「女性を描く作業はとても楽しいものです。きっと目で観てるだけ以上にドキドキするし、ワクワクするし、画面がキラキラするし、まさに未知への冒険へ出掛ける気持ちになります。」
荒木飛呂彦 (Introduction【女性を描くという事について】より)
『僕の青春を返してくれ!』、『遅いよ! 何で今頃出すんだよ』と荒木先生が悔しがった、クリエイター向け360度“ヌードポーズ”集に、シリーズ3冊目となる『ハイパーアングルポーズ集 vol.3 feminine beauty』[AA]が登場ッ!
今回は女性美特有の細部にもこだわった、カラダの「捻り」や「歪み」を徹底追究、「見せる」だけではなく「魅せる」要素をふんだんに盛り込んだ300カットを収録。なお、モデルの女性は『Vol.1』とは別の方(大変失礼しました…)。冒頭では恒例の、荒木先生によるイントロダクションも2ページ収録! 今回は「女性を描くという事について」と題し、「絵画というものの背後に、まさに「女神」の存在があるのだという事を描いていて感じる」という荒木先生が、このポーズ集をどう「観て」いけば良いかを解説されている。価格は2,415円で、12月15日発売(発売中)。
- 「ぼくの青春を返してくれ」!! 荒木飛呂彦先生も推薦の“360度ヌードポーズ”集
- 『遅いよ! 何で今頃出すんだよ』! 荒木先生も推薦の360度ヌードポーズ集に、男性版が登場!
- 『JOJO A-GO!GO!』[AA]、荒木飛呂彦インタビューより。
――初の女性主人公ですが。
荒木:これは『バオー』の延長線上にあって、肉体をテーマにした作品の女性版ですね。週刊連載のパイロット版として描いているんですよ、『アイリン』の2本は。――読者の反応はどうでした?
荒木:良かったですよ。だから『アイリン』を週刊連載にしようっていう話もあったんだけど、でも「女の子を描くのは難しいなー」と自分で思ったんで、2回でやめちゃいました。担当の編集者には怒られたけど「じつはコレがあるんですよー」って『ジョジョ』をもっていったんです(笑)。――『ジョジョ』シリーズでは初の女性主人公ですね。
荒木:昔は「女性は描けない」と思っていたけど、心境の変化っていうか、女も男も一緒だというのが最近わかってきたんですよ。前に刑務所の所長さんに取材したことがあって「女性の犯罪は男性と違うのか?」と聞いたら「同じです、動機も男と変わらない」ということでしたし。色恋絡みの犯罪とかはあるんだろうけど、深い部分では男と一緒かな、と思えるようになって、それと男ばかりの刑務所だとちょっと絵的にムサい感じがするし(笑)。ただ、やっぱり悩みましたね、直前まで主人公は男にしようと思ってました。