(#95:「星条旗の世界 – OUTRO」)
#70 幸福の行方
[49P]「遺体」を手にしたDioは、大統領に聞いた通り地下シェルターに遺体を納骨しようとする。しかしそこに現れたルーシー。彼女が持ってきたものとは…? 第7部完結!!
【今月のSBR 感想サイトリンク集】
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●さあ!泣いても笑ってもついに「SBR」は最終回ッ!心して読みましょう!
まずは、ウルジャンの表紙をカラフルに飾ってくれました。これはまさしく、長い長い旅を象徴するかのような絵ですね。ジョニィがしっかりと立ち、凛々しい顔付きでこちらを見つめています。口元はうっすらと微笑んでいるかのよう。
【続きを読む】サイト:あらき100% -
歴代ジョジョシリーズ最長、約6年半に及んだ長い長いレース。
それが今、幕を閉じる――。
スティール・ボール・ラン、最終話――。
【続きを読む】サイト:しやわせ空間 -
今月は巻頭カラー49Pで登場しました。
ついにこの時がやって来ました。
過去最長のシリーズとなった第7部「スティール・ボール・ラン」がついに最終回を迎えたのです。
【続きを読む】サイト:いけさんフロムFR・NEO RE -
ジョジョの奇妙な冒険第7部
Steel Ball Run(スティール・ボール・ラン)
ついに完結!!ということでレビュー。
【続きを読む】サイト:洋楽ロックのススメ -
うーん、感動の最終回を期待しましたが、
むしろ、ずいぶんスッキリしません。ジョニィ、大人へと成長せず?
ジョニィって青春から大人へ歩き出すんじゃなかったの?
1巻の設定と最終回の設定が変わっちゃいましたね。
【続きを読む】 -
地下シェルターにたどり着いたDio…!
遺体を納め、施錠する直前のDio。
「『鍵』をするだけでよい」大統領の言葉
【続きを読む】サイト:大言壮語 -
とうとうこの時がやってきました!
ジョジョの奇妙な冒険 第7部 スティール・ボール・ラン。ここに、堂々の完結!!
【続きを読む】サイト:少年、グリグリメガネを拾う -
1.救ってくれたのはスティール夫妻
ルーシーが見事にやってくれました。 いや~、まさかディオの遺体から首を切断して持っていくとは。 遺体になり変わられそうになりながらもしっかりと話を聞いていたのですね。
【続きを読む】サイト:空気供給管
地下シェルターにたどり着いたDio…!
レース決着。
勝者 は世界を手中に――!?
最終話、「幸福の行方」。ジョニィを無限の回転に陥れ、レースで優勝し、遺体までも手に入れたDio。あとは地下シェルターに納骨し、ロックすれば全てが完了。破壊には最低でも70年、何があろうとも、Dioは確実に繁栄を手に出来る。そこに現れた意外な人物、それは「ルーシー・スティール」。スタンド能力も無いただの14歳の少女だが…。
ルーシーを「ザ・ワールド」で押さえつけ、周囲を警戒するDio。スティーブンとルーシーは知りすぎた存在、抹殺は避けられない。なのに何故ルーシーは、「何故ここに来た」のか? Dioの問いかけに、ルーシーは「ジョニィが「遺体」を取り戻せなかった時のためにここに来た」、そして、Dioが来るのを早朝から待っていたという。Dioの「落とし物」を持って…。
ルーシーが持っていた包みの中にあったのは、この世界の「Dioの首」。同じ「2つ」のものが出会えば「消滅」する、その事を知っていたルーシーが、線路沿いで息絶えていたDioの遺体から、首を切断して持ってきたのだった。血相を変えて逃げようとするDioだが、足の負傷で逃げられない。逆上してルーシーに襲いかかったところに、死んだDioの頭部が吸い付くように融合。ジョジョ第1部ではディオは頭部だけになって生き延びたが、『SBR』のDioは「WRYYYYYYYY」と断末魔を挙げながら、頭部のみ破壊されて死亡した。ルーシーの手に掛かったのは、ブラックモア(致命傷)、大統領(直後に復活)、大統領夫人、大統領の部下2人、そしてDioという事に。ルーシー、恐ろしい娘ッ!
一方、消滅を待つだけのジョニィにも、意外な人物が。それは「スティーブン・スティール」! 馬に乗ってやってきたスティールに捕まったジョニィは、一瞬だけ「馬の回転」を得て、逆の回転を自らに撃ち込むことで見事復活した。『SBR』レースは、スティール夫妻が一番オイシイところを持っていたような気がしなくもない。かっこいいぜ、スティールッ!
レースはジョニィがリタイア、Dioも失格。Dioは、ニュージャージーの線路側に「鼻紋」一致のシルバーバレットが発見され(スティール氏が密告したのだろうか)、ゴールしたDioも弁解に現れなかったため、そのまま失格。結果として、2位だったポコロコが優勝となり、最初から最後までラッキーなまま、60億を手にした。そして遺体は、直接の描写は無いが、どうやらルーシーによってロックされ、地下に納骨されたらしい。Dioとジョニィの戦いにも、Dioの末路にも、遺体が味方したフウには見えなかったが、結局遺体は誰にも味方しなかったという事だろうか、 それとも、遺体はずっとルーシーの味方で、これからアメリカとルーシーは幸福を得るのだろうか。
レースが終わって故郷に帰る船に乗るジョニィ。杖はついているが、しっかり自分の足で歩いている。そして引きずるように持ってきたのは、友達の『遺体』。友達の愛馬ヴァルキリーも一緒だ。遺体なんて、普通なら大変なことになりそうなものだが、「聖人の遺体は腐らない」という事だろう(たぶん、きっと)。ジョニィは甲板で目を閉じ、ジャイロという友達と『祈り』ながら走り続けた旅のことを思い出す。再び歩けるようになっただけでなく、兄のトラウマを乗り越え、父とも和解し、精神的にも大きく成長したジョニィ・ジョースターは、故郷でどんな一歩を踏み出すのだろう。
『祈って』おこうかな………
航海の無事を……
この大西洋を渡って家に帰ろう……
家に…帰ろう…
第7部、完。いやぁーーーー、本当に面白かったッ!!! 全24巻、6年半にも及ぶ、ジョジョ史上最長連載だったにもかかわらず、こうしてみると何だかあっという間で、最後の一滴まで濃密世界に酔いしれた。週刊誌から月刊誌への移籍も、作風的に必然だった。やっぱりキャノン湖横断~リンゴォ戦に掛けての辺りから、作風が突き抜けて、1部~6部とはかなり違った作品になっていったと思う。ジャイロもジョニィも、他の登場人物も、悩みながら成長する、人間だった。遺体の謎はちょっと気になるけど、物語も綺麗に決着して、本当にいい終わり方だったと思う。荒木先生、こんな素晴らしい物語をありがとうございました。
そして!! 次号からは『ジョジョの奇妙な冒険 第8部 ジョジョリオン』が連載開始ッ!!!! 次の連載まで半年はインターバルが空くことを覚悟していたので、これはディ・モールト嬉しい誤算ッ!! しかも舞台は杜王町ォ――ッ!? 次号ウルトラジャンプ2011年6月号(5月19日発売)、買う以外の選択肢はあり得ないッ!!
☆今月号のUJ巻末コメント
『SBR』心より完結大感謝。第8部『ジョジョリオン』でお会い致しましょう。
『ユンボル』の武井先生もこれにはビックリ!?(笑)