(#89:「ブレイク・マイ・ハート ブレイク・ユア・ハート その2」)
#64 LESSON5(5)
[47P]「回転を止めてくれれば、他の次元からジャイロを連れてくる」という交渉を持ちかける大統領に対し、ジョニィが下す選択は…!? 世界の命運を担う心理戦、いよいよ決着ッ!!
【今月のSBR 感想サイトリンク集】
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●トビラ絵は血塗れのジョニィと、後ろにそっと佇むジャイロ。前号のトビラ絵の続きっぽい印象の絵ですね。大統領の取り引きに対するジョニィの決断を、ジャイロはどんな想いで見つめているのかッ!?
●大統領の名演説により、ついにジョニィ陥落ッ!ダメ押しの父親トークが相当、効いちゃってる模様です。大統領はきっと「正しい道」を歩いている。そう信じる事に決定し、指には逆回転の爪弾が!
【続きを読む】サイト:あらき100% -
大統領との『取り引き』の果てにジョニィの出した答えは――。
「信じるよ…………」
「あんたはきっと『正しい道』を歩いている
あんたを そう… 信じるよ……」
【続きを読む】サイト:しやわせ空間 -
究極の回転により、大統領を圧倒したジョニィ。
どんなに異世界に逃げても助からないと知った大統領は再びジョニィの前に出現!
何と、別次元からジャイロを連れて来る代わりに自分を助けて欲しいと交渉を持ち掛けて来ました。
【続きを読む】サイト:いけさんフロムFR・NEO RE -
トビラ絵は、本編ストーリーと連続しているように思いきや、
このページだけジョニィは左手もちゃんとあります。本編ストーリーを見ていきます。
ジョニィが、ヴァレンタイン大統領が正義かどうかを見極めるというストーリーは、
荒木氏の以下の発言を思い出させます。
【続きを読む】 -
一話まるまる使った長広舌の説得に対し、さぁジョニィ、どう答えを出すのか。
ハラハラしながらページをめくると……。
ぽつりと……そう、あまりにもぽつりと、「信じるよ…………」
【続きを読む】サイト:少年、グリグリメガネを拾う -
大統領の言葉を完全に信じ切ってしまうのではないかと思っていましたが、 ジョニィが出した答えはジャイロを撃ち殺した拳銃を差し出し、それを拾ってみろという踏み絵でした。 いやいやいや、なかなか疑い深く冷静な判断が出来てますね。 この状況で相手から差し出された物だけでは完全に信用せずに、 しっかりと自分から信用を得る方法を提案出来るとは。
【続きを読む】サイト:空気供給管
突きつけられた選択…
ジョニィの回答とは――!?
(扉アオリ)
☆決断の時…!! 「信じるよ」。ジョニィの決断は、ヴァレンタイン大統領の誓いを100%、信じる事だった。だが、ジョニィは更にあと『1%』信じるために、大統領がジャイロにとどめを刺し、空になった、あの銃を差し出す。
「
拾ってみろ
ヴァレンタイン大統領」
大統領は一度は手を伸ばしたが、すっと手を引くと、
我が心と行動に一点の曇りなし………!
全てが『正義』だ
そして無言のまま、壮絶な撃ち合いが始まり、結果として大統領は死に、ジョニィは生き残った。銃は2つ重なることで狙いがぶれ、反対にジョニィの爪弾は全弾命中し、最後に大統領の眉間を貫いた。
大統領が奥の手を隠し持っていたことは事実だが、これは、誓いの「裏」のさらなる「裏」には、『だまし討ち』と『裏切り』が潜んでいた、という事になるのだろうか? もしジョニィがあのまま何もせず信じていたら、どうなったのだろうか。やっぱり殺されたのか、それとも、何事もなくジャイロが連れてこられて、2人でレースを再開していたのか。
大統領の最後の言葉、「全てが『正義』だ」。この言葉の前には、裏切りも殺人も、あらゆる事柄が正当化されてしまう。次元を超える『D4C』の能力も、遺体の力を得た、不幸を遠くに飛ばす能力も、その無敵さの裏には、他者の犠牲、別次元の自分の命すらも捨てられる異常なまでの信念があった。地面に埋没していくハンカチが、何とも言えないやるせなさを感じさせる。
「じゃあな……
……元気でな」
そしてジャイロは、あっさりと天に昇っていった。『D4C』は砕け散り、もう「別次元のジャイロ」を連れてくることも叶わない。正真正銘、ジャイロは死んでしまった。ジョニィの「信じたかった」という懺悔の思いを振り絞るような叫びが荒野に響く…。
「☆勝者なき勝利…」(後ろアオリ) ジャイロが死に、大統領が死に、ルーシーと分離した遺体が残った。遺体の為に、大勢の人間が死んでいった。全て揃った遺体は、ジョニィに何かをもたらすのだろうか? 次号ウルトラジャンプ2010年12月号(11月19日発売)に続く!!
☆今月号のUJ巻末コメント
『お神輿』って元気もらえますね。この秋も担がせていただきました。
すごく見たいんですけど(笑)。