SBR感想 #56 正義と邪悪(3)

ジャンプコミックス『スティール・ボール・ラン』 21巻に収録!
(#81:「D4C(ディー・フォー・シー) その14 -ラブトレイン-」)
スティール・ボール・ラン #56

#56 正義と邪悪(3)
[49P] “遺体の力”を味方につけた大統領に最後の戦いを挑むジャイロとジョニィ。“未知の回転”に届いたかに思われたジョニィだったが、大統領の反撃を喰らい…? 勝機はあるかッ!?

【今月のSBR 感想サイトリンク集】

  • ●トビラから『D4C』の能力解説が再び。多次元を移動できるのは大統領と『D4C』だけではなく、「重力」という力も同時に移動しているとの事。まあ、考えてみれば当然の事。もし「重力」さえ次元を超えられないのだとしたら、大統領は自身の存在を保てなくなってしまうでしょう。「重力」に引っ張られているからこそ、我々はヒトの形でいられるのだし、心を持つ事も出来るワケです。正直、そんな部分に疑問を抱いた事もありませんでしたが、これこそが真に重要な点!
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  • 今回の表紙はD4Cと大統領。
    どうやらD4Cの能力以外で唯一重力だけが次元間を移動できるらしい。
    重力がなければ人間としての形や心の力のつながりが保てなくなってしまうらしい、そして仮にD4Cを倒せる力があるとすればその重力ということになる。そしてそれをD4Cにぶつければいいわけだ。
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  •  冒頭、D4C能力の解説。というより事実の記述。D4Cの能力で多次元を行き来しているのに、大統領の他に重力が関係しているという。まあ。まあ、そうねえ、という内容。馬の黄金長方形の形で投げた鉄球は重力を生み出して倒すらしいです。で、それはともかくとして、D4Cの顔が毎回気になって仕方ない。
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    サイト:ペリ缶。
  • 今回、冒頭で「D4C」についての説明が少し入りました。
    多次元を移動出来るのは大統領とその能力の「D4C」だけ。
    それ以外の者は、大統領がそうしない限り移動する事は出来ない。
    しかし、実は大統領以外にも移動としているものがあるのだと言うのです。

    それが「重力」という力。
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  • ・見えてきたD4Cの攻略方法

    最初のナレーション部分でD4Cの攻略方法が微かに見えてきた。
    なるほど重力とはすごい。
    と、いうことは以前ジャイロが言っていた馬乗りにしかできない黄金回転をジョニィが発生させられれば、というところに繋がる訳か。
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    サイト:memo(´し_`)mon
  • 今号は異様にかっこいい…。
    絵がすごい。
    ため息が出るほど、絵がすごい。。。

    5ページ目のジャイロの表情。
    6-7ページの切断されたジョニィの手とジョニィ自身とD4C。
    映画でのスローモーションを見ているかのような迫力ッ。
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  • 冒頭は大統領の能力と、それへの対抗の考察。

    『多次元の間を『行き来』できるのは ヴァレンタイン大統領とその能力『D4C』だけである
    その他の者は 『D4C』がそうしない限り 次元間を移動できない

    しかし…
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    サイト:しやわせ空間
  • それは重力ッ!

     異次元を行き来する大統領に届くのは、重力という力に他ならない。
     重力がなければ、多次元を行き来する大統領の体も精神もバラバラになってしまう。
     ということは、大統領を倒せる力が、「もしこの世にあるとしたなら」 それは 「重力という力であるはずなのである」 と!
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  •  むむむむむ、話が進みませんね。

     スキ間に射程範囲があったのは意外でした。イメージとしてはどこまででもスキ間を通って行けてしまいそうな気がしていたもので。大統領から離れて行くことでルーシーが意識を取り戻しつつあるってーのも、今起こっている事象がD4Cの影響を受けているってことで間違いないんでしょう。
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    サイト:空気供給管
  • 多次元の間を『行き来』できるのはヴァレンタイン大統領とその能力『D4C』だけである
    その他の者は『D4C』がそうしない限り次元間を移動できない

    しかし…自然界においてこの『D4C』の能力以外のもので ひとつだけ多次元移動しているものがある
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多次元の間を「行き来」できるのは
ヴァレンタイン大統領と
その能力「D4C」だけである

その他の者は
「D4C」がそうしない限り
次元間を移動できない

しかし…
自然界において
この「D4C」の能力以外のもので
ひとつだけ(・・・・・)
多次元を移動しているもの(・・)がある

それは「重力」という力である

 「完璧なる勝利へ――。」(扉アオリ) 「D4C」を倒す可能性のあるパワー、それは「重力」!! 回転の力で生み出された重力が、「D4C」に防御不能なダメージとなって伝わっていたという事かッ!? …深く考えるとサッパリ分からないが、なんとなくで伝わってくるのは、まさに荒木理論(笑)。ジョジョ6部でも重要な意味を持っていた「重力」。荒木先生にとっても特別思い入れのある言葉なのだろうか。

 そして、文字中心だった冒頭の解説から、前回の続きのシーンへと繋がっていく。左腕を切断され、馬から落とされ、地面に押し倒されるジョニィ。とっさに投げられたジャイロの鉄球はむなしく地面に落ちる。そして大統領がジョニィにとどめをさそうと手刀をかざす。ここまで一切の台詞も無かったが、ここでジャイロの叫びが入る。「ジョニィィィィ――――」 巧みな演出、そして絶望感がハンパ無い!!

 一瞬「白いネズミ」(!!)で気をそらされたが、さらにその直後、なぜか大統領の体が後ろに引っ張られていく。何が!? Dioが倒れ、ホットパンツも倒れ、機関士は列車と共に去った。ルーシーは呼吸も止まった『完成した遺体』。この場には他には誰もいない、と思われていた。しかし、いた!! スティーブン・スティールがいたッ!! まさしく、「まさか!」って感じだが、グッと来たッ!

 「頼むッ!! ジャイロ・ツェペリ―――――ッ」 大統領の猛追を振り切り、命がけのスティール氏から、ルーシーを受け取る、ジャイロ。遺体となったルーシーが動かされれば、「隙間」による移動範囲もそれに引きずられてしまう、という事らしい(射程距離は想像以上に短い!?)。ルーシーはひとまずジャイロによって救出された。しかしその場に残されたスティール氏は、大統領からサディスティックに痛めつけられる事に…。「平和」と「幸福」を語りながら、ただムカついたという理由で拷問を加える、大統領の極めて独善的な性格が伺い知れる。

 一方、気を失っていたジョニィは、目を覚ますと同時に、左腕の切断面が登ってくるという最悪の場面に遭遇(こ、これすらも「傷」なのかッ!?)。不気味すぎる現象だが、なんとか傷を「穴」に移すことで回避するジョニィ。しかし左手首は、切断されてしまった。その手首の傍らには、ジャイロが投げた「鉄球」が1つ。それを拾い上げたジョニィは、驚くべきものを目にする。そこにこびりついていたのは、『耳』。ジャイロが投げた鉄球は、大統領自身すら気付かないうちに、その耳をえぐり取っていたらしい。“馬の力を利用した『黄金の回転』”は、あの「D4C」の防御を、間違いなく突き抜けている。髪の毛なんかよりも、もっと明確な『結果』がそこには残されていたッ!!

 「☆微かな光明…!!」(後ろアオリ) 間違いなく『何かが』起こったッ! しかし、ジョニィは左手を切断され、ルーシーを奪回したジャイロも、大統領の能力から逃れるどころか、『大西洋』ごと取り囲まれようとしている。この絶望的な状況で、『黄金の回転』を完成させて放つことは、果たして出来るのかッ!? 次号ウルトラジャンプ2010年4月号(3月19日発売)に続く!!

☆今月号のUJ巻末コメント


買い物行ったら「Perfume」のあ~ちゃんに会った。どんな確率?運命の人?(違うか?)

 「人の出会いは重力」を体現する漫画家、荒木飛呂彦!!!