漫画家・寺沢武一先生の大人気SFマンガ『コブラ』を特集したムック『コブラ大解剖』(三栄書房 / 907円+税)に、荒木先生が描き下ろしイラストを寄稿している。(関連記事:「コブラ」大解剖したムックに荒木飛呂彦イラスト、虚淵玄インタビュー – コミックナタリー)
荒木先生の寄稿イラストはモノクロ1ページで、描かれたイラストは、コブラの相棒のアーマロイド『レディ』(イラストは本を購入して見よう)。セクシーに立つ荒木タッチのレディは、どこか徐倫のスタンド「ストーン・フリー」っぽくもある。ちなみに荒木先生がレディを描いた理由は、「宇宙へ行って四六時中誰かと一緒というのなら やっぱりッ! レディ・アーマロイドしか居ない。(エロくてゴージャスで頼りになる)」との事。(ムックは『コブラ』をコミックスやアニメで見た世代ならグッとくる一冊なので、コブラを知る者はぜひ手にとることをおすすめシマス。そして、この大解剖シリーズでいつか『ジョジョ』が出て欲しいッ!)
寺沢先生と荒木先生の接点はとても古く、ジャンプコミックス『バオー来訪者』1巻(1985年)の巻末で、寺沢先生が「彼の作品は、僕のにおいと、とても近い」と、同じSF漫画として絶賛のコメントを2ページ掲載している。また、荒木先生の初期作品『魔少年ビーティー』の主人公は、イニシャルがB.Tだが、これは寺沢武一先生(Buichi Terasawa)のイニシャルから付けられたものであることが、『週刊少年「」』(2003年)のインタビューで明かされている。
ジャンプコミックス「バオー来訪者」1巻巻末に掲載されている、寺沢武一先生の推薦コメント。同じSF漫画家として荒木先生を絶賛した。