「破棄した原稿は二千枚以上」 乙一、ジョジョノベライズの現状を語る。

12月8日に発売された宝島社「このミステリーがすごい!2005年版」[AA]の、人気作家51人の最新動向をチェックするコーナー「私の隠し玉」にて、乙一先生から「ジョジョ四部ノベライズ」についてのコメントが掲載。

(省略)何度も完成はしているのに、なかなか満足のいくものができないので、自分でボツにしています。結局、破棄した原稿は二千枚以上です。「駄目なものを出版するよりは、予定を先延ばしにしたほうがいい」という気持ちと、「駄目なものでもいいから、決められた期間内に出版する」という気持ちとで葛藤しています。妥協して次の仕事に移るべきなのでしょうか。まとまった収入を得た現在、次々と多くの仕事をこなすよりも、自分を満足させることに時間を費やしたいのですが。

今年一月のBOOKアサヒコムのインタビューでも、「書き直しの連続になっているんです」と語られていたが、今もなお、書き直しは続いている様子。

「読むジャンプ」掲載から2年。待たされる側としては、当然、「一日も早く出してくれッ!」というのが本音だけど、もうここまで延ばしに延ばしてきたのだから、あとどれだけ時間が掛かろうとも、乙一先生自身が100%納得のいく形に仕上がってから、堂々と出していただきたいところ(ハンパな物じゃあファンは納得しないのは、5部ノベライズや5部ゲーで明らか)
ただ、間違っても「終わりのないのが【終わり】」にだけは、しないで下さい…(つД`) 。

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    乙一:もう何度も書いては自分で没にしているので、何とか来年には完成したいですね

  • Quick Japan Vol.56(2004/09) 掲載、「デスノート徹底座談会」

    乙一:僕は『ジョジョの奇妙な冒険』第四部のノベライズを少しずつ進めています。『DEATH NOTE』が完結する頃には終わらせるつもりです……。