SBR感想 #45 大統領が来る!(3)

ジャンプコミックス『スティール・ボール・ラン』 18巻に収録!
(#70:「D4C(ディー・フォー・シー) その5」)


スティール・ボール・ラン #45

#45 大統領が来る!(3)
[47P] 大統領のスタンド能力「D4C」の前に、絶体絶命のDio、そして状況が飲み込めないウェカピポ…! 大統領の能力の「正体」を見抜き、窮地から脱出できるのかッ…!?

【今月のSBR 感想サイトリンク集】

  • ●時間は再び「現在」を刻む。視点も再びディエゴへ。スポンジとスポンジが重なって「2つ」が1つになるように、2人の大統領が1つに重なり合う。そして、2人のディエゴの肉体はスポンジのようになって崩れていく。「同じ世界」に「同じ人間」が2人同時に存在する事は出来ない。大統領以外は。それが『D・4・C』の能力ッ!
    ディエゴを救出しようとするウェカピポも、『D・4・C』のパワーには敵わず。どんどん肉体が削り取られていく中で、ディエゴは必死に脱出策を考えます。
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    サイト:あらき100%
  • タイトルが今月も「大統領が来る!」だ。
    しかも「(3)」って。

    もっといってるような気がするんだけれど、完全に気のせいでした。

    冒頭から、平行世界の「スポンジ化」現象の説明が!
    お~超納得!
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  • 「もう一つの世界」に引き込まれたDIOが体が少しずつ分解していきます。

    しかし大統領は二つの存在が同時に存在しても、それはあたかも
    スポンジとスポンジが重なって・・・
    そのスキ間がそれのスキ間に入り込むように『2つ』がひとつになるのです。
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  • 2ヶ月ぶりのご無沙汰でした。
    衝撃的なネタバレがあった前回でしたが、そこで休載になってしまったのはアンマリと言えばアンマリ。
    満を持して今月は47ページで登場しました。
    以前の様に60ページというのはもう無理ですかね?
    状況からしてクライマックスなのは間違いないところですが、この調子だとジョジョシリーズ最長の部になりそうですね。
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  • 1ヶ月の休載を経ての最新話
    今回は、ディエゴ視点で進みました。

    前回、圧倒的な能力を見せ付けられ瀕死のディエゴでした。
    しかしDioですから、、、、死なない展開になるのではと話題でしたが、でたあ!
    なんと死んでませんでしたねえ。
    まあ、ジョジョでは下半身がなかろうが、体に穴が開こうが、全然問題ないのですから。
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  • ・こっちの世界とあっちの世界

    大統領のスタンド能力は空間を、作り出して行ったり来たりするものかと思ったが
    間違っていた。
    同じ世界に同じ2人は存在することができない。これを逆手に取るような能力らしい。
    あっちの世界はこっちとは同じだか、少しだけ違う。その少しだけ違うこっちの世界に
    対象を引きづり込んで倒す。
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    サイト:memo(´し_`)mon
  • ”スポンジとスポンジが…… 重なって……
    そのスキ間がそれのスキ間に入り込むように
    『2つ』がひとつになって”

    「大統領が 大統領が… このオレがッ!! Dioがッ!! 『2人』!
    『2人』! オレの胴体がッ…… 細切れのスポンジみたいになって崩れて行く
    あと5~6個体にこの穴が開いたら!! このままだとオレは切断されるッ!」
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    サイト:しやわせ空間
  • スポンジの不思議な話から始まって、
    うーん、あの話はわかったようでわからないッ!!
    これからわかっていくのでしょうか???

    それはそれとして、意外な展開ッ!!

    まさか、ヴァレンタイン大統領は誰も殺さずに、Dioがウェカピポを消滅させてしまうとは!
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  • 1.隣の世界へ移動する能力
     隣の世界への移動方法ですが、物の間に挟まれることで移動できるようです。ドアの間であったり、国旗の間であったり、ディオと地面の間であったり、馬と馬の間であったり。若干「物の間」て定義があいまいですが、まぁ、そこらへんは能力者の主観によるのでしょう。スタンド能力に客観的な定義は必要ないでしょうし。
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    サイト:空気供給管

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進行する不可解なクライマックス



絶望的な状況下でも
耐えろ、
見極めろ――!

“☆驚愕の真実…!!” 
スポンジとスポンジが重なるように、『2人』の大統領が1人に重なっている。しかし『2人のDio』は細切れのスポンジのように崩れていくッ!

「同じ世界」に「同じ2人」が存在する事は、どんな者だろうと出来ない………、このわたしのスタンド能力以外はな……

なすすべもなく崩れゆくDio。しかしそんな絶望的な状況下でも、耐え、見極めようとしていたッ! 
大統領がDioの敗北を確信し、立ち去ろうとしたその時、マンホールから現れた恐竜、そして暗闇から星の浮かんだ腕が、大統領を打ち抜いたッ! まさかッ! こいつはッ!!


「ジョニィ・ジョースタ――――――――――――――――ッ!!」

(今月の超鳥肌ポイント!!)

「隣りの違う世界」とはいえ、ここが元とそのまま「そっくりの世界」なら、排水溝に逃れたジョニィも近くにいるはず! そしてDioは恐竜を使って、瀕死のジョニィを下水口からここまで誘導したのだったッ! 絶望的な状況下でも諦めず、しかも敵であるジョニィを利用するしたたかさ。(状況を把握してDioではなく大統領を攻撃したジョニィも凄すぎるんだけど)

逃げようとしたところを更に背中から連続狙撃された大統領は、民家のドアに挟まれるように倒れ、絶命した。しかしそれは、こっち側のもうひとり(・・・・・・・・・・)の方で、元の大統領は『眼球』を持って、無傷の世界に帰っていた。
帰るならNOW! しかしどうやって…? 残されたDioは必死に考え、そして大統領のこれまでの行動から、「何か」にはさまれば帰れると推測。そして、Dioが取った恐るべき行動は…

「悪いな…ウェカピポ… おまえのおかげだ(・・・・)……
 これでヴァレンタインのこの能力の正体がおそらくわかる(・・・)……………
 おまえと組めて良かったよ…… おまえのおかげで(・・・・・・・・)……………

 ……オレだけが理解する………

近づいたウェカピポの胸ぐらをつかみ、強引に引き倒したDioは、ウェカピポに「挟まれる」ことで、無事、元の世界へ! しかし、同時に「向こう側のウェカピポ」までも「こちら側」に入り込んでしまった。それはつまり、

「同じ世界」に「同じ2人」が存在する事は、
どんな者だろうと出来ない―――

スポンジとスポンジが重なるように、2人のウェカピポが重なり、「世界」から崩壊していくウェカピポ。「感謝するよ……ウェカピポ、さようなら」、Dioのあまりにも白々しいセリフにも、断末魔すら上げられず、あまりにもあっけなく、彼はこの世から消滅してしまった。
第1部ではジョナサンの体を奪う事で生き延び、第3部では承太郎に殴られた先にいたジョセフの生き血で復活し、SBRではウェカピポを利用して元の世界に帰還。この前向きな邪悪さ・非情さは、まさにDio。

遺体は大統領に全て奪われてしまった。しかし、戦いで大統領の能力をかなり推理できたDioは、「勝利の風はこのDioの背後から追って吹いている」とリベンジに闘志を燃やすのだった。

とはいえ! Dioの推理通りだとしても、かなり謎が多い、大統領のスタンド能力。ここでちょっと自分なりに纏めてみる。

『D・D・D・D・C』(ディー・4・シィー)

  • 「同じ場所に「隣りの世界」を同時に存在させられる」
  • 「同じ世界」に「同じ2人」が存在する事は、どんな者だろうと出来ない。「同じ世界」に「同じ2人」が存在した場合、スポンジとスポンジが重なるように融合し、両方が崩壊することになる。
    • 距離が近ければ近いほど、崩壊は早まる? 融合まで行ったウェカピポはあっという間に崩壊。しかし半分で固定され、ある程度離されていたDioは、かなり時間がかかった。(大統領がDioをなぶり殺しにするために、あえて引き離していたと推測。)
    • 逆に、距離が関係しないのであれば、単に相手を引きずり込むだけで倒せることになってしまう。同じ2人がそれぞれ認識できる距離が崩壊のトリガー?
    • 元の世界に戻れば、崩壊は元に戻る。別世界の自分が死んでも、それは別人なので、自分には影響しない。
  • 「隣の世界」への出入り口は、「何か物質の間に挟まれた場所」。「ドア」と「壁」、「地面」と「国旗」、「馬」と「馬」、「壁」と「Dio」、「地面」と「ウェカピポ」など。
    • とりあえず有機物、無機物は関係無い模様。
    • 出入り口を作れるのは、大統領のスタンド能力だけ。出入り口はいくつでも作れる?
    • 何かが挟まっている間は、出入り口はキープされ続ける?
  • 「隣の世界」はひとつではなく「いくつか並んで世界がある」。
    大統領が無敵なのは、負傷するたびに「隣の無事な自分」と入れ替わり、負傷した自分を隣に「捨てて」いたため。

    • 隣の無傷な自分は、少し時間軸をずらした「負傷する前の自分」だろうか? これなら、ルーシーに刺された後復活したり、ルーシーの逃亡ルートを「見た」のも一応説明が付く。
  • 『遺体』はあくまで1つ。『隣の世界』には存在しない。(隣のSBRは「ダイヤ」か何かを集めるレースになっている) そして、遺体のあるこの世界が『全ての基本』。

    • 「隣の世界」はファイルをコピー&ペーストするように、大統領が『その時点の元の世界』をベースに作り出しているのか?
    • 「元の世界」と「隣の世界」は、互いに影響しあうのか? 隣で大統領を狙撃したジョニィは、大統領とDio(の半分)が隣に移動して、ウェカピポだけが残されていた「元の世界」でも、マンホールの所まで来ていたようだが。(この、元の世界のジョニィが何を見たかで、能力の本質が分かるッ!?)
    • そもそも、ジョニィを撃ったのが、ウェカピポ、Dio、大統領の3人に見えた現象は、結局どういった物だったのか? 隣で大統領(達)が取った行動が、「D4C」の能力解除とともに「元の世界」に統合され、たまたま近くにいた人物で辻褄合わせが行われる??
    • 大統領は隣の世界にいても「臭う」のか??(笑)

結論:「そこんとこだがおれにもようわからん」

「☆GO! ジャイロ、GO!!」(後ろアオリ) 
ここでようやくジャイロのターンッ!? 追うべきは大統領やDioではなく、ここで「何か」を見たジョニィ! 全ての遺体を揃えた大統領は、次にどんな行動を取るッ!? そしてそれを追うDioはッ!? 表紙&SBR17巻専用カバー付で、次号、ウルトラジャンプ2009年4月号(3月19日(木)発売)に続く!!