新情報が続々、荒木先生も登場!! 「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド共同プロジェクト」記者発表会

#追記(2006/10/23):個人サイトのレポートを1件追加。

<企業ニュースサイトのレポート>

<個人サイトのレポート>

9月13日、都内で行われた、「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド共同プロジェクト」記者発表会。プレスと抽選で選ばれたウルジャン読者50名を前に、PS2「ファントムブラッド」や、劇場版アニメ映画、関連グッズなどの最新情報、荒木先生とジョジョマニアお笑いコンビ「スピードワゴン」とのトークセッションなど、会場は正に「ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!」な状況だった模様ッ!!


会場ではPS2「ファントムブラッド」の試遊台や、ゲーム購入者100名に当たる1/1「石仮面」フィギュア(手前は発売中の「超像革命」、奥は9月末発売のガシャポン「HGIF」)、そしてディ・モールト貴重な、荒木先生のカラー原画も9点展示されていたとかッ!! もうこれを見れただけで、ジョジョファンなら感無量!?(しかもコチラコチラ画集『JOJO 6251』[AA]にのみ収録のイラストなので、初見の方も多いのでは)。

発表会では始めに、ウルトラジャンプ編集長の伊東健介氏が壇上に立ち、「ジョジョ」について「マンガの世界だけではなく、美術や映像の第一線で活躍するアーティストにも多大な影響を与えている作品」と紹介(egの記事より)。プロジェクトはゲームと映画の2つを柱に、フィギュアやカードゲームなど続々展開、更に、2007年3月の映画の公開に合わせて、「STEEL BALL RUN」でも何かしらのサプライズを企画している、とのディ・モールト気になる発表もッ!!(Gpara.comの記事には”ムック”との文字もあるが…?)

次にディオの声を演じられる緑川光氏から、ゲームの魅力(あの「メメタァ」のシーンまで完全再現!!)と、「久しぶりにのどの奥に血を感じました」という、ハンパじゃあない意気込みを語られた(関連:声優の緑川光氏、PS2『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』の収録に挑む)。ちなみにエキストラを募集して撮影されたゲームCMは、「”ジョジョ立ち”でだるまさんが転んだ」画像2画像3)。「ジョジョ立ち」がお茶の間を席巻ッ!?(笑)

そして次に劇場版アニメの監督を務める羽山淳一氏が登場、初公開となる劇場版の映像や、作品の見所などを語った。映画の公開は、2007年春(2月~3月)との事。(劇場版の情報はコチラに纏めたので参照!→映画のディオ役も緑川光! 劇場版アニメ映画『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』は”2007年春”公開予定!

そしていよいよ、荒木飛呂彦先生が、お笑い芸人「スピードワゴン」の2人と共に登場ッ!! トークセッションは、主に司会者からの一般的な質問と、小沢氏のマニアックな質問に荒木先生が答える形で進行、という事だったようだが、小沢氏は本当にジョジョマニアで、ラグビーをするジョナサンのような爆発的トークを展開、かたや荒木先生も、今年6月のサタプロでも大いに魅せたあの絶妙な(しかし本人はいたって普通?)トークを繰り出し、会場を大いに沸かせたとか。

トークショウの内容は、Gpara.comジーパラドットコムの記事に(マジに企業サイトか?というくらい)詳しく書かれているので、注目の発言や、参加者から頂いた小ネタを、ちょっとマニアックな補足付きで紹介。

  • ジョナサンの由来がファミレスの「ジョナサン」という話は以前「週刊少年『』」でも語られていたが、小沢氏が更に「じゃあデニーズでネタ作りしていたら?」と問いかけたところ、荒木先生は「デニーズ・ディオとか」と返答(笑)。最近は「ロイヤルホスト」でネタ作りをされているらしい?
  • スピードワゴンの小沢氏が、以前ネットラジオでもネタにしていた、「荒木先生は手塚賞で貰った賞状をすぐ床で丸めた」という”噂”について、荒木先生はそれを否定。それはないが、あがってたらやってたかも、との事。(関連:たけくまメモ : 荒木飛呂彦を激励する手塚先生
  • 荒木先生の執筆スケジュールは週5日描き続け、残り2日は休み。このペースは週刊連載の頃と同じ。なお、大亜門「太臓もて王サーガ」4巻[AA]のオマケ4コマによると、荒木先生のネーム作業は「1日」、直しで半日らしい。(60ページ連載を!?)
  • しばしば岸辺露伴と同一視される事について、「あれはただのキャラクターで、僕は優しいですよ(笑)」。ちなみに、

    小沢「楽屋に行ったときクモ食ってましたよね!?」
    荒木「あぁ、ときどき・・・(笑)」
    井戸田「否定して下さいよ!!」

  • 荒木先生が一番好きなキャラは、東方仗助と吉良吉影。6年前に出たファンブック「JOJO A-GO!GO!」[AA]でも、1位が仗助、2位が吉良となっているので、この順位は不動か?

    荒木「敵で好きなのは吉良吉影。身近なのがいいんです。」
    井戸田「先生も身近な感じしますよね。」
    荒木「雲の上の人の方がいいかな(笑)」(会場大爆笑)

    また、吉良の魅力は以前、REMIXの特別インタビューでも荒木先生は大いに語られている(参考:特別インタビュー「荒木飛呂彦 吉良吉影を語る」(前編) / (後編))。

  • バンド名からキャラやスタンド名を付ける際の決まり事として、

    バンド名とキャラ(名前や設定、能力など)がマッチしていないとダメなんだ。だから、敵だったり味方だったりというのは、そこに理由がある。

    なお「『セックスピストルズ』は正義の味方なのに、僕の好きな『クラッシュ』は敵ですよね?」と突っ込んだ小沢氏は、以前「僕のスタンドは「liar」なんですよ。ピストルズの曲名からなんですけど。」と発言している。

  • 小沢氏に今のキャラクターで好きなのは?と聞かれ、

    荒木「今のキャラクターはみんないいんですよ、泣けて。ルーシーとかね、14歳でお嫁に行っちゃったなあーって。」
    小沢「行かせたんでしょ!」
    荒木「あー行っちゃったなーって。」

    荒木先生は作ったキャラクターを動かすというより、実在の人物の運命をつづっているような感じで話されていた、との事。

  • 第7部「スティール・ボール・ラン」のテーマは、「旅によって、人間はどんな風に成長するか?」

    荒木「旅を通じて人間がどう成長していくか、ゴールに向かって能力やワザもどう変わっていくか、そこを描きたいですね。」

    なお、「大阪芸術大学 大学漫画 Vol.4」の対談記事では「SBR」について、「キャラクターの悲しい部分、生きている、生まれた悲しさという部分を描くのを目標としている」、とも語られている。

最後にはスピードワゴンの「甘ァァ―――ィッ!!」も飛び出し、発表会は大盛況のうちに終了。

ゲームと映画だけでなく、フィギュア、カード、そして絶賛連載中の「スティール・ボール・ラン」の展開も期待される、この「荒木飛呂彦 25周年プロジェクト」から、「Be All Eyes(決して目を離すな)」!!

Amazon.co.jp

(情報グラッツェ!<クリープさん、しどキャッツさん、ミスターさん、Reoさん、発表会に参加した者さん、名無しさん、アサミさん、araさん)