2005年04月17日
『ド低能がァ――ッ』 パンナコッタ・フーゴ魂の叫び、消える
追記(2008/11/16):遂に、ジャンプコミックスの方も、修正されてしまった模様。最近やや落ち着いて、…というか、もめ事を起こしても疲れるだけだから、とりあえず従っておくかって風に定着して来たかな?という感じがする。少年漫画内の作画的表現に対する「自主規制」であるが――パンナコッタ・フーゴ(ジョジョ5部)で印象深いシーンと言えば、多くの方が、初登場時に見せた、ナランチャに勉強を教えるシーンでの、ナランチャの頬にフォークを刺した後で言った、このセリフを思い出すだろう。集英社コミック文庫 ジョジョ30巻より、作者あとがき序文
何回教えりゃあ理解できんだコラァ!
ろくご30ってやっておきながら
なんで30より減るんだ、この……」
「ド低能がァ――ッ」
ジャンプコミックス ジョジョの奇妙な冒険 49巻、37Pより
だが、3月18日より刊行がスタートした、集英社コミック文庫 ジョジョの奇妙な冒険 Part 5では、このセリフが…、
「クサレ脳ミソがァ――ッ」
集英社コミック文庫 ジョジョの奇妙な冒険 31巻、35Pより
何と、「ド低能がァ――ッ」というセリフが、文庫版では「クサレ脳ミソがァ――ッ」という全然違うセリフに差し替えられてしまったのだ!! フーゴのセリフ変更に伴い、この後のナランチャのセリフも、以下の通りに。
|
ジャンプコミックス版
![]() JC版 ジョジョ49巻、35Pより |
→ |
コミック文庫版
![]() 文庫版 ジョジョ31巻、35Pより |
今回、コミック文庫版ジョジョ30巻で新たに書き下ろされた「作者あとがき」では、5部連載当時、荒木先生と編集部の間で起こった、漫画表現における「自主規制」に纏わる葛藤が(「編集部に対する批判ではない」と何度も断り書きを入れながら)綴られている。リアリティある「悪」の表現に対しての、編集部側からの度重なるページ修正の注文に、
そしてぼくは当時、『黄金の風』のテーマ性を表現するのに大きな危機感を感じ、表現の自由に制限が設けられたのでは?とか、漫画としての芸術的な発展がもうないのでは?とか、「権力」とか「利益追求」の思想が芸術の芽を抜き取ろうとしているのでは?とか、とても思い悩んだ。とまで書かれている。集英社コミック文庫 ジョジョ30巻、作者あとがきより
そして、このあとがきの序文には、「最近やや落ち着いて、…というか、もめ事を起こしても疲れるだけだから、とりあえず従っておくかって風に定着して来たかな?という感じがする。」とあった。今回のセリフ変更は、5部の文庫化に際し、「低脳」という言葉が「差別用語」に当たると編集部から指摘が入り、別のセリフに差し替えられたものと思われる。
…ただ、よりによって「クサレ脳ミソ」である。ジョジョ系読み物サイト「ゲス14歳」さんからも、「あんま変わらないような気がする…、というか、よけい酷い事を言っている気がしますが。」とのツッコミが入った程。(この新ゼリフを見た編集部の、ニガ虫を潰したような顔が目に浮かぶ!?)
フーゴの代名詞とも言える「ド低能がァ――ッ」というセリフが無くなってしまったのはディ・モールト残念な事だが、この「クサレ脳ミソがァ――ッ」という新たなセリフを得た事によって、フーゴの凶暴性がより明確に表されるようになったと考えれば、これはこれで意外と悪くないの・か・も?
追記(2005/04/20):
- 『ド低能がァ――ッ』(ジャンプコミックス版)
(167票/17.2%) - 『クサレ脳ミソがァ――ッ』(コミック文庫版)
(804票/82.8%)
追記(2008/11/16):
このフーゴのセリフだが、遂にジャンプコミックス版でも修正されてしまった模様。 にぼしさんからのタレコミによると、コミックス49巻について、2007年10月21日発行の第37刷までは「ド低能がァ――ッ」だったが、2008年8月12日発行の第38刷からは、コミックスの方も、文庫版と同じ「クサレ脳ミソがァ――ッ」となっている、との事。
- PS2「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風」
攻撃を繰り出すたびに「ド低能がッ!」と叫ぶフーゴが印象的(キャラクター紹介で好きなだけ再生可能)。でも薬関係は規制が厳しいのか、「麻薬」という言葉は全て「薬(クスリ)」に置き換えられた。 - @JOJO:「ジョジョ」伝説の誤植、遂に修正される
文庫の後、コミックス版にも修正が入った「何をするだァーッ」。今回の件も同様に、コミックス重版分から、セリフが変更されてしまうのだろうか。 - ジョジョの奇妙な冒険・誤植対応状況(ジョジョ百科事典)
コミックス版と文庫版との誤植対応一覧。これまでは誤植のみだったが、5部については、誤植でない箇所にも手が入れられる可能性が?
- 「ドラえもん」における自主規制(ドラちゃんのおへや)
ドラえもんの自主規制=言葉狩りの歴史。 - 放送禁止用語((放送事故、ハプニング)タレコミコーナー)
放送業界の禁止用語と、放送されてしまった事例の紹介。 - 「HUNTER×HUNTER」21巻 ジャンプ掲載時との変更点(冨樫☆世界)
「不具」「白痴」が、単行本で修正。ジャンプ掲載時にチェックが入らなかったのは、原稿の遅さ故? - リライトされる3本指と4本指(USO8oo)
「死神くん」の指の数について。これって単なるデフォルメ表現では…。 - ふしぎなメルモと差別用語(kaosのページ)
「外国に売られるんだ」→「外国で暮らすんだ」では、まるで意味不明。 - 日本でのマンガ表現規制略史(連絡網 AMI-Web)
1938〜2002年までの、差別・エロなど漫画表現における規制の年表。 - なぜ最近の少年漫画は敵を殺さないのか?(週刊少年Blog!!)
ワンピースの不死属性は、以前からかなり気になってました。 - 人権擁護(言論弾圧)法案反対!
漫画分野にも多大な影響が懸念される「人権擁護法案」の纏めサイト。
クサレ脳ミソも十分酷いと思いますが、やはりド低脳の方が最初に見た分もあってインパクトが強い気が・・・・(そう言えば某ハンター漫画でも王の台詞が白知→阿呆に変更されてたな・・・・)
「低脳」 じゃなくて 「低能」
>「低脳」 じゃなくて 「低能」
スミマセン、速攻で「低能」に修正しました。
というか、指摘されるまでずっと、
「ド低脳」だとばかり思っていました…(;´Д`)。
『「思い込む」という事は、何よりも「恐ろしい」事だ……』
昇竜軒のDEATHです。申し訳ないのですが、トラックバックが2件重なってしまったので1件目を削除していただけないでしょうか。実は私も「低能」ではなく「低脳」と書いてしまって修正しました。
正直どっちもどっち。
でももしも最初に載ったのがあの不自然な言葉の流れだとしたら、僕たちは誰も気付くことなく、レベルの落ちたジョジョを読むことになったはず。
今の連載も、規制がかかったジョジョなのかもしれないと思うとやりきれなくて頭に来る。
僕は出来る限り面白いジョジョが読みたいと思う。
「ド低能がァ――ッ」→「クサレ脳ミソがァ――ッ」
も気になりますがそれより
「殺す」→「人を見下す言い方は良くない!」
と急にまともなこと言ってるナランチャの方がこわいですw
僕も間違えていました。「低能」でしたね・・・・。
それにしても確かにナランチャもいきなり「人を見下す言い方は良くない!」って言い出してるのは何かより異常性が際立っていて怖いような。
個人的に差別用語は言葉狩りと軽く見るのではなく、不快に感じる人がいるという意見を重んじるべきだと思いますが、低脳が差別で、クサレ脳みそが差別でないという基準がわかりません。「人を見下す言い方は良くない!」にはかなり笑いました。
クサレ脳みそは編集部というか修正への抵抗って感じでベネ!
ただナランチャの台詞はなんだかなぁといった感じ。リアリティが台無しです。
時期的にこういうゴタゴタがあったから、少年誌に見切りをつけて、も少し規制のゆるいほうへ移っちゃったのかなと勘繰りたくなりますね。
うゥ、「ド低脳」はかなり好きなセリフで良く使ってたのに・・・ガックリです。
でもクサレ脳みそもまぁ・・いいかなw
てか『黄金の旋風』でフーゴ「ド低能がァー」って言ってますが まあ うん
「ド低能」のほうがテンポがいいですね
「人を見下す言い方は良くない!」→「殺してやる、殺してやるぜ〜」の流れが笑えました
一瞬、「ああ、文庫化するにあたって規制用語も使っていいって許可されたのね」と思ってしまいました。
普通にクサレ脳ミソの方が酷いと思います。
ナランチャは「人を見下す言い方は良くない!」とかまともなこと言わない!もっとブッ飛んでるはずだ〜!ナランチャの性格も変わってるカンジがする〜・・・
「もめ事を起こしても疲れるだけだから、とりあえず従っておくか」
と言う荒木氏の発言に、彼の漫画への情熱は冷めてしまったのか!?と思ったが、「クサレ脳みそ」というフーゴの発言に、「だったら規制されないでもっとヒドイコト言ってやる!」という、彼の素敵なひねくれた性格と、漫画という芸術に対する姿勢が見えた気がします。
やはり荒木先生は天才だと思いました
編集部もまさかこんなことになるとは思ってもみなかったでしょうねw
全然ギャングじゃない(´Д⊂
低能って差別用語なのかしらん?
>>不快を感じる人
問題はその文句をつけた人が文庫版を買うかということだ。以前にもGTOの音楽に文句をつけてた人がいたがその人たちは全員ビデオまたはDVDを買ったか・・・もしも文句つけといて買わなかったらそれは当て逃げに等しいことでうわなにをするだきさまら(証拠隠滅
クサレ脳ミソて……なんのひねりもないやん。
ひねりがあって面白いということではない。
↑でいっているように「彼の素敵なひねくれた性格と、漫画という芸術に対する姿勢が見えた気がします。」
規制された→なら規制されてない言葉を使ってひどいことを言ってやろうという荒木先生の思想が面白いという意味だろ。
理解能力つけろ。
ナランチャの台詞も、あえて極端に変えて不自然にしたんじゃないかな。
「急にいい子ぶった台詞にしても滑稽になるだけだよ」っていうのを体言したというか・・・
要するに両方の台詞とも荒木の編集部に対する嫌がらせ
判断基準、というか、選定基準で言うなら、
「クサレ脳ミソ」 であれば、実際に脳みそが腐敗している人というのは生きている人間で実在しないから、差別に当たらないと言う言い逃れがデキルワケですよ。
けど、「低能」 という言葉は、「能力が低い」という事ですから、「ド低能」という言い回しは、実在する「能力の低い人」を差別した表現、という事に「出きる」。
つまるところ編集側の基準は、抗議が来たときに 「より言い逃れがしやすい言葉」 を優先したいという事であると思いますですよ。
判断基準、というか、選定基準で言うなら、
「クサレ脳ミソ」 であれば、実際に脳みそが腐敗している人というのは生きている人間で実在しないから、差別に当たらないと言う言い逃れが出来るワケですよ。
けど、「低能」 という言葉は、「能力が低い」という事ですから、「ド低能」という言い回しは、実在する「能力の低い人」を差別した表現、という事に「出きる」。
つまるところ編集側の基準は、抗議が来たときに 「より言い逃れがしやすい言葉」 を優先したいという事であると思いますですよ。
ゲーム上では、
「ド低脳がァッ!」
となっています。
いまさらですね。
失礼しました。
でもなんか、利権がらみだよねそれって
ゲームでは何故かアバッキョも
ド低能がァーといってた。
本当に読んだ人が不快になる表現を多用していれば、自然と誰も読まなくなるのだし、多くの人が読むのは不快に感じてる人がいないからなのだから、規制する意味なんてないだろう。
この手の話題の時にはいっつも思うんだけど、
「差別意識を持ったキャラクター」という個性を
描けなくなってしまったら、それは逆に
「差別は醜いものだ」というメッセージを作品から
学習する機会が奪われるのと同義だよね。
さすが荒木先生としかいえない(笑)
ここは素直に、フーゴの名言が増えたことを楽しんどこうと思います。
「クサレ脳みそ」じゃなくて「人を見下す言い方は良くない!」こそが
編集部に対するあてつけだと思うんだけど
クサレ脳みそww
つーか、あんまり規制も感心せんのだが、週刊少年ジャンプ自体は、本来は小中学生程度が対象のマンガ雑誌なわけで。
それに、こういう自主規制に文句つける奴は、じゃあ例えば、オタクがドコゾの作家か評論家か何かに貶されても、それは単なる発言者個人のただの主観による主張だから無視すればいい、と黙ってスルーできるんだろうか。まず無理だと思う。
一方で言葉狩りとさわいで、自分らオタクが批判されたら差別って言うわけでしょ。
それって明らかに矛盾だよね。
ド低脳。よく考えたら、
こんな言い方する人いないですよね。
物語っぽくて良かったのに。
クサレ脳みそのが使っている人がいそうな分、より下品がリアルに感じるけど。
人を見下す言い方は良くない!
って血を流しながら急に正論はかれると。。
ナランチャのキャラ変わっちゃいますね。
『ド低能がァ――ッ』 パンナコッタ・フーゴ魂の叫び、消える 荒木先生、もうちょっと怒ってもいいと思いますよ。 そんな事言わせていいレベルの作家じゃないでしょ。 大体こんなもんで差別云々騒いでる暇があったら、週間プレイボーイ
「不思議の国のアリス」を見た。 日曜の深夜だったので、少しだけ見て懐かしさを味わって寝ようと 思っていたが、結局やはり止めどころがなく最後まで見てしまった。...
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