下野新聞「SOON」の記事より。バックには荒木先生が描いた『上杉鉄兵』(「おれは鉄兵」)、ちば先生が描いた『JOJO(空条承太郎)』が!
7月24日(土)、文星芸術大学のオープンキャンパスで、代表作に『あしたのジョー』(高森朝雄=梶原一騎 原作)、『あした天気になあれ』などを持つ漫画家ちばてつや先生と、荒木飛呂彦先生の2人によるトークライブが開催(関連記事)、その様子が、栃木のニュースサイト下野新聞「SOON」で、「未来の漫画家に助言も 文星芸大でトークライブ ちば教授と荒木さん」として報じられている。
記事によると、トークライブには400人の高校生らが参加。荒木先生が登場すると、会場からは大きな歓声が上がったとか。ちば先生のブログによると、300人ほどの客席がとても間に合わず、後ろは立ち見、さらに入りきれなかった方々が別の部屋のスクリーン映像で視聴するなど、文星芸大オープンキャンパス始まって以来の盛況ぶりに!(“高森朝雄の原作に対するちばてつやの「あしたのジョー」”状態ッ!?)
トークライブでは、ちば先生は下積み時代の話を披露、荒木先生も、アイデアを練るときも音楽をかけ続けるなど、漫画制作の裏話が語られたとか。また、漫画家を志す若い世代へのアドバイスとして、荒木先生は「ネットで調べるのではなく、体を使っていろんなものを見るのがいい」と、ユーモアを交えて話されたとの事。ちなみにあの岸辺露伴も、『体験はリアリティを作品に生む』と作中で度々語っている。
- 未来の漫画家に助言も 文星芸大でトークライブ ちば教授と荒木さん(下野新聞「SOON」)
- トークショー(2010-07-24) / トークが終わって(2010-07-24)(ちばてつや公式サイト)
トークが終わってリラックスした表情の、ちば先生と荒木先生。 - ブログにはツーショット写真も掲載! 「荒木飛呂彦先生! ちばてつや先生に会う!」の巻
- 『ホップステップ賞~岸辺露伴コメント~』 (1993年/週刊少年ジャンプ)((ジョジョ百科事典)
『取材』
この漫画界に、この露伴の『漫画作法』を完全に理解できる人間などいないだろうが、『取材』ぐらいしないで、迫力あるストーリーを描けると思ってんのかね?つまりだ、頭だけで考えたことや想像力は体験して感動したことにはかなわないってことなのだ。ぼくに言わせりゃ、“SF宇宙漫画”をマジに描くなら、「宇宙に行って来い!」って事に行き着くな。それぐらいの心構えでやれってことさ。 -
単行本「週刊少年『』」[AA]、荒木飛呂彦インタビューより。
Q30:好きな音楽は?
荒木:全部好きですけど……もうラップでも何でもいい。ジャズでも。Q31:一番好きなアーティストは?
船越:登場人物にアーティストの名前が多く出てきますが、一番好きなアーティストは誰ですか?
荒木:ああ、これはプリンスが好き。Q67:荒木流擬音について
船越:荒木流擬音はどこから思いついたものですか?
荒木:これはヘビメタですね。ギュウゥゥ―――ンとか。
船越:あれは楽器の音だったのですね。
荒木:そうです。あとホラームービーとかに出てくる。キュンキュンキュンキュン……とか。
船越:出てきますねぇ。
荒木:ああいうやつ。ちなみに最近だと「ジェフ・ベック」のニューアルバムがお気に入りとの事。
CD。「ジェフ・ベック」のニューアルバム、超良いです。確かで祈りのようなロック。
(ウルジャン2010年6月号掲載、荒木先生の巻末コメント) - 荒木飛呂彦先生、あの独特の「擬音」表現を熱く語る!!
- 「青学祭2007」(荒木飛呂彦先生講演『損をしない漫画を描くための地図』)パンフレットより。
Q:いまだにインターネットは使ってないのですか?
A:はい。アナログ派宣言。2010年現在も変わらずアナログ派なのだろうか。
- マンガ脳の鍛えかた 週刊少年ジャンプ40周年記念出版
荒木先生の仕事場やインタビューが掲載。