Amazon.co.jp[AA]のミュージック・バーゲンコーナーに、荒木先生への音楽インタビュー記事、『ジョジョの奇妙な冒険×Amazon.co.jp』荒木飛呂彦先生特別インタビューが掲載!
キャラクター名やスタンド名に洋楽ネタを取り入れるなど、「ジョジョ」とは切っても切れない「音楽」について、荒木先生が10の質問に答えている。荒木先生が音楽を聴くのは主に仕事中で、「仕事中に音楽がないとダメですね。」
そんな荒木先生が初めて買った音楽作品は、イエスの『危機』[AA]。生涯ベストアルバム5作品、好きなジャケットデザインの作品にもこの1枚が挙げられている。この他、「“ARAKI MUSIC FESTIVAL”を開催するとしたら、誰を呼びたいですか?」など、興味深い質問ばかりなので、荒木ファンは是非チェックして、音楽選びの参考にしよう。
ちなみに、荒木先生が「最近の若手アーティストのおすすめ」に挙げている「レディー・ガガ」[AA]は、荒木先生のカラオケの持ちネタらしい。
- つれモル-ジョジョと音楽の奇妙な関係-
- ジョジョの奇妙な元ネタ
- ジョジョのスタンド元ネタをyoutubeで聴くスレまとめ(宇宙一巡後)
- 「岸辺露伴は動かない ―六壁坂―」(「ジャンプSQ.」2008年1月号掲載)より。「レッド・ツェッペリン」の紙ジャケは持っていたようだ。
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『QuickJapan』75号(2007年12月)掲載の荒木先生インタビューより。
――70年代に清秋を過ごした経験は大きかったでしょうか。
荒木:大きいですね。中学からロックにハマったんですけど、70年代って変なバンドがいっぱい出て、これ誰が買うんだろみたいなレコードが意外と売れてたりするから驚くんですよね。普通は、売れるから作るじゃないですか。ヒットするだろうとか。だけどそういうところとは明らかに外れていて、ジャケットとかも変なんですよ。でも、聴くといいんです。一体これはなんなんだと、なんでこんなの作っちゃったんだろうと、そういうことを考えるのが楽しいし、理由がわかった時は快感なんですよね。現代絵画でもそうなんですけど、なんでこんなの描いてるんだろうとか思うんですけど、必ずその意味があるんですよ。これはもう、ミステリーを読む楽しみと同じだと思うんですよ。
- 週刊少年『』[AA]、荒木先生への100の質問より。
船越:登場人物にアーティストの名前が多く出てきますが、一番好きなアーティストは誰ですか?
荒木:ああ、これはプリンスが好き。
- 『manga OMO!』(2002年)掲載、「洋楽しか聞かない理由」より。
仕事をする時はBGMにあらゆる音楽はずっと流して聞いているのだが、仕事中の自分の意識はマンガの中の登場人物の心情に集中されている。キャラクターの喜怒哀楽を考慮しながら描いているわけだ。そこにBGMが日本語の歌詞で「わたしは天使なの」とか「寂しさには負けない」だとか「胸が痛い」とか言われると。今そーゆーシーン描いてんじゃあないんだけどなーと、気分的にジャマなのだ。時にはなぜか怒りとかわいてくる歌詞とかあるし、おまえにそんな事言われたくないよ、なんてムキに思ってしまうものもあって、日本語は感情がストレートすぎる、仕事には向いていない。…というわけで、だんだん邦楽は聞かなくなってしまったのだ。と自分で分析する。この時、家にある邦楽アーティストのCDは、渡辺貞夫だけだったとか。
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【荒木先生描き下ろし・コラボジャケット】