SBR感想 #51 最後の砦

ジャンプコミックス『スティール・ボール・ラン』 19巻に収録!
(#76:「D4C(ディー・フォー・シー) その9」)
スティール・ボール・ラン #51

#51 最後の砦
[31P] 列車から落下しながら、大統領にとどめをさしにいくDio! 最高権力者の企みを阻止し、聖なる遺体を手にすることが出来るのか!? 大統領 VS Dio、遂に決着の瞬間が…!!

【今月のSBR 感想サイトリンク集】

  • ●今月のウルジャンは「SBR」が表紙ッ!年に1~2回の貴重な機会です。さあ、今度はどんな超美麗なカラーイラストが拝めるんでしょうか!
    ……と思って、心して観てみたら、あらビックリ。なんと色が無い!いや、正確には青オンリーです。白黒イラストの上に、乱雑に筆を走らせたかのようなダイナミックすぎる青ッ!ともすれば「手抜き!?」なんて思っちゃいかねませんが、これが観れば観るほどに味わい深い。

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  • 過熱する大統領との戦いもいよいよ大詰め!
    スタンド能力も把握し、その弱点をついてディオは攻撃を仕掛けて来る!
    果たして、ディオは大統領を倒す事が出来るのか?
    そしてルーシーは?
    遺体はどうなってしまうのでしょうか!?
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  • ついに「進行する不可解なクライマックス」というアオリが消えました。
    新しい展開が始まることを告げているように思います。

    Dioが死んだ…。
    半分衝撃、半分納得です。
    前号の勝利宣言、そしてSBRレースで唯一のタイムボーナスを2つ得ているところからして、敗北の線は濃厚でした。
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  • かっ切られた大統領の首から放出される大量の血。
    力なくぐったりとした大統領。
    そしてDio。

    「切り裂いたその首のその傷はッ!
    オレがいた人間世界の悲惨の『線』だ…」
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    サイト:しやわせ空間
  • Dioの戦いはまさに命がけだった。大統領に与える一撃一撃にDioの思いの重さも
    込められている。Dioも幼い頃の境遇は恵まれてるとはいえない。
    「オレがいた人間世界の悲惨の【線】だ」
    「このオレが手に入れるこの世界への【線】だ」
    の言葉からも、Dioはジョニィと同じように常にマイナスの自分に負い目を感じていたのでは
    ないだろうか。
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    サイト:memo(´し_`)mon
  •  ディオと大統領の戦闘が予想外の展開で終わりました。やはり4人目の大統領がいるって考えは安直でしたかね。あれだけ切り刻まれながらも車輪の下へと潜り込み、かつ足でディオをロックして引き込んで体を真っ二つにしてしまうという、自分が生き延びることと相手を倒すことを同時にやってのけたのは「さすがラスボス」の一言です。どんな窮地に陥っても勝利への執念を見せたのが勝因ですかね。「相手が勝ち誇ったとき~」の言葉通りにディオが負けてしまったのが残念ではあります。
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    サイト:空気供給管
  • 「大統領」は「DIO」から即死の一撃をくらったハズだったが、意図的なのか偶然なのか?
    「大統領」髪が車輪に巻き込まれて、列車へと引きずり込まれていく!

    即死のハズの「大統領」にカニバサミを喰らって、「DIO」も列車の中へと引きずり込まれていく。
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  • 列車から飛び降りた大統領に、空中で追撃をかけた Dio 。
     大統領の咽もとをかっ切り、さらに猛り狂ったように鉤爪を振り下ろす。
     大統領を真っ向唐竹割り!

    「切り裂いた首のその傷はッ!
     オレがいた人間世界の悲惨の「線」だ…」
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  •  あ~ん、ディオ様が死んだ(以下略

    ●大統領vsDio
     ウムムムムム、個人的には、Dioという名前の重みからして本当のラスボスはDioになるんじゃないかと思ってたんですが、遠くから見てて状況がよく分かるジョニィが「Dioが死んだ」って言ってる以上Dio死亡は確定ぽいですかなぁ。
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ウルトラジャンプ 2009年 10月号 [AA]



魂は互いに託す
  最後の決戦のときのために―――

(扉アオリより)

 今月号の表紙は『スティール・ボール・ラン』! ウルジャン2009年4月号以来半年ぶりで、線画+加工という珍しいパターン。ジャイロの左手の位置がセクシーさを醸し出す!? そして本編は、今月号は31Pと短かったが、いきなり衝撃の展開ッ!!

 「☆大統領、死す…!?」(アオリ) 
列車から転落していく大統領とDio。既に致命傷を与えているにもかかわらず、追撃の手をゆるめない!

切り裂いた首のその傷はッ!
オレがいた人間世界の悲惨の「線」だ…
WRYYYYYYY――――ッ
そして これがッ! それを超えた線ッ!
このオレがッ!! 手に入れるこの世界への線だッ!!

 世界を恨み、支配することを渇望してきたDioだからこそ出るセリフ。狂気でしか乗り越えられなかった「線」が、とても悲しい。
そして、誰の目にも明らかな致命傷を受けた大統領。大方の予想通り、さらに「隣の世界の大統領」が現れるのか、と思いきや…………、

「待てッ! 止まれッ! ジャイロ!止まれッ!
 Dioが死んだ!
 今、列車の窓から2人が転落した
 Dioは大統領の能力に敗北した
 列車の車輪にはさまれ(・・・・)
 ヴァレンタイン大統領は向こうの世界へ消えたんだ」

 またしても隣の世界に逃れた大統領。そして、いまわの際の大統領によって車輪に引きずり込まれたDioは、胴体を切断され、無惨な死を遂げた。一応、死亡宣言はジョニィの言葉だけだが、いかに恐竜化したDioでも、あの状態で、ホット・パンツも列車と共に走り去っては、助かる術は無いと思われる。ジャイロやジョニィとの決着が着かないまま、「リタイア」してしまったのが残念でならない。そして真に恐ろしいのは、大統領の「決断力」。敗北は自分だけでなく、一族郎党闇に葬られるのは必然。(列車に残されたホット・パンツも、戻ってきた大統領に始末されるのは確実だろう。)

 最後の意思確認を迫るジョニィに、ジャイロは唐突に、「お互いの秘密を言い合おうぜ」と振ってきた。ジャイロの本当の名前は、「ユリウス・カエサル・ツェペリ」! ローマ皇帝と同じ名前で、英語読みだと、「ジュリアス・シーザー・ツェペリ」! まさにここにきて今年最大のヒット、「おったまげ」な裏設定が明らかに!(まさかシーザーのような最後って事は無いよね…?) 対してジョニィが話した「秘密」は、『虫さされフェチ』。うわぁ…。ジョニィに『ストーンオーシャン』のヨーヨーマッ戦を見せたら、ヤバイくらい興奮するのだろうか(笑)。
でも、こんなどうでもいい秘密を暴露しながら、シリアスな顔で「絶対に言うなよ……」「君こそ……!」と絆を強める演出がグッとくる!

ジャイロ「じゃあ行くか… 列車を追うぞ」
ジョニィ「うん」
    「ルーシー・スティールを救いだそう」
ジョニィ「ああ… そうだな… それがオレたちの一番の目的だな」

 遂にジョニィは「自らの足」で鐙を踏みしめ(泣ける!!)、「馬」のパワーを加えた回転を見せる。スタンドに変化は見られないので、まだそのパワーは未知数。

 さあ、行こう!とした時、ジャイロがぽつりと疑問を漏らす。「あの列車だが……いったい誰が運転しているんだ? 運転しているヤツがいるはずだ」。隣の世界の大統領が運転している、というオチは無いと思われるので、必然的に、大統領の部下がまだいる事に!? そして途中からチラチラ見えていた看板が、どうもおかしい。
「クマに注意!」 看板が後ろを付けてきているッ!?

 「☆…不穏ッ!!」(後ろアオリ) この看板は何!? 既に攻撃が始まっているのかッ!? 列車のルーシーと、ホット・パンツは無事なのかッ!? 次号ウルトラジャンプ2009年11月号(10月19日(月)発売)に続く!!

☆今月号のUJ巻末コメント

映画『96時間』良かったです。スタイリッシュで泣けるという奇跡の傑作、ありがとう。

 映画「96時間」公式サイト