SBR感想 #58 正義と邪悪(5)

ジャンプコミックス『スティール・ボール・ラン』 21巻に収録!
(#83:「ボール・ブレイカー その1」)
スティール・ボール・ラン #58

#58 正義と邪悪(5)
[45P] “未知の回転”を実現寸前で左腕を切断されたジョニィ。ルーシーを馬に乗せたまま、大統領と対峙するジャイロ。遂に迎える激突の瞬間。勝利の女神は誰に微笑むのか――!?

【今月のSBR 感想サイトリンク集】

  • ●トビラ絵はジョニィのドアップ。10巻の表紙そっくりの構図で、真っ直ぐにこちらを見つめています。その瞳の奥で漆黒の炎がメラメラしてるように見えない事もない。ここんとこ心を弱めてしまっているジョニィですが、本編でも再び「漆黒の意志」を燃やしまくってほしいですね。
    あと、やたらとツヤツヤテカテカなリップに目が行っちゃいました。キャラを描くにあたって最も気を使っているのが口、と荒木先生はかつて語っていましたが、相変わらずセクシャルな唇です。
    【続きを読む】

  • ついに大統領を追い詰めたのか!?
    馬を使った「黄金の回転」の力で大統領の左耳を傷つける事が出来たジャイロ。
    その力は確実に空間のスキ間に入る大統領に届いている。
    だが、その大統領も自分の耳の異変に気がついたらしい。
    気がつくのと気がつかないのでは話が違って来ます。
    気がついた以上ジャイロを警戒し、その力の元になっている馬から攻撃されると心配するジョニィだったのだが…!?
    【続きを読む】

  • 耳を失ったことに気づく大統領。
    大統領は、馬からの回転によって自分が耳を失ったことを
    ジョニィには気づかれ、ジャイロはまだ知らないことも察します。

    ともかく、大統領は馬(ヴァルキリー)をねらうようです。

    「一手」へのこだわりは、ストーン・オーシャンの最終巻を思い出させます。
    【続きを読む】

  • 「スティール・ボール・ラン」
    ついにジャイロにもスタンド能力が??
    意味深な大統領の発言も第6部を彷彿させるものがありますね。
    【続きを読む】

  • 自分の耳がなくなっていることに気づく大統領。
    もう食らうまいとD4Cの能力で海水に挟まれて並行世界へといきます。
    ジャイロに大統領が「回転」のことをすでに知っていると伝えるジョニィ。
    すぐに海から離れます。
    海には2人の大統領の姿が。
    【続きを読む】

  • 表紙はジョニィの顔どアップ。その目は、“もう戻らない”『人殺しの目』。

    『黄金長方形』の回転の片鱗に気づいた大統領。
    “それ”を生み出すのに、『馬』に乗る必要がある事も。

    「戦局でいう所の… 『一手』だな…
    『一手』見誤った者の敗北という事か……
    ジャイロ おまえの方か…
    わたしの方ではないがな…………」
    【続きを読む】

    サイト:しやわせ空間
  •  いやいや、ついにジャイロと大統領が激突したわけですけれども、 ものの数秒の間であろう出来事の一瞬一瞬が描かれていてドキドキしっぱなしでした。 波にさらわれて消えていく大統領がめちゃめちゃ格好良かったです。

     で、互いの駆け引きがありつつも、ジャイロは大統領2名を殺害し スタンドを従えた「本物」にも鉄球でダメージを与え、 大統領はジャイロの脇腹に銃弾を1発撃ちこめたって状況になりました。 ここで「一手上回っているのは私だ」と言わんばかりの大統領考えは如何に?
    【続きを読む】

    サイト:空気供給管
  • 「戦局でいう所の…「一手」だな…
     「一手」見誤った者の敗北という事か」

     緊張の言葉とともに始まった最終決戦。
     駆け込んでくるジャイロの馬と、すれ違うようにパラレル世界に消えてゆく大統領。
     さぁ、ついに決定的な対決だ!と言わんばかりのこのダイナミックな画面構図に、こちらの高揚感もメリメリ増してゆきます。
    【続きを読む】

SBR 感想サイト、キャモオオオ――ン!

今月号の『SBR』の感想サイト、お待ちしております!

揺るがない決意を。

(扉アオリ)

 ☆大統領、気付く…!! 
馬を使った『黄金の回転』は、無敵と思われた「D4C」の能力を突き抜けてダメージを与えていたが、同時に大統領にその事を気付かれてしまう(『馬』が要である点も!)。
互いの「一手」を決めるべく距離を詰める2人。そして大統領は「地面」と「海水」に挟まれて別次元に消える。おぼれる前に姿を現す、その一瞬を狙うジャイロ。

 大統領の一手は、Dioとの戦いで見せた、複数の大統領による攻撃だった。ジョニィの助言で「耳」の無い方を見定めるが、当然これは違っていた。遺体化するルーシーをレーダー代わりにして、「本物」の(全員本物なので、厳密には「基準」の)大統領に、『黄金の回転』で鉄球を投げる。左手でガードした「D4C」は、そのまま光の中に身を隠すが、鉄球はなおも追跡、そして回転のエネルギーが、スタンドのようなビジョンを形成する! ここに来てジャイロがスタンドに目覚めた、というより、黄金の回転がスタンドのエネルギーに限りなく近づいた、という事を表しているフウに見える。

 『次元の壁』を超えて伝わったエネルギーは、グレイトフルデッドか、プッチ神父に触られた赤ん坊のように、「D4C」と本体である大統領の体を崩壊させていく。別次元から連れてこられた2人の大統領も、ジャイロは鮮やかに葬った。それを見ていたジョニィは、思わず叫ぶッ!

か…勝った
お…終わったぞ


勝ったぞッ!!

ジョセフ「おまえは『やめてその台詞だけは』と言う」
読者「やめてッ! やめて!その台詞だけはッ…はっ!」

 「相手が勝ち誇ったとき そいつはすでに敗北している」。ジョジョにおいて最も危惧すべき、味方からの勝利宣言(「勝った」→「負けた」の法則)、それがジョニィから発せられた。そしてやはりというか、大統領はまだ生きていて、こう言うのだった。

『一手』……
『一手』見誤ったのは……
……どっちか……?

……わたし方ではない

 ゆっくりと立ち上がる大統領。そしてジャイロの脇腹からは、先の銃撃戦で食らったと思われる銃創が…。とはいえ状況を見ると、大統領のダメージは甚大だが、ジャイロの負傷は致命傷には見えず、投げた鉄球も手元に戻っている。更に、ジョニィも駆けつけようしている。いったい何を『一手』見誤ったと言うのだろうか?

 「☆大統領の言葉の意味は…!?」(後ろアオリ) 黄金の回転を食らいながらも、嫌な予感がヒシヒシ来る展開。大統領の『一手』は、何を指すのかッ!? 次号ウルトラジャンプ2010年6月号(5月19日発売)に続く!!

☆今月号のUJ巻末コメント


新しい『三菱一号美術館』に行きました。赤レンガの明治の建物復刻。凄ッ!

三菱一号館美術館
三菱一号館美術館 – Wikipedia
 東京・丸の内にある美術館。現在、「マネとモダン・パリ」展を開催中。