SBR感想 #43 大統領が来る!

ジャンプコミックス『スティール・ボール・ラン』 17巻に収録!
(#68:「D4C(ディー・フォー・シー) その3」)
スティール・ボール・ラン #43

#43 大統領が来る!
[47P] 大統領の能力を見極め、暗殺せんとするディオは、警備兵になりすまし、市庁舎へ潜入する。そこでディオが目にするものとは? そして、大統領の能力、その正体とは――!?

【今月のSBR 感想サイトリンク集】

  • ●トビラ絵は堂々たるポージングを決めたディエゴ。麗しきお姿です。「全てを手にするのはこのDioだ。大統領?あんなのメじゃあないね!」とでも言わんばかりの、自信と野心に満ちた表情がカッコ良すぎですね。

    ●警備兵に変装し、庁舎内に侵入。大統領に接近するディエゴ。大統領はそんなディエゴの姿を横目でチラリ。緊張が走ります。そんな張り詰めた静寂を破ったのは、身重のルーシーがストレッチャーで運ばれる音でした。分娩室にでも運ぶんでしょうか?
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    サイト:あらき100%
  • なんという衝撃的な内容なんでしょうか!
    ページをめくる指が奮え、読後はしばらく「震えるぞハート」状態でした。。。
    第7部中、一番緊張感がある話だと感じました。

    今回はDio視点だった!
    これで、ジャイロ、ウェカピポ、ディエゴ、この3人の視点で16:05~が、それぞれ描かれたことになります。
    完全に同時刻に別々の事が起きていますね!
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  • うぉぉぉぉッ!
    全く訳が分からんぜ。

    分かっているのはおもしろいってことだけだ。

    「DIO」vs「ウェカピポ」
    この「ウェカピポ」は、「大統領」がスタンド能力で「ウェカピポ」のビジョンを作り出して攻撃していると予想。
    「アンダーワールド」のように地面や所有物から記録を立体化する能力なんじゃあないかなと。
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  • クライマックスが近い事を予感させるジョジョ第7部「スティール・ボール・ラン」。
    今月は49ページで登場しました。
    ここのところ月産のページ数が減っており、恐らくコミックスでは4話収録が基本になってきている様ですね。
    今のペースに慣れてしまうと、以前の様に60ページなんて難しくなってしまう気がします。
    まあ、色々と事情もあるとは思いますが。
    今月号からは18巻収録分になるでしょうか?
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  • 荒木マジック満載の時系列漫画じゃないか!!!!

    もう展開がすごすぎる。興奮した。

    ジャイロ視点→ウェカピポ視点→Dio視点(今ここ)
    同じ時間を視点を換えての演出は圧巻。
    少しずつ話が繋がっていく。
    うわー、これは単行本で一気に読みたかった。
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    サイト:memo(´し_`)mon
  • Dioは暗殺を実行できませんでしたが、
    それは、ルーシーがストレッチャーで運ばれていたからです。

    19世紀末に、あんな折りたたみ式のストレッチャーってあったんでしょうかね???

    ともかく、ルーシーの出産は間近のようです。
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  • 独立宣言庁舎へ潜入し、大統領へ急接近したDio。その目に映ったのは、ルーシーの姿。
    (あれはッ! ルーシー・スティールだッ! すでに「正体」がバレているぞッ!!)
    驚愕するDio、ハッと気が付くと、大統領はスデに表に出ていた。
    (”何だと!?…… 大統領のヤツが警備もつけず ひとりで外に出ているぞ”)

    と、ここでDioの新能力(?)発動。
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    サイト:しやわせ空間
  • 謎 を 暴 け !

    前々々回から不思議なことが起こっている独立宣言庁舎。

    今回はディエゴが大統領暗殺のため庁舎に乗り込むッ!

    変装し、現れた大統領に敬礼するディエゴ。
    そのディエゴを「チラリ」と単行本16巻のカバー部分のようにチラ見する大統領。
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    サイト:グラス1杯
  • さて、今回は予定調和な形のDioルート+αといった感じ。
     Dioルートの方はほぼ前回感想で書いた形になり特に書く事がないので、今回は大統領の能力について考えていきましょう。

    ●大統領の能力
     どんどん便利になるDioの能力のおかげでジョニィ銃撃の犯人は大統領と確定。未だに大統領銃撃まで目撃されてた、っていう事実がひっかかりはするのですが能力が暴走してるという事はなさそうですな。
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  • 1.何が起きているのか
     大統領のスタンド能力で何かしらの出来事が起こっているんでしょうが、さっぱりわかりません。それぞれの人の視点から見て、重なっていることもあれば若干ずれているところもありますし。て、わけで、ここ5回分の出来事を表にまとめてみました。なんとなく同一の出来事っぽいところを横に並べてあります。表が横にでかくて見づらいかもしれませんがご了承ください。私のPC(1024×768)ではギリギリ横いっぱいに入ってます。
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    サイト:空気供給管
  • さて、先月は色々と予想してみたんですが、やっぱりというか案の定というか、まったく見当違いでしたね!

    やっぱお前、馬で移動してたのかよーーーッ!!!Σ(゚Д゚;

    最初はそうかなーと思ってたんです。ホラ、ジャイロの近くの窓ガラスに映った馬をジョニィが見てたじゃあないですか、だいぶ前に。あれはチョコレイト・ディスコが乗ってきたものだと思ってたんですが、先月ヤツは徒歩で移動してたんですよね。
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不可解が連鎖する最終決戦!

(ウルジャン表紙アオリ)



謎 を 暴 け

☆牙をむくか、Dio…!?

(扉アオリ)

警備兵に化けたDio、その目の前に、ヴァレンタイン大統領! 大統領は警備兵(Dio)をチラリと一別しただけで、そのまま通り過ぎようとする。今がチャンスッ!? しかしそこでDioは思いがけない光景を見る。それはストレッチャーで運ばれる、ルーシー・スティール! 正体がバレている! しかも異様に膨らんだお腹…。『何があった』ッ!? 更に別の警備兵から、ジャイロ、ジョニィ、そしてDioの射殺許可が出ている事を知らされる。その間に大統領は、警備も付けずたった1人で市街地の方に向かっていく。遺体も、Dioの持つ『左眼球』を除く全てがここに揃っている状況で。
「すぐにでもあいつを暗殺しないと……何か「重大」な事で先を越されるッ!」 
警備兵をゴールド・Eも真っ青な応用力で片付け&一瞬の早き替え&超嗅覚と、恐竜化の能力をフル活用しながら、大統領の追跡を開始。

とはいえ、大統領のスタンド能力はDioにとっても「謎」。
そこでDioは、「尾行しているウェカピポを誘導して、大統領と鉢合わせさせる」という策に出る。大統領がいる方向にうまく誘導し、角を曲がった所で、愛馬シルバーバレットごと「恐竜化」して、一瞬にして屋根の上に隠れる!(屋根の上にポツーンと残されるシルバーバレットがシュール(笑)) そして、ウェカピポの「進む先」にいるハズの大統領を、屋根の上から監視するが…、そこにいたのは大統領ではなくウェカピポ。大統領は何処へ消えた!? しかもまだ後ろのハズのウェカピポが、何故ここにッ!? 更にウェカピポは、屋根にいるDioに真っ直ぐ向き、銃を発射ッ! 状況が分からないまま応戦するDio。『左半身失調』を食らいながらも、ウェカピポの銃を奪い取り、狙撃。顔、左手に1発、胸に2発の弾丸が命中した…が、そこでまた異常な事態。後ろから、「Dioを尾行していた」ウェカピポがやってきた! そして目の前に血まみれで倒れているのは、ウェカピポではなく、ジョニィ・ジョースター! 「一体何だッ!! 何が起こったッ!?」 少年3人にも目撃され、これで「Dioが撃った」証言に繋がる。
銃を放り投げ、屋根に逃れるDio。そしてこの銃を拾ったウェカピポも、ジョニィを撃つ事になる。「ジョニィを撃つ」という決着点は同じだが、そこに繋がる道筋が複数あり、しかも各人の体験は、まるで時間をバラバラにして、誰かが都合良く組み上げたかのように、複雑に入り組んでいる。残る絵描きの目撃情報「大統領がジョニィを撃った」が、この能力の鍵を握るのだろうか!?

理解を超えた状況ではあるものの、Dioはその鋭い嗅覚で、大統領が近くに潜んでいて、この状況が「スタンド能力」によるものだと気付く。そして「能力の正体」を探るため、あえてウェカピポの前に姿を現す。ここから前回のウェカピポの状況と再び一致していく(ただし前回あった「これまでは予定どおりじゃあないか」というセリフは無い)。そしてDioはウェカピポに「俺はさっき「確か」にジョニィを銃撃した」と告げ、それが大統領の能力によるものであり、ウェカピポに『何を目撃したのか』質問するが、ウェカピポは質問に答えることが出来ない。それもそのハズ、「ウェカピポもジョニィを撃っていた」のだから。困惑するウェカピポを「ウザイ態度」と取ったDioは、大統領が「左眼球」「全ての後始末」の為に2人に迫っていると告げ、生き残るためには「今すぐ2人で組む」が必要だと言う。だがウェカピポは、ついさっき自分を罠にハメようとしたDioに、素直に応じる事が出来ない。
そうこうしているうちに、大統領を「臭い」で探知していた小型恐竜が、空中でバラバラに切り裂かれる。近くにいるのは、ただの通行人。こいつらが!? しかし今度は、建物の隙間にいた恐竜がやられてしまう。通行人は無関係! しかも予想より近くにいる! 追跡のために新たに恐竜を飛ばすDio。そしてようやくウェカピポはDioに「ありのまま起こった事」を話す。「ジョニィを撃ったのはこのオレだッ! それが『目撃』した事ッ!!」 犯人は大統領だとは分かるが、何故そうなったのか誰も理解できないまま、今度は路地に放った恐竜が捉えられ、どこかに引っ張られていく。切迫した状況で、Dioは再度言い放つ。「ウェカピポ、オレと組むのかッ!!? どうするのか早く決めろッ! 2人でやらなくてはこのままだと攻撃をくらうぞッ!!」

その直後、バラバラにされた恐竜が「頭上」から降り注ぐ。大統領はDioの能力を完全にコケにして、正にその「上」を行っているッ! 
そしてDioが、一瞬遅れてウェカピポが上を見ると、そこには、
あの「悪魔」のような容姿のスタンドを振りかざし、“ここで始末する”と決断した冷徹な男の目で襲いかかる、ファニー・ヴァレンタイン大統領ッ!!!(この見開きはディ・モールト凄すぎるッ! 絵・構図の圧倒的な格好良さにバァーッと鳥肌が立ち、しばらく固まって見とれてしまったッ!) 大統領のスタンドがDioに襲いかかる! その時、大統領の顔面に『鉄球』がブチ当たるッ! それはウェカピポの『覚悟の一投』だったッ! Dioとウェカピポ、最強の2人が“共闘”ッ! しかし大統領の頭部に命中したハズの鉄球は、まるで泥にでも沈み込むようにズブズブとめり込み、反対側までグニュゥンと突き抜けてしまった!?

「☆覚悟の一投!…しかし――ッ!?」(後ろアオリ) 
2人の共闘という燃える展開ッ! しかし大統領「本体」にブチ当てたハズの攻撃が、全く効いていないッ!? 謎に満ちた「能力の正体」とはッ!? そして2人は生き残ることが出来るのかッ!? そういえば主人公のジャイロはッ!? 
次号、ウルトラジャンプ2009年1月号(12月19日(金)発売)に続く!!