『この男こそ人類の究極の実話だ』
ぼくのSBR (『ジョジョの奇妙な冒険』第7部)の
ジャイロ・ツェペリをご存知?
実をいうとこの”サンソン”が、彼のモデルなんです。―――荒木飛呂彦
フランス革命の時代に実在した「死刑執行人」の、数奇な運命の物語『死刑執行人サンソン―国王ルイ十六世の首を刎ねた男』(Amazon[AA])の、荒木飛呂彦先生による書評が、発売中のMEN’S NON・NO 2007年 12月号[AA]の264ページ(集英社新書の広告ページ)に掲載! 書評には死刑執行人姿で薄く微笑むジャイロ(設定画の1つと思われる)も描かれており、ファンなら必見ッ!
この本が出版されたのは『スティール・ボール・ラン』連載が始まったのとほぼ同時期で、当時も荒木先生が書評を書かれていた。そして、SBR#20(コミックスだと4巻[AA])で、ジャイロが実は死刑執行人の家系であることが分かり、「元ネタはこのサンソンでは?」と当時から予想はされていたが、今回の書評で、荒木先生から、この”サンソン”が、ジャイロのモデルになっていたことが明かされた。この機会に、ジャイロのモデルになった『死刑執行人サンソン』も読んでみる?
- 荒木飛呂彦先生による、『死刑執行人サンソン』の書評(2004年1月)
「一族」という言葉には宿命とか誇りとか愛と悲しみといったものを感じ、グッとくる。「死刑執行人」は世襲制だった。まるで奇妙なサクセスストーリーを読むかのような盛りあがりとスリルがある内容だ。(荒木)
- 死の代理人たち(死刑執行人もまた死す)
実在した中世の死刑執行人達の紹介。この他にも、当時の死刑に関する膨大な資料が…。