99年4月17日 「行き当たりばったりな一日」 |
Quick Japan(太田出版)4月17日発売号に、
エコール/真鍋のインタビューと 特別CGが掲載されます。
余計な話をしすぎたので 読まない様にしてください。
4月1日、エコール公式デスクリムゾン2情報サイトの インサイダー情報でこの奇妙で衝撃的な告知されてから、約2週間。 あっという間に、その雑誌の発売日である17日となってしまった。 この事自体には平均以上の期待はしていたものの、「Quick Japan」など全く聞いたことの無い雑誌であったし、 何より「別に予約しなくても発売日になら買えるだろう」と気楽に構えていた俺は、 ちょうど別の用事で日本橋に行く事になっていたので、その買い物を済ませた後にでも、少しばかり寄り道をして購入しようと考えていた。 夕方、日も落ちた頃。俺はかなり焦っていた。 濃い雑誌と聞いていたので、おそらくアニメかゲームの雑誌を多く取り扱っている店ならば置いているに違いないと、 楽勝ムードで日本橋中を探し回ってみたものの、 某メイドロボが表紙の号だけが見つかるのみ。それに、見た目がゲームラボのようだったこの雑誌だが、中を数ページ程ペラペラとめくってみたところ、 何の雑誌かさっぱり判らない。そもそもゲームやアニメのたぐいの雑誌では無いようだ。 店で置いていた訳も、「ギャルゲー特集」が掲載されていたので、 その号のみを特別に仕入れていた様子。 つまり俺は全く検討違いの場所を探していたのだった。 心身共に疲れ果て、今日の所は諦めて帰宅しよう、と思ったが、 ふと「あそこなら!」と思い出し、行ってみたのが、 なんさん通り側から道具屋筋を抜けてきた、 難波グランド花月前にある大型書店「ジュンク堂書店・なんば店」。 ここならあるに違いない! だが、とりあえずジャンルすら判らないので、直接店員に質問してみる。 待つこと数分。 返ってきた答えは無情だった。 「土曜の分では、この雑誌は入荷していないようです。」 土曜日入荷というのは、翌週月曜日の雑誌も含まれている為、 今号は入荷していないと言うのだ。 しかし、今日発売の雑誌が入荷していないハズが無く、 何よりここでも見つからないとなれば、もはや取り寄せでもしない限り入手は困難、という事になってしまう。 そこで、もう一度店員に確認してもらう事に。 店に来てから10分〜20分は経過していただろうか。 「これでしょうか?」 既に半分諦めていた俺の前に差し出された雑誌には 「及川光博、NYへ行く。」と書かれた小さな雑誌「Quick Japan 24号」が。 トップページから少しずつめくっていく。 そして、見つけた。 サッパリとした表情のコンバット越前が描かれたCGに重ねて刻み込まれている、 今回のインタビュー記事のキャッチコピー、 帝王「デスクリムゾン」復活! ついに動き出した「2」 「!!! コレコレ!コレッ! コレデスッ!!」 疲れも吹き飛んだ俺はあまりの嬉しさに、かなり興奮気味に返答した。 はやる気持ちを押さえつつ、早速レジへ。 書店の紙カバーは、見た目が悪いし表紙も見られないので、 滅多に付けないが、俺にとってこの本の記事には単なる雑誌以上の期待を しているので、せっかくだから今回は付けてもらった。 購入後、レシートを確認すると、ジャンルが「文芸」となっていた。 道理で日本橋なんかの書店で見かけない訳だ。 目的が達成された俺は、寄り道もせず速攻で帰宅した。 ・・・と言う訳で、肝心のインタビューの内容については、 この日記では触れないでおく。「900円が高い!」と言う方も、 とにかく立ち読みでも良いので、このインタビューを読んで欲しい。 真鍋氏とエコールStuffが、 どれほど「デスクリムゾン」というタイトルに本気であるかを知る為にも。 |
今回の日記のオチ 無し(^^;) |
99年2月13日 「なんだこの看板はぁ!?」 | |||
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やっぱり単なる没アイテムっぽいねェ(^^;) |
99年1月13日 「伝説」 |
「我が目を疑った」という言葉は、今日のような日にこそ相応しい。 何事も無く一日が終わり、いつものように「ハウス・オブ・ザ・デッド2」を1度だけプレイし、スーパーで夕食を買ってからの帰宅。いつものようにレンジに弁当を放り込み、その間に自分のホームページにアクセスする。・・・気のせいか、普段よりカウンタの増加が多い。とりあえず伝言板を見ると、珍しく1つの発言にしては多めのレスが付いていた。よしぼー氏が、おそらく会社から昼休みに書き込まれたのであろう「皆さんへ」と題されたその発言には、短く、こう書かれていた。 「何も言わずにエコール社ホームページを見に行ってください。」 リンク先は、誰もが知っている株式会社エコールソフトウェアのURL。 「また求人募集でも更新したのか?」程度に考えてクリック。だが、まだ夜の8時を少し回ったところなのに、何故かエコールのHPがなかなか表示されない。レンジが止まってもまだロード中。待っている間に弁当を持ってきて、とりあえず伝言板のツリーを見てみる。 「す、凄すぎる!!!」 「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁ!!つ、ついに、ついにぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」 「私も見ましたデス。頭がクラクラしてきました。」 そして、 「ハードはドリームキャストです。」 発言を読んでいる俺の体に、みるみる鳥肌が立っていく。 「ま、まさかッ!!!」 慌ててブラウザをエコールのホームページに切り替えた瞬間、俺は「うあぁ」とも「ぐわぁ」ともつかない悲鳴を上げてしまった。そこは、紛れもなくエコールのホームページだった。だが、もはや俺の知っているエコールのページでは無かった。
Death Crimson 2 ちょうど1年前、HPのネタとしてこの「デスクリムゾン日記」を書き始めた頃は、正直「奇妙なデモだけが取り柄のクソゲー」程度しか思い入れは無かった。だが、今でも俺はデスクリムゾンをプレイしている。その理由は、「デスクリムゾンにゲームとしての魅力を感じている」からだ。理由が判らないという方というは、もう一度、最初からこの日記を読み返して欲しい。そして、デスクリムゾンを所持している方は、1度でいいから自力でクリアしてみて欲しい。きっとデスクリムゾンに込められた「情念」を感じられるハズだから。 |
尊敬するもの:株式会社エコールソフトウェア |
98年12月22日 「無いんだから仕方無い」 |
ヒサシブリに腹を抱えて笑った。 昼休み、いつものようにデス関連のホムペを渡り歩いていて、 いつの間にやらたどり着いたページ『悶えろ!!モエプロゲッターズ』。 ここにあるのは、ふとした事で集めだしたという「燃えろプロ野球」、その数何と1000本超!! 赤と黒の「燃えプロ」で「赤富士」までも・・・ 横を見ると、F井氏とM浦氏が「とうとう壊れたか」といった目で見ていた。 でも、そんな眼差しなど無意味な程に、酸欠寸前まで笑いまくる。 笑いと同時に、圧倒的なまでの燃えプロへの「愛」に、心底感動している俺がいた。 午後。 やらねばならない仕事はあるのだが、頭から「燃えプロ」が離れない。 しばらくすると、また、あのページを見ていた。 どうやら、中古ファミコンソフトと交換する事で、効率良く「燃えプロ」を収集しているようだ。 「トレード要員」と題されたソフトの群、そこで俺は、 探し求めるている、あのソフトの名を発見したッ!! 「アッ、暴れん坊天狗ッッッ!!!!!!」 近頃の俺が、ファミコンソフトを見つけると真っ先に探している、 最狂のカルトシューティング。 近頃でこそ、このソフトが各種奇ゲー本で取り上げられるようになったが、 俺は、昔、このソフトを発売日に定価で購入していたのだ。 今でも、瞼を閉じれば、 爆音と共に現れるタイトルロゴや、鳥居からフラフラと飛び立つ天狗、 そして、業火に包まれるメリケン國を思い出す。 だが、悲しいかな、当時は何度もエンディングを見る程ヤリ込んだものの、 俺は、別のソフトの購入資金に、全てのファミコンソフトを売却していたのだ・・・ と、言うワケで、今、デスクリムゾンという超迷作にハマッてしまった俺の、 奇ゲー好きのルーツとも言えるソフトこそ「暴れん坊天狗」なのだッ!! 気になる交換レートは・・・30MP(モエプロ)、 つまり、燃えプロ30本。 「何とかなりそうな気が!!?」 「前にあの店で数本ワゴンに溜まってるのを見たし、 あそこにも数本あったハズ、それとあの店の在庫を合わせて、 今度帰った時、実家の近所の店で発見出来れば・・・」 仕事中だが、どうしても頭の中では「燃えプロ購入計画」が 着々と進行してしまう。(駄目人間モード全開) 会社が終わると、俺は駅前のゲーセンで デス小屋2(ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2とも言う)を1度プレイした後、 その足で俺は、ヒサシブリに中古屋巡りをする事にした。 「せっかくだから、俺はあの赤のカセットを探すぜぇ!!」 まずは、カメレオンの絵がイヤーンな某チェーン店。 ずっと以前からレジ前のワゴンの中に、ファミコンソフトが 溜まっているのを、俺は知ってんだよォォォォォ!!!!!! ってワケで、即チェーーーーーッック!! ・・・無い。 「ベースボール」、「ファミスタ」、「ハリキリスタジアム」があるのに、 なんで、赤のカセットが無いんだァァァ!!? 「戦国TURB」のデモを眺めた後、空しさ満点で店を出た。 次は、古本屋がメインの、あの店ダッ!! ・・・定休日。 そ、そうだ、隣の店にも、少しだけゲェムがッ!!? ・・・全然、駄目。 「おーのー」 いい加減、寒さで脳味噌もダウン気味。 それにしても、ファミコンソフトが無い。 まさか、別の燃えプロゲッターにゲットされてしまったのか!?(被害妄想) ・・・そうだ、子供騙しのイラストがアレな店、「ギャングスター」があったッ!! あそこのワゴンで、以前から、燃えプロが数本あったじゃないかッ!!! やっと見えた確かな希望を胸に、早速店に向かう。 そして、店内に入るや、ワゴンに向かって一直線!! 「Vサターン本体・中古6800円」 ビニールに包まれただけのセクシーショット。 ワゴンは、巨大な弁当箱によって占領されていた。 「あぁ・・・燃え尽きちまったのは、俺の方かもしれねぇぜ・・・ふっ。」 仕方なく、店内をウロウロ。 「そういえば、以前この店でアレが、中古4000円という高値で売られていたっけ。」 ア行・・・カ行・・・サ行・・・そして、タ行。 「デススロットル」の影に、隠されたように置かれていた、デスクリムゾン。 値段は・・・1980円ッ!!? 流石にあの値段では、普通には売れないのが判ったのか、 それとも、サターンソフト全般を見切り売りしている流れからなのか、 デスクリムゾンの値段は、アッサリと暴落していた。 「セッカクダカラ、セッカクダカラ・・・」 手に取ったソフトを、 棚に戻さずに歩いていく、 そして、レジ。 結局、目的だった「燃えプロ」は、1本も発見する事が出来なかったが、 今日、俺は生まれて初めて、同じソフトを2本持ってしまった。 でも、やっぱり天狗が欲しい・・・ |
99年1月、めでたく天狗をゲットしました(^_-)-☆ |
98年12月15日 「B・O・D・Y」 |
『街』、人々が行き交う場所。 複雑に絡まりあった運命と、それを必死に振り解いた先に見た、それぞれの結末・・・。 渋谷の街で8人が緻密にリンクしているシナリオ、それに無理なく引き込む実写映像、 サウンドノベル『街』は、流石チュンソフト、としか言いようが無い素晴らしいソフトだ。 だが、こんな名作ソフトにさえ、俺の精神に食らいついた「奴」は、俺から正常な判断を奪い取り、 そしてあの何の変哲も無い言葉を「特別なモノ」として脳裏に刻み込ませた。 14日午後2時、学園のアイドル陽平が、ワケ有りの女性を何とか遠ざける為に デパートの階段を、どんどん下りていく。そこで、苦し紛れに言うのが、 「この階段を、キミに見せたかったんだ」 少し呆れた様子で、彼女は言った。「せっかくだからお買い物もしたいんですけど」、と。 同日午後3時50分、別の主人公である細井は、体重を少しでも減らす為に、 とっておきのジャージを着てジョギングをするが、そのジャージの色は、真紅。 同日午後5時30分、細井は奇妙な男と会う。その男の出身校は「ムササビ大」。 同日午後6時20分、細井が食べた膨大な夕食の中に見た焼きビーフン、 気が付けば、ケタケタと笑っている俺がいた。 ゲーマー刑事が「デス!」と語尾を強めて断言した時も、 日本語として正しい使われ方をしている「せっかくだから」にも。 もう、俺にとっては、いや、頭の中の「奴」にとっては、もはやどんな物事に対しても、 あのゲームに関する言葉を見つけ出す事こそが、楽しみであり目的となってしまっているのだから。 聞こえる。 俺の中に、俺の精神の中に居る、奴が、「KOT」が、楽しそうに歌っている。 「ヨウヘイ! カイダン! セッカクダカラッ!!」 |
バッドエンド 43回 |