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2000年11月25日 「ちょうど1年。」
今日は11月25日。
ちょうど1年前のこの日、デスクリムゾン2は発売された。

98年夏の告知が真実となった99年1月のホームページでの発表から見え始めたそれは、「暗黒ギャルゲーシューティング」という怪しすぎるジャンル名とともにドリマガを中心に紹介され、嘲笑や畏怖とともにドリキャスユーザーの間で話題(というよりもネタ)となっていった。同年秋からは全国各地でプレビューイベントも行われ、そこでの真鍋社長のタレント性とも相まって一部で異様な盛り上がりを見せ、そして発売2週間前に雑誌に付属した体験版ではその評価がセガBBSで賛否を呼ぶなど、とにかく話題性だけは充分だった。

そんな状況でやってきた1999年11月25日。
「ときメモ2」や他の人気ソフトと重なった事でかなりの行列に巻き込まれはしたが無事に発売日に入手した俺は、苦労しつつもその日の夕方にエンディングを迎えた。

そして、絶句。

あのあまりにも衝撃的過ぎた物語の幕引きに、俺はテレビの前で「石化」し、この日の事を日記に書き上げた後でホームページを閉鎖した(たった1日だが)。とにかくショックだった。それは俺以外の方も同じだったようで、直後に始めたこの「デス2エンディングへの叫び」は、1年あまりでこれだけの投稿があったほどだ。

デス2については、雑誌での「リベンジ、返り討ち、討ち死」というエコールのコメント通りだと思う。やはりボスなどの絶対にかわせない攻撃があるのは納得いかないし、他のガンシューと比較すると撃ったときの演出も地味で、エンディングにも大いに不満がある。ただ、ネットでのスコアアタックや、レアボイス、新ステージのダウンロードなどはネットで叩かれたエコールらしい(笑)、ネットを意識した素晴らしいアイデアだと思う。それだけに諸般の事情で配信サービスが続けられなかったというのがなんとも惜しい。

デス2はそれで終わってしまったワケではなく、デス2から約”半年後”に発表された「デスOX」に受け継がれた。未完結のまま終わったストーリーについては「デス1の世界から派生したもう一つのシナリオ」という形ながら一応の決着を見せ、ゲームとしても半ばヤケクソに感じるほどド派手になった演出や、調整された難易度やスト2からスト2ターボになったような速度アップなど、全く別のゲームと言えるほどに生まれ変わった姿で全国で稼働している。

そして、このデスOXを見れば、つい思ってしまう。
「この完成度でデス2が出ていれば…」
もし、去年のあの盛り上がっていた時期に、このデスOXの完成度でデス2が出ていれば、状況はかなり違っていたかもしれない。

今更そんな「もしも」なんて事を考えてもしょうがないのだが、もし家庭用で出すならば、デス2のような「リベンジ失敗」とならないよう、単なる移植では終わらずにさらなる渾身の作り込みを…

…って、デスOXが移植されるなんてエコールは一言も言ってない今、こんな事を考えるのはちと早すぎなのかー!?

とにかくッ!(と、移植の希望をそれとなく書きつつ強引に戻す)
デスクリムゾン2発売1周年、やりやがったなッ!(祝)
「泣ける」、「怖い」、「感動できる」なんてのはあっても、俺を「絶句」させたゲームは今なおこの「デス2」だけだァッツツツ!!!(ニガ笑)
さらにデス2の売り上げも、この間のドリマガの記事によれば1万本を越えたとの事で、こちらもやりやがったな!(ただ値引きして売れた分も含まれて良そうデスが^^;)。

デス2、デスOXと確実にゲームとしての進化がめざましいエコールブランドの次なる作品を、平均以上に期待していますぜぇ!
実はコレ、エコ板用に書いたものだったりするが、まぁせっかくだから(^^;)