SBR感想 #59 女神の嫉妬

ジャンプコミックス『スティール・ボール・ラン』 21巻に収録!
(#84:「ボール・ブレイカー その2」)
スティール・ボール・ラン #59

#59 女神の嫉妬
[47P] ジャイロが繰り出した騎兵の「黄金の回転」で、大統領を撃破したかに見えたが、大統領は死んではいなかった…! 満身創痍ながら、勝利宣言する大統領の根拠はいったい……!?

【今月のSBR 感想サイトリンク集】

  • ●今回はトビラ絵はなく、いきなりクライマックスの本編!対峙するジャイロと大統領。2人の元へと駆けるジョニィ。「騎兵の回転」により左半身が老いてしまった大統領ですが、それでもなお立ち上がり、悠然と向かって来ます。ジャイロと大統領の一騎打ち、再びッ!
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  • 遺体化から解放されつつあるルーシーですが
    「ピシッ」「ピシッ」と不思議な音が…。

    ジャイロは自分の右手にある鉄球をジッと見つめ、沈黙。

    意を決したように、目を上げるジャイロ。
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  • さて、ドラマはいよいよクライマックス!
    大統領を追い詰めたと思ったジャイロたちだったのだが!?

    顔の半分が年をとってしまった大統領。
    ジャイロの馬を使った黄金長方形の回転エネルギーが異次元の壁を超えて大統領を攻撃したのである。
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  • 「ボールラン」

    ジャイローっ!!!!

    の放った鉄球。次元を超えるエネルギー!!
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  • ジャイロ対大統領。 決定的な一撃が炸裂し、勝利を確信したジョニィ……だが!?

    回転のパワーで左半身だけだが年老いたが、大統領は立ち上がる…!
    「再び…もう一撃…… もう一撃だけ……… 激突する………」
    戦いの決着はまだ…! まだついてはいない……!
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    サイト:しやわせ空間
  •  ふたたびの交錯!
     左半面と同じく、右半面も急激に老いて行くヴァレンタイン大統領。
     これまでのイケメン大統領は完全に消え去り、本質の底知れぬ貪欲さ、醜さがそのまま表れたかのような醜怪な姿です。
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  •  大統領が黄金の回転による鉄球の攻撃を食らいつつも何故か自信ありげでしたが、 それは計算通りではなかった様子。 食らってみたら「あれ、意外と大丈夫なんじゃね?てか、鉄球が楕円球になってるんじゃね?」みたいなね。 なんでも計算づくってわけではないんですね~。 まぁ、この最終局面になったらどれだけついているかってーのも勝利への一因になりますものねぇ。
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    サイト:空気供給管

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今月号の『SBR』の感想サイト、お待ちしております!

勝利の女神は誰に微笑む――!?。

(扉アオリ)

 ☆何かに気付いたジャイロ…!? ジャイロが放った、馬を使った『黄金の回転』は、大統領の『次元の壁』をも突き破り、確実にダメージを与えている。しかしダメージは半分。そしてジャイロが受けた銃創は、心臓を目指して突き進む。どちらも、あと一撃で決まるが…!? その時、ジャイロは突然ジョニィに向かって、こう言い放った。

ジョニィ! 『LESSON5』だ …そう…確か
次は『LESSON5』だ

オレはこのSBRレースでいつも最短の近道を試みたが
『一番の近道は遠回りだった』
『遠回りこそが俺の最短の道だった』

この大陸を渡ってくる間ずっとそうだった
そして、おまえがいたからその道を渡って来れた

 サウンドマン戦で教えられた、黄金のスケールを学ぶ『LESSON4』、それ以来となるレッスン。しかしなぜこのタイミングで? しかも、ジョニィに感謝するような言葉も含まれている。まるで最後に、言いたいことを言っておいたように…。

 決着を付けるべく、再び、ジャイロと大統領が激突。馬を使った黄金の回転が生み出す『鉄球の無限回転エネルギー』は、再び大統領の次元の壁を突き破る! だが大統領はひるまず、そのまま手刀を繰り出したッ! まさに一騎打ち。大統領は半分をさらに老化させ、当初のイケメンの姿とは似ても似つかぬ、醜悪な老人の姿に変わり果てた。しかしその足取りは揺るがず、毅然と立ったまま。その理由は、大統領が一手上回った理由は、鉄球が『真球』ではなく『楕円球』となっていた為だった! つまり、黄金の回転は不完全だったッ! 『ルーシーを馬に乗せていたがゆえに』。

 そしてジャイロには、胸に大きく切り裂かれたような傷が…。特に心臓の辺りには、いっそう深い傷も見える…。戻ってきた鉄球を取りこぼし、そのまま落馬してしまった………………。

ジャイロ・ツェペリ、敗北。

 ジョニィにとっては「師」であり、「友」であり、最大の「ライバル」でもあったジャイロ。サウンドマン戦で見せた動揺を遙かに上回る、1ページ使って描かれた、ジョニィの驚愕の表情。続く走馬燈(クマちゃん含む)、ジャイロが馬に女性を乗せなかった理由。「勝利の女神」は、ジャイロの鞍の上からは去っていた。眠るように静かに倒れたジャイロは、果たしてこの敗北に『納得』したのだろうか? 最後にジョニィに『LESSON5』を伝えたことで…。

 ジャイロ敗北。明確な死亡宣言こそ無かったが、死亡したと考えるしか無い状況。しかしジョニィには動揺にも感傷にも浸っている間も与えられず、大統領はジョニィを見据えて宣言する。「そして次はおまえだ…… ジョニィ・ジョースター」

 「☆信じ難い現実が迫る…!!」(後ろアオリ) 落馬して微動だにしないまま、海に飲まれていくジャイロ。響くジョニィの慟哭。無慈悲に迫る大統領。スティール・ボール・ランは最終局面に突入ッ!! 次号ウルトラジャンプ2010年7月号(6月19日発売)に続く!!

☆今月号のUJ巻末コメント


CD。「ジェフ・ベック」のニューアルバム、超良いです。確かで祈りのようなロック。