上遠野浩平、西尾維新、舞城王太郎…、気鋭の作家陣が、言葉の魔術で「ジョジョ」の世界と真っ向勝負する、「ジョジョ」連続ノベライズ企画「VS JOJO」の第1弾、『恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より-』(著者:上遠野浩平/原作・イラスト:荒木飛呂彦)(Amazon[AA])が、いよいよ9月16日発売ッ!
上遠野浩平先生が挑むのは「ジョジョ第5部」。しかも舞台は、第5部完結後のイタリア、主役はパンナコッタ・フーゴ!! タイトルにもなっている「パープル・ヘイズ」は、パンナコッタ・フーゴのスタンドで、能力は、生物をわずか30秒で死に至らしめる「殺人ウイルス」。原作ではマン・イン・ザ・ミラー戦でしか能力を見せられなかったが、小説ではどのような活躍をするのだろうか。(ちなみに2001年に出版された、ジョジョ第5部のノベライズ大塚ギチ(著)「ジョジョの奇妙な冒険 2 ゴールデンハート/ゴールデンリング」[AA]も、フーゴとパープル・ヘイズが物語のキーとなっていた。)
荒木先生描き下ろしイラストも多数収録。価格は定価1,365円(税込)。
- 新刊情報『恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より-』 | JUMP j-BOOKS / VS JOJO | JUMP j-BOOKS
- 小説第1弾『恥知らずのパープル・ヘイズ』が9月16日発売! “上遠野浩平 VS GIOGIO”の世界を堪能せよ!! – [JOJO.com] / 小説第1弾『恥知らずのパープル・ヘイズ』が9月16日発売!荒木飛呂彦描きおろし小説版オリジナルキャラ&スタンドの一部をWeb限定で特別先行公開!! – [JOJO.com]
- 上遠野浩平さんの新作情報~かつくら2011冬号より(2011-01-25 – Nadunaの日記)
『恥知らずのパープルヘイズ』って題の小説を書いています。ちょっとイレギュラーで私にとって二度目の原作付き小説です。(中略) で今回は前のとは違ってかなり設定に忠実にやろうと思ったら、なんということでしょう凄くラクです。もともとその先生のパクリみたいな小説を書いてたせいで、文章も全然いつもと変わりません。
- 上遠野浩平 – Wikipedia
本人は漫画家の荒木飛呂彦に影響を受け、インタビューでも荒木について受けた影響を語っている。荒木と同様に、作中に登場する固有名詞等が海外のミュージシャンや曲名を元にしているが、洋楽を聴き始めたのは『ジョジョの奇妙な冒険』の影響と述べている[5]。
上遠野浩平先生は大の「ジョジョ」ファンで、同じく大の「ジョジョ」ファンの西尾維新先生が、「小説家では一番の『ジョジョ』好きとして著名」と言い切るほど。上遠野先生の代表作『ブギーポップ』シリーズでは、こっそりとジョジョネタを織り交ぜたりも。
- 上遠野浩平先生インタビュー
- 『西尾維新クロニクル』掲載、荒木飛呂彦×西尾維新スペシャル対談より。
荒木:西尾さんは、小説家だとどんな人がお好きですか?
西尾:ここではやはり上遠野浩平先生の名前をあげたいですね。上遠野先生は『ジョジョ』好きで有名なんです。小説家では一番の『ジョジョ』好きとして著名。
西尾先生担当編集者:先だって上遠野先生に、西尾先生が荒木先生のところに行くと伝えたら、数秒間の沈黙があって、素っ気なく「あ、そうですか」と(笑)。
『西尾維新クロニクル』が出版されたのは2006年。上遠野先生も、今ではとっくに荒木先生とお会いできている事だろう。小説発売に併せて対談も掲載…なぁーんて期待は甘い? ハハハ。
- 大塚ギチ(著)「ジョジョの奇妙な冒険 2 ゴールデンハート/ゴールデンリング (JUMP j BOOKS)」[AA]
2001年に出版された、ジョジョ第5部のノベライズで、ヴェネツィアを舞台に、組織を裏切ったブチャラティ達と、組織に残ったフーゴの物語が書かれている。荒木先生の挿絵はディ・モールト・ベネ。表紙のジョルノがセクシー過ぎる(笑)。 - 関島 眞頼、山口 宏 (著)「ジョジョの奇妙な冒険 (JUMP j BOOKS)」[AA]
1993年に出版された、初のジョジョノベライズ。ジョジョ第3部を舞台に、オリジナルのスタンド使いとの対決を書いた、『砂漠発地獄行』(著:関島眞頼。書き下ろし)、『熱き砂の墓標』(著:山口宏。1993年『ジャンプノベル』掲載分を収録)の2編を収録。 -
乙一(著)「The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day」
2007年出版。執筆期間は約5年、没にした原稿は約2000枚以上という、乙一先生による渾身のジョジョ第4部ノベライズ。まるで洋書のような異色の装丁だが、その意味はこの“The Book”を読めば理解『可』能。舞台は冬の杜王町。この悲しみと暖かさは、紛れもなく“乙一のJOJO”。