迫稔雄先生の破天荒バイオレンス漫画『嘘喰い(うそぐい)』が連載10周年を迎えたのを記念して、週刊ヤングジャンプ 2016年 No.24号(2016年05月12日(木)発売号)に、荒木先生が『嘘喰い』10周年の祝福イラストとコメントを寄せている。
荒木先生が描いたのは、『嘘喰い』主人公の斑目貘(まだらめ ばく)。荒木タッチで描かれたクールな貘と、シャツの柄に描かれている彼の好物「かり梅」の梅柄とのギャップが面白い。この荒木先生が描いた『嘘喰い』でも漫画を読んでみたくなるッ!? 荒木先生が斑目貘を描くのは、『嘘喰い』コミックス30巻収録のコラボイラストに続いて2度目。
週刊ヤングジャンプ2016年No.24号より、荒木先生が描いた『嘘喰い』とコメント。
“嘘喰い「10周年」。迫先生肉体を鍛えて体脂肪「10%」。
真におめでたい数字が並びましたね。
ますますのご発展をお祈り致します。”連載10周年と体脂肪10%を並べてしまうのが、健康に人一倍気を使う荒木先生らしい!?(笑)
荒木先生と迫先生の交流は、『嘘喰い』連載1年目に行われた、2006年のヤングジャンプの対談企画がきかっけだったが、その対談上で、実はこんなやり取りがあった。
荒木:こういう『嘘喰い』とかも映画にしたら面白いですよね。ちょっと非現実で、何か現実とちょっと接点があるみたいな。
迫:まだ早すぎると思いますけど、『ジョジョ』目指して映画化できるように頑張ります。
そして今週のヤングジャンプで、連載10年目にして、『嘘喰い』の実写映画化が発表された。荒木先生の当時のコメントも、今見ると何か予言めいていて、奇妙な縁を感じる。
(なお、この時の対談は、劇場版『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』を記念して企画されたものだった。)
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