TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』第3話よりエンディングが追加され、使用される楽曲がバングルスの「Walk Like An Egyptian」(「胸いっぱいの愛~ザ・ベスト・オブ・バングルス」収録)であることが明らかになった。
バングルス(The Bangles)(公式サイト)は1981年から活動しているアメリカの女性バンドで、今回ジョジョ第3部のエンディングとして使われる事となった「Walk Like An Egyptian(邦題:エジプシャン)」は、1987年のビルボート年間ヒットチャートで1位に輝いたという大ヒット曲(歌詞・対訳はコチラ)。DIOのいるエジプトに向けて旅立つジョースター一行と、「エジプシャン」という曲名をかけた選曲だろうか?(笑) エンディングのアニメーションもポップな雰囲気で、楽曲とディ・モールト馴染む映像となっている。
ちなみに、発売中のアニメムック『TVアニメーション[ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース] STAND UP GUIDE』の大森啓幸プロデューサーインタビューによると、アニメ「ジョジョ第1部・第2部」のエンディングテーマ、YES「ROUNDABOUT」は、荒木先生がリクエストした洋楽の名曲の中から選ばれたことが明らかにされている。
『ジョジョ』には、やはりかっこいい、スタイリッシュなイメージがあって、当初は若いバンド、今のサウンドで考えていたんです。で、まず荒木先生に音楽のイメージを伺ってみたんですね。どんな曲がイメージですか? どんな曲がお好みですか?と。そこであがってきたのが…洋楽の名曲ばかりだったんです。「こんな有名な曲、許可おりるのかな…」って曲ばかりだったので、正直その時は絶望してまして(笑)
――無茶なレベルの曲ばかりだと(笑)
その中にYESの『ROUNDABOUT』があって、自分の中で「これは作品に合う!」とピンときて。曲調もそうですし、『ROUNDABOUT』って環状の交差点のことで、出会うけど交わることがない…というのが、ジョナサンとディオの関係性を表しているように思えたんですね。
で、そういうプログレッシブロックなイメージの曲を作ってもらおうかと思ったんですが、考えれば考えるほど、どう作っても偽物にしかならないなと。だったら、ダメもとで本物の許諾とりに行くしかないと思ったんですね。
(「ROUNDABOUT」は、実はOP候補だった!? 詳しくはムックのインタビュー記事を参照!)
今回の選曲も、荒木先生からのリクエスト(無茶ぶり)だった可能性が高い?(笑)