クイックジャパン Vol.56 徹底特集『デスノート』
『デスノート』をつくった二人 大アンケート 大場つぐみ(原作)(P111)
Q:当初はどの程度まで話の構想はできていたんですか?
大場:探偵が出て来て、デスノート拾った少年と対立するところまで。
Q:現在はどの程度まで話の構想は出来上がっていますか?
大場:構想といわれるとかなり先まで限りなくあるのですが、次に描くネーム次第でそのすべての構想が変わるかもしれないので、構想はないに等しいです。
Q:理想的なネームストックは何話分ですか。
大場:小畑先生が作画している物より5話以上先まで。
Q:何故そのストックが必要なんですか。
大場:ネームをつくっていると、数話前のネームを直す必要が出てくることがあるということと、必ずしも予定通りの時間内でつくれるとは限らないので、詰まった時の時間と精神的余裕確保のため。
Q:その他、思い入れのあるキャラクターは?
大場:シブタク、松田、ジェラス
Q:ストーリーを考える上で注意していることは?
大場:マンガは娯楽であるということを念頭に最低限話の辻褄だけは合わせ細かいことは気にしないこと。
Q:「話の展開が早い!」という読者の嬉しい悲鳴をどう思われますか?
大場:意識して早くしているのではないので許してください。こうなってしまうんです。これでもまだ読者の想像に任せて説明したくない部分をいっぱい説明していて少し嫌なんです。
スリリングで先の読めない展開の理由が、少し分かった気がする。それにしても、”これでもまだ読者の想像に任せて説明したくない部分をいっぱい説明していて少し嫌なんです。”というのは強烈。
『デスノート』をつくった二人 大アンケート 小畑健(漫画)(P110)
Q:連載を始めた当初の意気込みは?
小畑:死神などダークな感じが描けそうだったので、気合が入ってました。
Q:当初はどの程度先まで話の構想を聞いていたんですか?
小畑:まったく聞いてません。
Q:今はどの程度先まで話の構想を聞いていますか?
小畑:まったく聞いてません。
Q:原作付きのマンガを描く面白さは?
小畑:絵に集中できること。
Q:「話の展開が早い!」という読者の嬉しい悲鳴をどう思われますか?
小畑:まったくその通りですので、自分としても、もう3年くらい連載してる気分です。
Q:週に何日、マンガを描いてますか?
小畑:7日。
Q:大場さんと初めて会った時の印象は?
小畑:カッコイイ大人だなと思いました。
7日!! 緻密でしかも多種多様(テニスまで出てくる)な絵を週刊で連載するのは、原作付き漫画でも大変の様子。大場つぐみ氏については、「カッコイイ大人」と表現。やはり謎。
担当編集者・吉田幸司が語る『デスノート』の誕生から現在(P112〜P113)
お二人が初めて顔をあわせたのは一緒に仕事をし始めてから半年以上先ですね(笑)。というのは、原作者とマンガ家の間の打ち合わせは、すべて担当編集経由でやっていたんです。大場さんと小畑さんは直接話をすることがなかったのは、そのためです。(中略)お二人とも謙虚な方なので、会って面と向かうと話せないことも、僕に対しては言えますから、僕を通して相手に無茶なことも言えますし。例えば、「来週はテニスを描いてほしい」とかですね(笑)。
最初に小畑さんの方から「Lは美形じゃないヤツにしたい」と言われ、それを大場さんに話したら「自分もその方がいいと思っていた」と。基本的に、二人の相性はいいですね(笑)。(中略)小畑さんの絵を見た時に、「こいつこんな顔してるんだ」「このビジュアルだとこういう行動するよね」とさらにアイデアが浮かんできて、そこからキャラがどんどん確立されていくんです。
「ワタリ」的な立場で、2人を取りまとめる担当編集。あのテニスシーンを完璧に描ききったから、「なんでもあり」度が加速した!?(笑)。そして、原作者と漫画家が影響しあってるからこそ、「デスノート」は面白い。
以上、
クイックジャパンVol.56『デスノート特集』より、注目の発言を一部紹介。特に読み応えがあったのは、2ページで大いに語られている、担当編集者インタビュー。大場氏の原作と小畑氏の画力、2人の才能が互いに影響しあって、そしてそれを取り纏める編集者がいて、初めて「デスノート」という”面白!!”な作品が生み出されてるんだなぁと実感。
特集では、上記のインタビューの他にも、ストーリーガイドや小説家・漫画家からの寄稿、そして、西島大介×沖方丁×乙一『デスノート』徹底座談会など、全18ページにも及んでいる。デスノートファンは必見。
とはいえ、クイックジャパンという雑誌自体に、ちょっと難アリ。仕入れてすらいない書店が多過ぎ!(クイックジャパンは
Amazonでも発売中。探しても見つからなかった時はドウゾ)
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クイック・ジャパン (Vol.56)
DEATH NOTE (1)
DEATH NOTE (2)
DEATH NOTE (3)
「ReadMe! JAPAN」で見る、人気サイトの移り変わり(2000年〜2004年迄)
古くからある人気サイトランキング
「ReadMe! JAPAN」の過去のアーカイブが、
今でも結構残っているみたいなので、せっかくだから2000年〜2004年までの、上位100位の移り変わりと、カウント数を追ってみた。
ツール紹介や面白ネタで不動の人気を誇った「裏ニュース」、”先行者”ネタが火をつけ、伝説の10万ヒットオーバーを打ち立てた
「侍魂」、ディープなネタとキャラ立ちで、数多の
VNIの祖となった
「ちゆ12歳」、やはり不動の地位を築いた元「裏ニュース」の
「連邦」、「侍魂」以来の10万ヒット超えを達成した
「探偵ファイル」、ReadMeランキングの外で絶大な影響力を誇った
「俺ニュース」、続々と上位に食い込む個人ニュースサイト、その個人ニュースサイトに押し上げられて急成長する
「朝目新聞」。面白いサイトが現れては一大ブームを巻き起こし、その後ランキングから脱退したり、ネット活動が停止したり、そしてまた別のサイトが現れて…、そんな繰り返しが、このたった4年だけでも随分あったなぁと、しみじみ。それにしても、いつの時代も、3位前後をキープし続けている
「TECHSIDE.NET」の安定した人気には、正直、驚愕。
ところで、最近では4000ヒットはしないと、安定して100位内に入れなくなっている模様。1位〜100位までのカウント合計も、うなぎ登り。ネット人口が増えたから?大手サイトが次々参戦したから?とも思ったけど、それ以上に、
「1人が以前より多くのサイトを見るようになった」のが大きいように思う。フレッツISDNで悲願の定額を手に入れたと思ったら、それより安くて高速のADSLが現れて一気に普及、そして最近だと光。さらに、近年の「個人ニュースサイト」ブームで、誰でも効率よく、大量のページを消費できるようになった(でもその分、1ページに掛ける時間は減ったような…)。家からのネット利用者は、もうそんなには増えないだろうけど、もし携帯からのネット閲覧が、定額化&低価格化していったら、また大きく変動しそうな予感。
関連書籍(Amazon.co.jp):
教科書に載らないニッポンのインターネットの歴史教科書ばるぼら (著) 出版社: 翔泳社 ; ISBN: 4798106577 ; (2004/11/03)以前、ばるぼら氏がネットで公開され話題を呼んだ(
サイトはもう無いが、Internet Archiveでまだ見れたりする)、日本のホームページの栄枯盛衰を記した「教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史」の書籍版。内容も最新のものになっているだろうし、かなり楽しみ。それにネットではなく書籍だから、「消える」心配も無いしネ。