2004年3月に制作決定が告知、「TAF2004」でプロモ映像が流され、その後OVAジョジョのサイトで「2006年秋 公開予定」と書かれたが、それ以降は情報らしい情報が出ていなかった「劇場版ジョジョ1部」だったが、9月13日に行われた「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド共同プロジェクト」記者発表会で、待望の最新情報と上映時期が明らかにッ!!
劇場版アニメ映画「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」は、”2007年春(2月~3月)”公開予定。会場では劇場版の最新映像が放映された(スクリーンショット1 / スクリーンショット2 / ポスター)。製作は「OVA版ジョジョ3部」と同じく、アニメーション制作を「A.P.P.P」、音響を「スカイウォーカーサウンド」(ブレイブレポートに同社の映像がアリ)、配給を「クロックワークス」が行う模様。今作の監督を勤めるのは「OVA版ジョジョ3部」でキャラクターデザイン・総作画監督を勤められた羽山淳一氏。
発表会では羽山氏も登場し、映画の見所について、「全編、見所なんですが、CGが良い感じに仕上がっています。物語としては二人(ジョナサンとディオ)の最終決戦と、そこに向かっていくシーンですね。原作特有のしなやかに流れているカラダのラインも再現すべく努力しています」、「映像表現だけでなく音響にもこだわっているので、擬音の再現にも注目して欲しい」と語られたとの事(Gpara.com、電撃オンラインの記事より)。ちなみに劇場版の声優は明らかにされなかったが、ディオ役については、PS2「ファントムブラッド」でもディオ役の緑川光氏であると発表された。
映画はジョナサンの成長に合わせて「少年パート」「青年パート」「“ディオ”との対決パート」の3パート(3本立てという意味では無い)構成の約90分。しかし、コミックス5冊分を90分に収めるのはディ・モールト(非常に)厳しく、苦渋の決断としてスピードワゴンの登場をカットせざるを得なかったと衝撃の事実が明らかに。
この事を世界で最も残念に思ったのは、トークイベントにも出席されていたお笑い芸人「スピードワゴン」の2人で、急遽「ワンチェン」役はどうか、という話が持ち上がったとか。
正直、スピードワゴンが登場せずにジョジョ1部が成り立つのか? と誰もが不安になるのは事実。しかし羽山氏もジョジョファンとして悩みに悩みぬいた末の決断なのだろうし、ファンの不安を杞憂にさせる魅力ある映画に仕上げてくれると、オレは信じている。
なお、PS2「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」(10月26日発売)の予約特典ディスクには、劇場版のスペシャル映像が収録予定。
- 「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド共同プロジェクト」記者発表会 レポート纏め&リンク集
企業ニュースサイト6社で「ジョジョ」プロジェクトは大きく報じられた。ウルジャン読者50名に選ばれた方のレポートもあるので是非チェック。 - 劇場版「ファントムブラッド」スクリーンショット1 / スクリーンショット2(GAME Watch)、羽山氏(左)と荒木先生(右) / 劇場版「ファントムブラッド」ポスター(ジーパラドットコム)
- 羽山淳一氏の個人サイト 「MOUNT.F-11」
13日の日記には発表会の事が書かれている。「ライフルの弾を全部渡された仗助」の比じゃあないプレッシャーの中、過酷なスケジュールで作業は続いている様子。どうかお体に気をつけて頑張ってください。 - OVA「ジョジョの奇妙な冒険 ADVENTURE」公式サイト
DIOがタンクローリーを持ってくる事で有名な、全13巻の3部OVA。劇場版の雰囲気もこのOVAに近い? 購入するのは少々高いのでレンタルがオススメ。(Amazon.co.jp:ジョジョの奇妙な冒険 [AA])
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ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド 特典 荒木飛呂彦 25th Anniversary Project スペシャルディスク付き
予約特典ディスクには、荒木先生のインタビューや劇場版のスペシャル映像も収録!! でもAmazonで予約するという事は、発売日に届かないかもしれないという危険を常に「覚悟して予約してる人」…ですよね。発売日にゲットしたい方は、最寄りのゲームショップで予約しよう。(PS2本体も先日値下げされ、税込14,800円(送料無料)で販売中 / ブラックもアリ)