今週の週刊少年ジャンプ 2007年Vol.25(5月21日発売)より連載がスタートした、田中靖規『瞳のカトブレパス』。瞳に「力」を宿した少年が、K都に巣くう「妖魔」と戦うサスペンスアクションなのだが、迫力のある見開き、トーンの貼り方、擬音、血しぶき、フォントの使い方、手前に人物を配置することで遠近感を出す技法など、かなり『ジョジョ』を意識しているのが伺える。しかも、単に『似ている』というより、『描きなれている』と呼べる世界ッ!?
どういう事かと思ったら、巻末コメントを見て、理解『可』能。
荒木先生、今までお世話になりました。
そしてこの作品に関わる全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。<靖規>
どうやら荒木先生のアシスタントをされていた方の世界らしい(道理で既視感を覚えるハズだ(笑))。
新連載では『師匠』のテイストが色濃く出るが、連載を続けるうちに、独自のテイストが作られるもの。田中靖規先生がどんなフウに『生長』するのか、そして巻末コメントや、気が早いけどコミックスの帯や描き下ろしに、荒木先生関連の何かが書かれるか、連載の今後がディ・モールト気になるッ!
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アシスタント暦がある作家の師弟関係図。