角川文庫から新たに刊行がスタートした、夢枕獏先生の『キマイラ』シリーズ文庫版の第1巻、『幻獣少年キマイラ』(夢枕獏)[A]の帯で、荒木先生が推薦コメントを寄せている。
荒木先生の推薦コメントは、“「現代日本の、美しくて新しい古代神話だ!」という興奮をありがとうございます。”。
『幻獣少年キマイラ』は1982年にソノラマ文庫として刊行、2000年にハードカバー版、2008年からは朝日新聞社より新書版[A]が刊行されている。
角川文庫版で表紙イラストを手がけるのは、ウルジャンで『DOGS』連載中の三輪士郎先生。
荒木先生は、『ダ・ヴィンチ』2008年09月号の特集「夢枕獏『キマイラ』復活!」でも、“『キマイラ』シリーズの悪魔的な色気というか、セクシーな魅力を出せるのは天野喜孝さんと寺田克也さんのお二人しかいないでしょう。「キマイラ芸術」の全てを、新装版でそろえるのが楽しみです。”とコメントを寄せていた。また、夢枕獏先生は、親子で『ジョジョ』を読んでいるほどのジョジョファン。
- 夢枕獏 – Wikipedia / キマイラ・吼 – Wikipedia
- 『ダ・ヴィンチ』2008年09月号の特集「夢枕獏『キマイラ』復活!」で、荒木先生からの寄稿が掲載!
『キマイラ』復活に寄せて
『キマイラ』シリーズの悪魔的な色気というか、セクシーな魅力を出せるのは天野喜孝さんと寺田克也さんのお二人しかいないでしょう。「キマイラ芸術」の全てを、新装版でそろえるのが楽しみです。(荒木飛呂彦)『キマイラ』[A](Wikipedia)は、2010年に『キマイラ9 玄象変』 (ソノラマノベルス)[A]が発売後、続巻はまだ出ていない。(この時の『ダ・ヴィンチ』インタビューでは、今後は毎年1冊のペースで出す予定、との事だったが…。)
- 小説家・夢枕獏さん、親子でハマる『ジョジョ』の魅力を語る
夢枕獏さんは荒木先生の絵と作品について、「それにこれだけの絵になると、今度は絵が内容の質を要求するようになるんだよ。この絵で赤塚さんのようなギャグマンガを作るのはふさわしくないだろうし。小説で言えば文体が文章を規定するようのと同じだね。」と分析。スタンドという表現についても、この絵があるからこそ『納得』してしまうと語っている。 - 三部けい『僕だけがいない街』コミックス2巻の帯に、荒木先生の推薦(?)コメント、巻末オマケ漫画にはアシスタント時代の旅行記も
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