MERRYYYYYYYYY―――ッ!! Xmas 特別企画!『ジョジョの奇妙なクリスマス 2004』


子供にはプレゼントが必要だ
聖夜を渡り切る 靴下の中の「プレゼント」がな


~ ロマンホラー! 深紅の老人伝説2 ~


『ジョジョの奇妙なクリスマス 2004』
― サンタ・クロース・ラン ―

  • トナカイ:「なにやっている? サンタ」

    サンタ:「数えてる プレゼントの数をよォ……
        一度数えてみたかったぁ~~~
        一日で何個プレゼントを配れるのか……をなぁぁ」

  • 子供:「聞けッ! なんだ?この音は!?」
          (シャンシャン…)
    子供:「オレの耳鳴りか? 自動車は通らない……」
          (シャンシャンシャンシャン)
    子供:「聞こえるぞ… 近づいてくるッ!」
          (シャンシャンシャンシャン)
    子供:「ものすごく近づいてくるッ!」
          (シャンシャンシャンシャン)

    子供:「上だッ! やって来たぞッ! 『空飛ぶソリ』だッ!」

  • 89.5度からプラスマイナス0.9度の間。この数字はサンタクロースが上空から煙突の中に
    入ってくる時の突入角度である。

    この角度以内で煙突に入射してこないと…サンタクロースは
    煙突内部のすすの抵抗で煙突に詰まってしまうか、
    もしくは下に着く前に暖炉の熱で燃えつきるかしてしまう。

    屋根を人の頭とたとえるなら
    …髪の毛一本ほどの狭い回廊。

  • サンタ:「もっとも『むずかしい事』は!
        いいかい! もっとも『むずかしい事』は!
        『煙突を見つける事』さ!」
  • サンタ:「なに配るかな? さっそく「入り口」見せてくれよ」

    家主:「入り口? 『煙突』のことですか?
        そんなもの、うちにはないよ…」


  • LESSON2は 『子供には悟られるな』………だ!
     
  • 子供:「なんだ最近のクラスメイトの会話は…………
        『父親』!『サンタ』!『父親』!『サンタ』!
        ああ!ぼくの精神はほんとにどうかしてしまったのだろうか!
        父さんが『サンタ』と思い始めているッ!」
  • 母親:「泥棒か? おや! 全然違ったあああ
        だがなぜ子供の部屋へ入り荷物へ手をかける?」

    父親:「サンタ宛の手紙を探している。どこにある?」

  • そしてクリスマスの夜―――

    父親:「フン!くだらんなあ~~~~
        サンタさんのプレゼントなんてなあ~~~~~っ
        このクリスマスの趣旨はあくまで「通過儀礼」!
        あくまでも「プレゼント」を渡すこと!
        隣ん家のお父さんのようなサンタに化けるつもりも
        なければロマンチストでもない……
        どんな手をつかおうが…………最終的に…
        渡せば良かろうなのだァァァァッ!!

    子供:「ガァーーーン」

    母親:「(ど…どうりで靴下が……ないはず……
        サンタを演じる意思は最初からなかった…のね)」

  • 音声ナビ:「「ダ○ソー」だあ――――ッ
        ルートは100円ショップのど真ん中を目指す方角だあああ
        50km先のト○ザラスを無視するつもりですッ!
        150km先にも玩具屋があるかどうかわからない方角だッ!」

    父親:「おまえ何買ってんだ母さん――ッ
        リボンはともかく理由を言え―――ッ

    母親:「払ってくれるか? 出費は最小を取るぜ
        当然だな…………… どれも105円で買える…………
        中国製のミニカーとかをよォォ…………」

  • 元画像:「あこがれの人」鋼鉄の街) 画像改変&使用の許可、グラッツェ!

  • 父親:「今……なんて言った?………」
    子供:「ですからあなたに今約束をいただきたい……お父さん
        PSPのプレゼントを…………」
    父親:「今…なんて言った? おまえ……」
    子供:「なにもオレは最初から………サンタさんがお父さんなんて
        思っちゃあいない…だが……サンタさんである可能性が高い
        あんたの給料から渡されているオレの毎月のお小遣いは
        オレの心の闇をお菓子や漫画で満たしてくれている……
        崩壊しそうなオレの心の底をッ!
        今のオレには(PSPが)必要なんだ……
        一言でいい…『買ってあげる』と…」
    父親:「…………言ってる事がわからない………
        ………イカレてるのか?………この状況で…」
  • 秋葉原のゲームショップ―――

    父親:「確認するようだけど間違いないよね?
        このゲーム機に「タッチパネル」なんか付いてないんだよね?
        …………この「PSP」には……………」
    店員:「(ガサァッ ガサ ガサッ)
        はい大丈夫ッ! 完璧に合ってるぜ、OK! たぶん
    父親:「え! 今なんて言った? ちょっと待って!
        今小さくたぶん(・・・)てつけたさなかった?  たぶんッ!?」
    店員:「心配すんなって!! 合ってるよッ!
        色だって形だって似てんだから合ってんだよッ! きっと
    父親:「なにそれ!? きっとォォ!?」

  • 父親:「起きて…………いるのか?」
    子供:「………………」
    父親:「起きているのかと聞いているのだ!! 息子ッ!」
    子供:「さあな…… なんのことだ………? わからないな父さん」
  • 子供:「そして ぼくは生まれて初めてマジに心の底から
        サンタさんにお祈りした…
        『どうかこのぼくに「PSP」をください』……と
  • 翌朝―――

    子供:「う~~~ううう あんまりだ…(ポロポロポロ) HEEEEYYYY あァァァんまりだアァアァ イヒィィィ…(涙)」

  • 子供1:「わたしの縫いぐるみはピ○チュー」
    子供2:「ハ○太郎(ビン!)」
    子供3:「ト○ロ(ビン!)」
    子供4:「プ○モプエル(ビビン!)」

    全員:「プレゼント交換!(パバァ――――――ッ)」

  • 暴君な子供:「フーフー吹くなら……このおれのために
        ロウソクの炎でも吹き消してるのが似合っているぞッ!」
  • 我侭な子供:「おい何のマネだこりゃあ~~!?
        ケーキが『4つ』なんだ!
        このオレに死ね!っつーのかッ!!」
  • 不細工な子供:「誰かが余った「ケーキ」を食べるというのなら
        それはこのわたしだ、気の毒だが

        最後の一個………」

  • キレた子供:「(ザグゥッ)
        このボンクラがオレをナメてんのかッ!
        4人で4つに切り分けておきながら
        なんで1人で2個食えるんだ
        この……ド低脳がァ―――ッ
        (ドグシャアッ)
  • (山積みのアニメ・特撮ヒーロー物玩具を見ながら)

    店員:「数がすごすぎます…
       もし24日で……クリスマスでひとつ残らず
       売りきれない事態が起こったとしたなら

       TV番組は1月で相次いで最終回!
       子供は見向きもしなくなるだろうし店全体が在庫の山になる!
       その時あなたはどう責任をとられるつもりですか?」

    店主:「潰れるかも…………………
          なんちゃって…………………」

    店員:「はは」

  • サンタ:「起きる(・・・)なよ……
        『サンタ・クロース』が『プレゼント』を届けるとき
        何者も起きていてはならない…」
  • トナカイ:「なぁ オレたちゃサンタなのか?
        それとも不法侵入者なのかよ?」

    サンタ:「確実なのは留守じゃあないってことだ……
        プレゼント渡せりゃあサンタってことで帰るが
        渡せなきゃあ不法侵入者になることもありうるな」

  • 子供:「サンタの格好をしているけど………
        パパじゃあない
        あいつはうちのパパじゃあない
        だ…誰なんだ!?あいつは!?(ガタガタ)」

  • サンタ:「最初カラハッキリシテイマス ワタシハ サンタサン デスヨ」
     
  • サンタ:「これがおれの正体のハンサム顔だ」

  • サンタ:「『ダッシャー』……! 『ダンサー』! 『プランサー』!
        『ヴィクセン』! 『ドンダー』……… 『ブリッツェン』!
        『キューピッド』! 『コメット』!  『赤鼻のルドルフ』!!

    トナカイ達:「(パチィ)」

    サンタ:「興味を示してくれたか?
        君達のほうからわたしのソリを引いてくれるのか?
        これで聖夜は幕を開けるのか!?
        これで世界中の良い子の元へ旅立てるぞッ!」

  • サンタ :「『クリスマス』だって?」
    トナカイ:「子供達は世界中にいる「よい子」の達人だ」
    サンタ :「プレゼントを配るって?」
    トナカイ:「やらねばならん」
    サンタ :「もしかしておもいっきしハードなやつ?」
    トナカイ:「一晩しかない」

    サンタ :「オー! ノーッ
         おれの嫌いな言葉は一番が「子供」で
         二番目が「配達」なんだぜーッ」

    トナカイ:「てめ――の仕事だろうがッ この野郎!」

  • トナカイ:「サンタさん! 子供部屋にまいられい!
        お願いします、手がつけられません! ずっと起きてます!」
    サンタ:「両親はどうした?
         両親はサンタクロースを信じさせられなかったのか?」
    トナカイ:「手におえません。
        彼にとってサンタはファンタジーでしかない…」
    子供:「やめろオオオオオ 眠るもんかああああ
        どうせ父さんだろオオオオオ 顔が見てえええええ!」
    サンタ:「動くな、心を清らかに保て! 心を……」

    スパアァァァァン(プレゼント投入)

  • この『聖夜』は
    ぼくが子供たちに贈り物を届ける夜だ
    物質的な……
    ……という意味だけではなく
    子供たちに夢を与えるという意味で……

    ぼくの名前は『赤鼻のルドルフ』

    最初から最後まで本当に謎が多い老人
    『サンタ・クロース』と出会ったことで…

  • ???:「起きているのか… 『良い子』
        応答しろ『良い子』 聞こえないのか?
        わかった…『良い子』 そういうことか……
        返事も出来ない熟睡状態というわけだな?
        今… プレゼントを置いていく……」

    子供:「(パチッ)こいつは―――っ
        『サンタ・クロース』ッ!!」

  • 祖父:「朝起きた時 君は…
        たった『ひと言』をくり返して泣いておったそうだ
        『サンタクロースはお父さんだった』
        『サンタクロースはお父さんだった』………とな
        サンタがプレゼントを靴下に入れる時に見てしまったのじゃな」

    子供:「あの『サンタ』……… どうりでなれなれしいはずだ…」

  • サンタ:「ほ……ほんとに…君はこれからも…
        「良い子」でいてくれるのか?」
    子供:「(ニタァーッ) ああ~~約束するよ~~~~~~っ
        一年間の『良い子』と引き換えのギブ アンド テイクだ、
        よこせよ…はやくオモチャよこせ!」
    サンタ:「だが断る
    子供:「ナニッ!!」
    サンタ:「このサンタクロースの最も好きな事のひとつは、
        自分で良い子と言ってるやつに
        『NOTE(ジャポ○カ学習帳)』を配ってやる事だ…」
  • 子供:「さ、さっき よ…良い子にしていれば…
        オ…オモチャをくれるって い…言ったくせに………」
    サンタ:「自分を知れ…そんなオイシイ話が…あると思うのか?
        おまえの様な悪ガキに」
  • 子どもたちはクリスマスの朝、枕元のプレゼントを見つけた時
    すぐ「日頃の行いがよかったから、わたし」という。
    30歳以上の独身者は20日辺りになると「今年も独りか」とつぶやく。
    別にキリスト教にこってるわけではないのだがみんなこういう。

    <「プレゼント配るなら日本のここベスト100」民明書房刊 1500YEN(税込)>

  • 「こっ、こいつはッ!?
     このフザけた事態は……!! なんなんだ!?
     こいつ『贈り物』だッ! もう間違いないッ!
     この靴下の中にあるものは偶然とかマヌケじゃあないッ!
     あらかじめ『知っていなくちゃあ』こんな事は誰にも出来ないッ!
     ぼくの欲しかったおもちゃを「入れた」のはあいつだッ!

     『サンタクロースの野郎』だッ!!」

  • 「うわおおおおおおッ!」
    「くッ……靴下の『中』にかァァ―――ッ!」
    「ちょっと無茶な隠し場所じゃあねーかおい!」
    「定番ちゃあー定番だがこの靴下を履くヤツあバチ当たりだぜぇ――ッ」

  • 「合体したあ―――――ッ
     パンチ何メートル飛び出るかなあ――――
     ミサイル新記録出るかなあ――――」

    (プレゼントの合体ロボで遊ぶ子供)
  • 子供:「このナイフはッ うおおお、このナイフはッ!!(ザワザワ)
    このナイフはサンタが靴下に突きたてていったプレゼントだァーッ!!

    ディーソードベガ[AA]

  • 親:「サンタにオモチャせがんでたよね?
       彼が残していってくれたようだ。プレゼントだよ… 」

    子供:「いやあああああああああああああ

  • クリスマスの主人公は良い子です。なぜ『良い子』なのか? そこの所なのだ問題は。
    良い子なのだから
    いじめっ子と戦って顔面にパンチをくらってもヘコたれないタフさが必要だ。
    時には友達の落とした100円玉を探してドブの中をはいずり回る可能性もあるし、
    遊び疲れて大股開きで昼間から眠りに落っこちるかもしれない。
    子供にはちょっとキツイ設定だ。
    でもそのギャップが逆に考えてみるとおもしろいかもと思った。
    しかも聖ニコラウス様のような大きな人間愛を持つ人に育つ子。主人公は良い子しかないと思った。


【ネタ投稿、ディ・モールト・グラッツェ!!(敬称略)】
$、
DEB、
HAHAHA
MAXIM、
YO!YO!マッ、
きらー きんぐ、
つむり、
ねこばな、
のぶ、
はっするゴリラ、
はやを、
まるー、
みの、
らり~、
アメダス、
イド、
イズム、
トニ雄、
オツベルと象、
ハイプレーンズ・ドリフター、
ピノッキオ
ゴリ山ウホコ、
ピロチュウ、
ジェグ、
ペンギン
メカ聖子、
ワールド21、
阿修羅、
黄金体験プッティ、
芹沢海里、
金銀パール、
古鉄
午後のアバ茶(ストレート)、
七誌、
将生、
乗除、
条上、
正成、
赤羽3、
中年、
天明 花京院、
天煌純一
脳味噌プリン、
鮒侍、
無名ッ!!!、
幽波絞り、
裏菊、
良髭(よしひげ)、
澤村、
ACDC、
dora、
dx25、
hai、
iguttchi
JET BABY
J,P,Sato、
K
KG、
KILLERCOOL、
LoW、
MAXIM、
Mr.M、
nogard der、
oka、
Pino、
saba、
satman、
satoshi
SUNEO、
その他名無しの方々
/ ネタ絵グラッツェ!:JET BABY

昨年の「ジョジョの奇妙なクリスマス」がディ・モールト好評だったので、今年もまたまたやらせていただきましたァン!! ジョジョ1~6部、SBR、変人偏屈列伝と、多岐に渡っているので、全てのネタを愛=理解できる方は、間違いなくジョジョマニアッ!?(笑)。大勢の方々から頂いた、そのままでも十分笑えるグレートなネタの数々から、更に吟味して構成しました。ガハハニョホと楽しんでいただければ幸いデス。

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