SBR感想 #60

ジャンプコミックス『スティール・ボール・ラン』 22巻に収録!
(#85:「ボール・ブレイカー その3」)
スティール・ボール・ラン #60

#60 LESSON5
[49P]「騎兵の黄金の回転」は不完全で、大統領を倒すには至らず、反撃にあったジャイロは海に呑み込まれていく…。絶望がジョニィを包むが、ジャイロが残した言葉にかすかな希望が――!?

【今月のSBR 感想サイトリンク集】

  • ●トビラ絵は、草原を馬で駆けるジャイロとジョニィの姿。レース中での何気ない日常の風景。そして、もう二度と見る事は出来ないかもしれない光景。ジャイロが倒れた今、こんなごく普通の1コマだからこそ、余計に我々を悲しくさせますね。

    二人で刻んだ足跡はすべて、この瞬間のために――。
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  • 今月は51Pで登場しました。

    コミックス21巻が7月2日にすでに予定されているのですが、実際ここまで長くなるとは当初は思ってもいませんでした。
    物語はすでに終盤でいつ終わってもおかしくないと思うのですが、計算では今回の話が22巻の1話目になるはずで、どうやら終盤にまだ何かありそうな感じです。
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  •  ああーーッ!!
     大統領、ジャイロの身体に銃弾乱れ撃ち!
     ちょっとだけ 「生きているかも?」 と思っていた私の希望もこれで断たれてしまいましたかーッ。
     波が静かにジャイロの身体をつつみこみ、その身体からあふれ出す血が、すべてを包み隠してゆく。
     健闘した戦士を弔うように。
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  • 大統領の前に倒れたジャイロ。
    涙するジョニィ。

    だが大統領は、当然の様に銃を手にし、その弾丸を容赦無く、ジャイロへ放った。
    海水に沈んだジャイロの傷口からは、夥しい血が流れ出す。
    その様を見て嗚咽するジョニィと、そのジョニィへ、身体から光を放ちながら迫り来る大統領。
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    サイト:しやわせ空間
  • 大統領が海の中から、何を探すかと思いきや、
    銃でした。

    お金持ちになれないんですものね。
    隣の世界から銃を持ってくることはできないようで…。
    いちいち銃をもっていてジャイロにやられたパラレル大統領のを拾わなくてはならないようです。
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  •  ジャイロは完全に死んでしまったぽいですね。 きっちりととどめをさすのはさすがは大統領と言ったところでしょう。 抜かりがありません。復活の可能性としては、 ジョニィが遺体を手に入れて、奇跡を起こして・・・ぐらいしか思いつきませんが、 まぁ、そう簡単に人が蘇る漫画ではないので、その可能性も薄いでしょう。
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    サイト:空気供給管

SBR 感想サイト、キャモオオオ――ン!

今月号の『SBR』の感想サイト、お待ちしております!

二人で刻んだ
足跡はすべて
この瞬間のために――。

(扉アオリ)

 ☆無情の銃声、響く……!! 大統領が真っ先に取った行動は、倒れたジャイロに銃弾を浴びせること。先月のラストで、「け…けがをしているだけに決まっている… かるいけがさ… ほら…しゃべり出すぞ… 今にきっと目を開ける…」などと、花京院のように淡い期待を抱いていた読者を、無慈悲にたたき落とす衝撃の展開。

 そして大統領は、残ったジョニィに狙いを定める! 老化によって本体もスタンドもパワーダウンしているはずなのに、貫禄と不気味さは増すばかり。焦って爪弾を撃ち込むが、全てが遺体の力で「浄化」され、どこかの誰かの「不幸」になっていく。単純な強さだけでなく、精神的にも最悪の絶対防御。打ち破るには、馬の力を加えた『騎兵の黄金の回転』を繰り出すしかない。しかし大統領は既に馬のことに既に気付いている。波と地面の間からジョニィを追跡し、すれ違いざまに加えられた手刀は、ジョニィの愛馬「スロー・ダンサー」の、のど元を切り裂いた…。

 遂に食らってしまった、馬への一撃。今まで幾度となく危険な目に遭いながらも、馬だけは目立った攻撃から免れてきたが、遂に、遂に、攻撃を受けてしまった。それも一目で致命傷と分かる、深い傷。馬の換えが出来ないSBRレースにおいて、馬を失うことは、「レース失格」を意味する。仮に大統領に勝利したとしても…。本当に、どうなるんだッ!?

 馬に投げ出され、地面に這いつくばるジョニィを見て、大統領は、お前達は「供え物」だと言う。ブンブーン一家(使い捨てのコマだと思ってたら、意外とちゃんと覚えてたのが意外(笑))やマウンテン・ティム、自分の妻すらも、「幸せ」へと導くための、供え物だと言う。なんという邪悪。

 左手を失い、友を失い、馬を失い、爪弾も小指に残った1発のみ。なすすべもないジョニィ。しかしここで、ジャイロの最後の言葉を思い出す。「LESSON5」、「廻り道こそが最短の道だった」。追い詰められたジョニィが手にしていたのは、爪弾ではなく、「鉄球」!! 回転を加えられた馬の足は、肉体的な反応で、ジョニィを蹴り飛ばしたッ!? これこそが、我が逃走経路完全なる黄金の『回転エネルギー』を得るための秘策ッ! 敗北を悟ったジャイロが、ジョニィに残した言葉は、馬をやられても回転を得るための秘策だった!(かなり無茶だが「凄み」で理解!)

 遠い遠い廻り道の果てにたどり着いた、『回転エネルギー』と『爪弾』は、次元の壁をも貫ける、究極のエネルギーとなる! 吹き飛ばされたジョニィにみなぎる回転エネルギー、その背後には、初期の可愛さなどカケラもない、超ゴツく進化した『タスク』が!!

 「☆奇跡の回転へ遂に到達…!?」(後ろアオリ) 多くの痛みを背負いながらも、遂にたどり着いた『騎兵の黄金の回転』! もしもコミックス22巻で完結するならば、残りはあと2話!? 大統領の『次元の壁』を貫けッ!! 次号ウルトラジャンプ2010年8月号(7月17日発売)に続く!!

☆今月号のUJ巻末コメント


最近本当、「絵画展」と「ゾンビ映画」を観てます。どちらもずっと浸っていたい。

 どんなゾンビ映画を観られているか、是非知りたいところ。