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2000/05/13
■スーパーサイヤ人、現る!?
トラップボックスにまつわる再三の死亡事故でおなじみの、 細工師で商人の Tony Hiramatsu さんより、奇妙な報告を受けた。

「実は私、スーパーサイヤ人かもしれないんです。」

スーパーサイヤ人とは、「ドラゴンボール」という漫画に登場したサイヤ人という戦闘人種の変身した姿で、 光り輝く金髪と星一つ破壊する圧倒的なパワーを持つとされている。 そんな空想の人物と自分を重ねるとは、Tony Hiramatsuさんにいったい何があったのだろうか。 放っておいてもよかったのだが、少々心配になり、また近頃は大した事件事故も無かったことから、 Tony Hiramatsuさんを取材することとなった。

「岩を掘ったり、敵と戦ったりしているとき、 私のモヒカンが変化している事に気付いたんですよ。 力を込めた瞬間、髪が金色に輝くことに。これってスーパーサイヤ人じゃないですか!」

興奮気味に語りかけるTony Hiramatsuさんをなだめ、まずは本当にそうなるのか 確認するために、試しに近くの岩場で岩を掘ってもらうことにした。 すると思いがけない光景が目の前で起こった。


なんと本当に、スコップで岩を砕く瞬間、Tony Hiramatsuさんの髪は黄金色に変化したのである!

この、光り輝く黄金の髪、これは正に「スーパーサイヤ人」としか説明のしようがない変化だ。 何度も何度も試し、その度に、一瞬だが本当にモヒカンが黄金色に光り輝いているように見える。

「言った通りでしょう!」、誇らしげにこちらに戻ってくるTony Hiramatsuさん。 彼は本当にスーパーサイヤ人なのだろうか。

しかし、彼が真横を向いた瞬間、取材班からは「あっ!」との声があがった。

なんの事は無い。単なる光の加減だったのだ。 Tony Hiramatsuさんは もともとは金髪なのだが、彼の場合、モヒカンという髪型のせいか、 あまりその色は目立っていない。しかし、真横を向いているときだけ、光が綺麗に反射し、金色に輝いて見えていたのだ。

取材はここで終了。 まだ何か言いたそうな Tony Hiramatsuさんを置き去りにし、撤収した。


実は現在、Tony Hiramatsuからまた奇妙な報告を受けている。

「私にはスタンド能力があるかもしれません。 時々、世界がピタリと止まってしまい、自分だけ数歩動ける時があるんですよ!  あと、これとは逆に、自分で動いたという認識が無いのに、気が付けば数歩先まで歩いてた事が何度もあるんです、 ”キングクリムゾン”というスタンドが、たしかこんな能力を…」

こちらとしては、もうこの手の報告に対する一切の取材は行わないつもりである。


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