『デスノート』の大場つぐみ先生と小畑健先生が描く「漫画家」漫画『バクマン』(Amazon[AA])には、漫画家を目指す主人公2人の一歩先を行くライバルとして、“新妻エイジ”というキャラクターがいる。若干15歳で「手塚賞」準入選、編集長に向かって「もし僕がジャンプで一番人気の作家になったら、僕が嫌いなマンガをひとつ終わらせる権限をください」と言い放ち、描いている漫画のセリフや擬音を叫びながら、ものすごいペースで作品を次々と描きまくる、型破りな若き天才。
天才漫画家と言えば、ジョジョファンなら“岸辺露伴”を思い出さずにはいられないが、先日発売されたコミックス2巻[AA]のオマケとして収録されていた、大場先生のネームには、新妻エイジにさりげなくこんな一文が。
“岸辺露伴入ってるかも”(『バクマン。』2巻[AA]収録、P48「大場ネーム」より)
新妻エイジと岸辺露伴では、見た目も性格も全く異なるが、「漫画へのひたむきさ」という点では、どちらもいい勝負・か・も?(クモの味見くらいならやりかねない!?(笑)) ちなみに漫画家デビューは、新妻エイジが15歳、岸辺露伴が16歳。そして出身地は、新妻エイジが青森で、岸辺露伴がM県S市(宮城県)と、どちらも東北地方の出身。
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『バクマン』第1話で見られた、さりげないジョジョネタ。 - 「ジャンプSQ.」1月号(2007年12月)掲載、荒木先生インタビューより。
――じゃあ先生にとって露伴は動かしやすいキャラなんでしょうか?
荒木:そうですね、常に動機も異常で面白いですし。彼にはお金とか名誉とかそんなものは関係なく、ただ芸術のために、作品のために動くんです。異常さにもリアリティーを持たせてはいますが、人間の欲を超越した何かがあるんですよ、彼には。そういうところを描きたいですね。
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