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この間気まぐれで買って以来 エラく気に入ってる 野中英次のギャグ漫画、 『課長バカ一代』こと”カチョバカ”を購入。 作者は現在、週刊少年マガジンで 『魁!!クロマティ高校』を連載している。この「クロ高」がどんな漫画かと言うと、マガジンお約束とも言える「時代錯誤なヤンキーがたむろする高校」を舞台とした、劇画タッチのギャグ漫画。作品の中心人物は、優等生ヅラを凶器に変えて真顔でボケたおす主人公「神山」、神山のボケを最大限引き出す大バカ野郎「林田」、この2人に振り回される報われないツッコミ役「前田」の3人。 そして俺が今回買った、『課長バカ一代』。ミスターマガジン(絶賛休刊中)で1996年〜2000年初頭まで連載されていた…らしい(全7巻)。この「カチョバカ」がどんな漫画かと言うと、名前が微妙な家電メーカー「松芝電気」を舞台とした、劇画タッチのギャグ漫画。作品の中心人物は、キレ者ヅラを凶器に変えて 真顔でボケたおす主人公「八神」、八神のボケを最大限引き出す大バカ野郎「林田」、この2人に振り回される報われないツッコミ役「前田」の3人。 「クロ高」と「カチョバカ」は、舞台こそ違うがキャラが大いに被っている。 いや、それだけなら問題は無いのだが…。これから読まれる方の楽しみを減らしてしまうとマズイので具体的には書かないが、この3人の他にも見たことあるようなキャラが続々と登場している。その上、一部だがギャグのネタそのものが被っていたりする。キャラ被りについては「魁!!クロマティ高校非公式ファンページ」の、「さきクロと他作品」で解説されている(でも実際に読んでから見る事を強くオススメ)。 とはいえキャラが被っているのについては、「クロ高」の人物紹介でも「『課長バカ一代』より引き続き〜」と書かれている通り、作者がワザとやっている、いわば「ギャグの1つ」とも言える。ネタについても同じだろう。 決して「手抜き」だとは思わない。 …いや、ちょっとだけ思ったけど。 ところで、「カチョバカ」では、主人公が第2企画課課長補佐代理(最初はこれに「代行」まで付いてくる)という肩書きを持つだけあって、妙な家電製品(例外多数)が、ゴロゴロと出てくるのだが、ここで1話だけ、ストーリーに関する「ネタバレ」を書かせていただく事を、許してほしい。 というのも、ある重大な事実に、俺は気付いてしまったのだ。 それは6巻・第159章「考案」に出てくる「携帯電話」。ストーリーは、携帯電話でインターネットや銀行振込ができるらしい、と盛り上がる中、ふとした事がキッカケで、八神が「いつでもどこでもカラオケができる携帯電話」というものを作ってしまう、というもの。 携帯電話を耳に当てての大熱唱、しかし、ミュージックは携帯から流れている為、周りからは当人の声しか聞こえないという、まるで「電車とかでウォークマンを聞きながら鼻歌歌ってしまってる恥ずかしい奴」のような、そんな、シュールな光景が繰り広げられる。 しかし この携帯電話カラオケ、実際に商品化されていたのだ! ■ファミ通.com:『エンターテイメント/300円で歌い放題の携帯電話カラオケ』 ■ケータイWatch:『ディスコ、J-スカイ向けカラオケサービス「Sky-Karaoke Xman」』 しかも驚くべきは、この商品が発表された日付! ニュースサイトの日付から、2000年11月頃に発表されたサービスらしいが、「カチョバカ」で、この話が掲載されていたのは、1999年ッ! つまり、このサービスが実用化される、1年以上も前なのだァ――――ッ!! 今の携帯電話というのは、アメリカの人気TVドラマ「スタートレック」で使われていた、“コミュニケーター(通信機)”がルーツにあるという話があるらしいが、この「携帯電話カラオケ」のルーツは、もしかするとギャグ漫画「カチョバカ」にある…のかもしれない。 っていうか、んなもんマジで作んなよ! (この携帯カラオケやってる人とか、実際にいるのだろうか?^^;) *他の発明品については、何一つ実用化されていないのは言うまでもない。 |