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15日、ゲームキューブの大作「ゼルダの伝説 風のタクト」を予約すると、 N64版「ゼルダの伝説 時のオカリナ」と「裏ゼルダ」を収録したディスクが貰えるという一大キャンペーンが告知された。あまりに豪華な特典DISCの内容と、「数量に限りがある」という一文から、ゲームファンの間で大反響と混乱を呼んでいたが、 22日の任天堂からの正式告知で、「数量の限定は致しません」となり、キャンペーン参加店で予約すれば、(受け渡し時期に差はあれど)必ず貰えるように変更された。 これまで「○○コレクション」や「○○1&2」といった 複数のタイトルが1セットにされたものは多数発売されているが、 今回のゼルダのような、あくまで「オマケ」として別タイトルが 収録・添付されたゲームソフトは、果たしてどれだけあっただろうか。 そこで、あくまで「オマケ」扱いで収録されているものだけに絞り、 俺のアバウトな記憶&Googleパワーを頼りに、リストアップしてみる事にした。
■1985〜1995 ハードスペックの低さやロムカートリッジの容量制限で、 アーケードからの移植もままならなかった時代。 日々生み出される新しいゲームが圧倒的に魅力的で、 過去を懐かしむにもまだ日が浅かった為、 わざわざ古いタイトルがオマケ収録される事なども極めて希だった。
■1996〜2000 メディアがCD-ROM主体になり、ハードスペックも飛躍的に向上。 アーケードからは、ただの移植だけでなく、 コナミの「DELUXE PACK」のようなカップリング移植や、 「ナムコミュージアム」「カプコンジェネレーション」のように 往年の名作を一纏めにしたものが発売される。 更に一世代前の家庭用ハードからも、「ファンタシースターコレクション」や「ナムコアンソロジー」などが発売。 他社もそれに追随し、名作・駄作ひっくるめて移植ラッシュが続いた。 しかし、それらは十分「商品」として成り得た為、 わざわざ「オマケ」として扱われる事は、あまりなかった。
■2001〜 アーケード最新作の移植は「完全移植+オリジナル要素満載」が当たり前。 「懐かしの名作」は既に移植され尽くされたが、 今度は廉価ソフトとして1作毎に分けて発売されたり、 「メモリアル★シリーズ」のように、ファミコンからの移植を廉価販売するケースも出てきた。 中にはパックマンの PS「ナムコミュージアム VOL.1」(1995)、PS「パックマンワールド」(1999)、PS2「パックマンワールド2」(2002)、GBA「パックマンコレクション」(2002)など、 名作故に延命措置のように移植が続くものも。 そんな中、任天堂とセガが、自社の名作を「ゲーム内のミニゲーム」として大量投入。
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これまで行われてきたゲームのオマケ収録は、 一昔以上前の古いゲームを「懐かしむ」「ルーツを知って貰う」為に 収録されていたのに対し、 ここ最近の、 Xbox「パンツァードラグーン オルタ」、 Xbox「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド3」、 GC「ゼルダの伝説 風のタクト」の3つは、 まだ懐かしむほどの年数は経っていないにも関わらず、 前作が丸ごと収録(しかも「ゼルダ」は未発売の「裏ゼルダ」付き)。 これらを「オマケ」と呼んでいいものか?と書いていて抵抗を感じるが、 もしも単体で低価格ソフトとして発売されたとしても、 「新作が出るのに何で今更?」 「1度遊んだゲームを買い直せと?」 と、それほど魅力を感じなかっただろうし、 やはり「オマケ」として収録されているからこそ、 大きな反響を呼び、魅力も感じているんだと思う。 ただ、これ以上ないオマケで嬉しい反面、 最近のソフト売上数の低迷で、「人気シリーズの最新作」でも 前作よりヒットしない事が珍しくない中、 もしもこの流れが定着したら、まるでフィギュアやトレーディングカードでも付けるように、 名作達が扱われやしないだろうか、なんてチョット不安も覚えてしまう、今日この頃。 思いつく限り列挙してはいますが、まだまだ抜けてるゲームがあると思われますので、 「このゲームを忘れてもらっちゃあ困るぜッ!」 という情報があれば、 掲示板か投稿フォーム にて、タレコミプリーズ! ・追記(11/23):DC「ファーストKiss☆物語II」(情報提供:名無しさん) ・追記(11/26):PS「ジャンピングフラッシュ!2」(情報提供:ピカわ さん) ・追記(12/05):N64「ドンキーコング64」(情報提供:風来のシュン さん) |