「ちばてつや×荒木飛呂彦 トークライブ レポート」
#1 魅力的なマンガは読者の行動を変える
#2 マンガはひとコマで感情を表現できるメディア
#3 表現者としての信念が名作を生み出す
#4 五感をフル活用して作品をつくる!
(ウルトラジャンプエッグ)
7月24日に文星芸術大学のオープンキャンパスで開かれた、ちばてつや先生(代表作『あしたのジョー』『おれは鉄兵』)と荒木飛呂彦先生によるトークライブのレポートが、Web雑誌「ウルトラジャンプエッグ」にて公開中ッ!
レポートは全4回。71歳のちば先生と、50歳(公称)の荒木先生が、少年時代に読んだ漫画から、デビュー当時の苦労や作品作りの裏話(ちば先生が見たという「赤い虫の幻覚」は、まるでスタンド攻撃ッ!?)を語り、そして、若い漫画家へのアドバイス、生で見られた方は感動ひとしおだったに違いない「作画対決」まで、約2時間のトークライブが写真付で紹介されており、会場に行けなかった荒木ファン・漫画ファンにとっても、貴重で読み応えのあるレポートとなっている。
ちなみに、荒木先生にとって、「ファッション=キャラクターの心」で、“だから、『ジョジョ』のキャラクターは着替えたりとかあまりしないですし、ずっと同じ服を着ているんですよ(笑)。帽子も一体化してたりするし、脱がないですからね。”、との事(しかし承太郎は3回だけ帽子を脱いでいる→「答え」)。また、「ジョジョ」の名台詞を効果的に演出する「フォント」について聞かれた荒木先生は、“いや、あまり指定してないです。編集者の気分じゃないですか?”と、自らはカギ括弧くらいしか指定しない(おそらく“「”と“『”の使い分けだと思われる)ことが発覚。(正直、驚愕!! そんなもんなのかッ!?)
#発売中のウルトラジャンプ2010年9月号にも、レポートのダイジェスト版が、モノクロ2ページで掲載されている。
- 未来の漫画家に助言も 文星芸大でトークライブ ちば教授と荒木さん(下野新聞「SOON」) / 未来の漫画家にLUCK!(幸運を)&PLUCK(勇気をッ!) 文星芸大で「ちばてつや×荒木飛呂彦トークライブ」
- トークショー(2010-07-24) / トークが終わって(2010-07-24)(ちばてつや公式サイト)
トークが終わってリラックスした表情の、ちば先生と荒木先生。 -
「ジョジョ」コミックス1巻[AA]の扉イラストより。
二人の囚人が鉄格子の窓から外を眺めたとさ。
一人は泥を見た。一人は星を見た。
(フレデリック・ラングブリッジ『不滅の詩』)「ストーンオーシャン」コミックス8巻[AA]、「看守ウエストウッドの秘密 その7」より。
印象深い言葉で、作中で2度も使われているにもかかわらず、当の荒木先生は「そうだったのかなぁ…? 忘れちゃうんですよね…」。
- 『ホップステップ賞~岸辺露伴コメント~』 (1993年/週刊少年ジャンプ)((ジョジョ百科事典)
『取材』
この漫画界に、この露伴の『漫画作法』を完全に理解できる人間などいないだろうが、『取材』ぐらいしないで、迫力あるストーリーを描けると思ってんのかね?つまりだ、頭だけで考えたことや想像力は体験して感動したことにはかなわないってことなのだ。ぼくに言わせりゃ、“SF宇宙漫画”をマジに描くなら、「宇宙に行って来い!」って事に行き着くな。それぐらいの心構えでやれってことさ。 - 荒木飛呂彦先生、あの独特の「擬音」表現を熱く語る!!
- 「青学祭2007」(荒木飛呂彦先生講演『損をしない漫画を描くための地図』)パンフレットより。
Q:いまだにインターネットは使ってないのですか?
A:はい。アナログ派宣言。 - ARAKI HIROHIKO meets MUSEE DU LOUVRE report #1 「ルーヴル美術館が展開するBD(バンド・デシネ)プロジェクト」(関連記事) / report#2 「フランス取材記 荒木飛呂彦 ルーヴルへ行く」) / report#3 「荒木飛呂彦に聞くマンガ×BD(ベーデー)への回答」(関連記事)(ウルトラジャンプエッグ)
「岸辺露伴ルーヴルへ行く」のレポート。
- マンガ脳の鍛えかた 週刊少年ジャンプ40周年記念出版
荒木先生の仕事場やインタビューが掲載。 -
Rohan au Louvre: Hirohiko Araki: 洋書
「岸辺露伴ルーヴルへ行く」のフランス語版。現在、1,857円(39%OFF)で販売中。