けるのだから、当然と言えば当然だが。
  • 日本のゲームより筐体価格が安いのか、料金設定は1プレイ100円。100円2枚で、2丁拳銃ならぬ「2丁スプレー」が可能。

難易度は高いというか、スプレー缶の扱いなんて慣れていないので、 なかなか思うように操作できず、ステージ2でゲームオーバー。指がつりそうになったので、 連コインは断念(ちなみにステージ1だけでかなりの長丁場)。



ゲームは大味でキャラも日本では絶対にウケそうにないデザイン、 しかし、難易度とグラフィックばかりに目がいってる日本のガンシューには無い 独特の雰囲気やシステムは、なかなか馬鹿にできないものがある(っていうか、エコールの作風に近いような^^;)

そもそも国内にどれくらい出回るのかも不明だが、 もし運良く見かけたら、話のネタにでも1度プレイしてみようぜぇ!



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