SBR感想 #37 真の力(1)

スティール・ボール・ラン #37
ウルトラジャンプ2008年06月号(138号)掲載)

「SBR」コミックス 16巻収録 #61「ボース・サイド・ナウ その2」)

#37 真の力(1)
[61P] 遺体奪還のため大統領のもとに潜入したルーシー、マジェントに襲撃されたスティール氏を救出するべく奮戦するウェカピポ…。運命の輪が、独立宣言広場を中心に回り始めるッ…!

【今月のSBR 感想サイトリンク集】

  • ●トビラ絵は、スカーレットに化けたルーシー。木の枝を腕で掴みながら、こちらを真っ直ぐに見つめてくる彼女。その凛とした表情からは、ダイヤモンドのように気高く固い意志が込められています。
    そんなワケで、今回は正にルーシー祭りです。女の世界です。
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    サイト:あらき100%
  • 思わず見入ってしまったルーシーの家系図。
    旧姓は何とペンドルトン!?
    これはかなりビックリしましたね。
    ペンドルトンといえば、第1部のヒロインであり、第2部ジョセフの祖母であるエリナの旧姓!!
    まさか、こんな終盤に来て、並行世界を感じさせるネタが再び出て来るとは思いもしませんでしたよ!!
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  • 冒頭はルーシーの過去から。
    ルーシーの旧姓はペンドルトン。不運と言うには軽過ぎる運命故か、
    マフィアへ借金の形として出される身となったルーシー。
    そこへ現れたのはスティーブン・スティール。

    『数年前――かつて自分が絶望の淵にいる時幼いルーシーさんの一言に救われ立ち直った事』
    『恩人である娘さんと彼女を育てたあなたにお礼をしたい』
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    サイト:しやわせ空間
  • いつも感想を書く時になってから、タイトルを確認する。
    読み終わってから、なるほどなぁとタイトルに納得。

    それぐらい、ページを早くめくりたくてしょうがないってことですよ。

    表紙絵は、なぜか「サンドマンの姉」。
    に見えたけれど「大統領夫人」。

    でも「大統領夫人」には見えないな。
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  •  前回の副題が「決戦の地へ」だったのにあまりそういった感じがしなかった事からこのシリーズで続いていくのかしらんと書いたのですが別にそんな事はなかったぜ!
     そんなわけで、今回から真の力(パワー)というシリーズでしばらくいくようですな。
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  • 冒頭は謎に包まれていたルーシーの生い立ちから。家族構成を知るにはまず家系図です。そしたらきました、アイルランド移民設定・旧姓ルーシー・ペンドルトン(長女)。ペンドルトンとは言うまでもなくあの方であり、ひょっとしたらメアリーというのも部下に黒騎士とかいる人の事でしょうか。とにかくルーシーのルーツは移民でした。
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SBR 感想サイト、キャモオオオ――ン!

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戦っているのは
男だけじゃないわ。

ルーシー、その数奇な生い立ちとは…。

(今月号のアオリより)

物語は回想シーンから。
過去、ルーシー・ペンドルトン(!)の家を訪れたスティール。しかし彼女は、ペンドルトン家の借金の形として、マフィアに差し出されてしまった後だと言う。
そこでスティールは「法的に結婚」することでのルーシー救出を提案。
父親からは「変態野郎」と罵られながらも、ルーシーは無事に救出された。
…という事は、『SBR』2巻のあの展開は、家に戻されたルーシーを迎えに行ったスティールが、かつての恋人と瓜二つのルーシーに号泣し、思わず本気で結婚を申し込んでしまった、という事になる!? 
あれだけ「恩返し」を強調しておいて、号泣しながら結婚を申し込んでしまったスティールを見て、父はどう思ったのだろうか…、などと、細かい矛盾は気にしない!

変わって現在。スカーレット・バレンタインとなったルーシーに「魅力を感じる」大統領は、彼女にレースに注力する理由を聞かれ、遂にその目的を語る。それは、「真の力」についてだった。

このレースが終わる時、我々の反映が始まるという事だ
もうすぐそれが手に入る……
世界中の万人が「敬意を払う」ものがな…
それはゆるぎない確かなもの

それが「真の(パワー)」だ
その力の下には「味方」しかいない

最初にナプキンを取る事のできる人間になる
その「円卓」に
この「ファニー・ヴァレンタイン」が
座る事になるのだ

そして、何やら興奮してきたらしい大統領は、こともなげに「服を脱げ」と言い放ち(その胸には遺体の『心臓』が)、扉を閉めて完全にルーシーと2人きりに…。動揺するルーシーの前で、自らの服を脱ぎ、「真の力」を伝える子孫を「作る」べく、スカーレットの姿をしたルーシーに襲いかかった! 「罵って喜ばして欲しいかッ! 服を脱げッ! スカーレットッ!!」 
いよいよとなり、大統領に刃を向けてしまうルーシー、しかし抵抗はいとも簡単に止められてしまう。
やはり大統領は薄々感づいていた! しかし「そんな事はとっくにどうでもいい」「わたしは産んでもらえればそれでいい、おまえに妻のかわりになってもらうぞ」、と更に力強く襲いかかる!

その時、ルーシーの変装が解け、遂に正体をさらけ出してしまう。驚きを隠せない大統領。その一瞬の隙を突いたルーシーのナイフが、大統領のノドに深々と突き刺さる!(ブラックモア、スカーレットに続き、これで被害者は3人目。ルーシー…恐ろしい子!) ボドボドと血を流し、そのまま崩れるように床に倒れ込んだ大統領。だがその時、異変が! 大統領の体が、まるで床に沈み込むように、消えてしまった…。いや、おそるおそるイスをどけると、まるでその裏側に張り付くように、大統領の姿が… しかもまだ生きている!?

「☆何が起きている…!?」(後ろアオリ) これは大統領のスタンド能力なのか!? まるで何も分からないまま、次号、ウルトラジャンプ2008年07月号(6月19日(木)発売)に続く!!