私の広瀬川インタビュー vol.18「マンガ家 荒木飛呂彦さん」(広瀬川ホームページ)の、インタビュー第8回より。
聞き手 以前先生は、週刊誌連載では非常に体力を消耗するので、
連載は50歳くらいが限界、というようなことを
おっしゃっていました。現在は月刊誌での連載となり、
週刊誌よりはいくらかご負担が減ったと思いますが、
今後はどのくらいまででしたら大丈夫と
感じられていますか。荒木さん いや…こればっかりは、本当に分からないですね。
でも、あと10年は最低でもやりたいですね。
(とてもそうは見えないが)現在50歳の荒木先生。第6部『ストーンオーシャン』の連載を終えたばかりの2003年4月に放送されたフジCSの番組で「マンガはいつまで描こうと思われていますか?」との質問に、荒木先生は「50ぐらいですかね。そんな長く描けるのかなぁ(笑)」と仰っていたが、その心配は杞憂に終わった様子(ホッ…)。連載はディ・モールト大変に違いないが、それでもファンとしては、10年後もまた、「あと10年は最低でもやりたいですね。」と仰っていただきたいんですが構いませんねッ!
なお、現在ウルトラジャンプで連載中の第7部『スティールボールラン』だが、先日発売されたウルトラジャンプ3月号(2月19日発売)の冒頭で、“最終回まであと3回…!!”と、最終回に向けてのカウントダウンが開始された。2004年1月から始まり約7年に渡るジョジョ史上最長連載となった、ジョジョ第7部『スティール・ボール・ラン』は、2ヵ月後のウルトラジャンプ5月号(4月19日発売)で、いよいよゴール(完結)を迎える。
私の広瀬川インタビュー vol.18「マンガ家 荒木飛呂彦さん」(広瀬川ホームページ
プッツンしてるぜ~、マジに行政機関かよ~!と敬意を表さずにはいられない、荒木先生の素顔を引き出した濃密なロングインタビュー。必見!!- ウルトラジャンプ2011年2月号掲載、巻末の荒木先生コメントより。
謹賀新年。今年も『ジョジョ』をよろしくね。
今年は荒木先生執筆30周年、そして来年はジョジョ連載25周年! 『SBR』完結後、第8部(仮)が始まるまでのインターバルが気になるところ。
- 『QuickJapan』75号、荒木飛呂彦 12,000字インタビュー(2007年12月)より。
――「SBR」の連載は、大陸横断レースの全九ステージ中、六ステージまで終了しました。物語自体も、全体の三分の二は通過したのではないかと思うんですが、そろそろ次の部のイメージも生まれてきているのでしょうか。荒木:「SBR」を描いていると、自分が本当にアメリカ大陸を横断してる気になって、疲れるんですよ。馬に乗っている時の絵は、自分が本当に馬で走っているような感じで描いている。体力的に過酷なんです。
この間『ジャンプスクエア』(二号)に読み切りを頼まれて、第四部の岸辺露伴(漫画家)が登場するスピンオフ短編を描いたんですけど、ふるさとに帰ってきた気分になって、描いていてほっとしたんですよね。だから次の部は、ふるさとに帰ってくるような話にしたいですね。もう海外旅行はいいかなって(笑)。――過去のインタビューで、50歳引退説や全9部構想説などを語ってらっしゃったんですが……。
荒木:机に座っていられる時間がちょっとずつ短くなってきているんです。描いていると関節も痛くなったりして。プロスポーツ選手と近いかもしれないんだけど、肉体の限界って漫画家にもあるんですよ。続けようと思えば、永遠に続けられると思うんです。
僕はその時に感じた不思議なことを漫画に描いているので、なぜ殺人鬼になるんだろうとか、なぜボスの仲間になって言いなりになるんだろうかとか、人間にはいくらでも謎はある。原理的に言うと、人類が滅亡しない限り謎は生まれ続けるから、『ジョジョ』はいつまでも続けられるとは思うんです。でも、年齢的に考えると、九部くらいまでじゃないかな。ジョジョの構想が9部まであるという発言は、ジャンプ増刊誌「青マルジャンプ」(2004年)の時もされていた。
- 荒木飛呂彦先生、50歳のお誕生日オメメタァ!CM(音が出るので注意)
荒木先生は6月で、51歳を迎える。 - やはり波紋使いか吸血鬼!? ゆでたまご嶋田先生と、(若々しすぎる)荒木先生とのツーショット写真
- マンガ脳の鍛えかた 週刊少年ジャンプ40周年記念出版
仕事場写真や貴重なインタビューが盛り沢山。(関連記事) - スティール・ボール・ラン 22巻 / 一覧
ディ・モールト気になる23巻の発売日は、未だ発表されず…。