2016年2月1日の東京・国士舘大学の入学試験に、『ジョジョの奇妙な冒険』にちなんだ問題が出題されていることがツイッターで投稿され、ネットで大きな話題となった。
入試問題でJOJOが題材になってた笑
ビックリして選択科目じゃないけど見てたわ笑笑 pic.twitter.com/V6N0OyiBfD— Rey (@RailgunMarumaru) 2016, 2月 1
出題されたのは国語…ではなく、選択科目「地理B」の題3問で、ジョジョ第3部で承太郎たちジョースター一行が移動した、日本~エジプトまでの間の地理に関する問題となっており、冒頭の文章は次の通り。
第3問 荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』(1987~2004年に『週刊少年ジャンプ』で掲載)は、主人公であるジョースター家と、宿敵ディオやその後継者達が、200年以上に渡って繰り広げる戦いを描いた壮大な漫画である。中でもその第3部にあたる『スターダストクルセイダース』は、日本からエジプトまでの工程が舞台となり、旅の途中で立ち寄る場所ごとにエピソードが綴られる、いわゆるロードムービー形式となっており、本作中に描かれるアジア~北アフリカのさまざまな文化や風俗は、地誌的に見ても十分に興味深い。図1は、主人公のジョースター一行が日本からエジプトまでにたどった旅のルートを、地図上に示したものである(なお、本作中の時代は1987年だと言われている)。この図を見ながら、以下の問い(問1~10)に答えよ。
(画像:ねとらぼ記事より)
「ジョジョ第3部」コミックスに掲載されている、実際のジョースター一行の旅のルートは下記の通り。
「地理B」の題3問は問1~問10まであり、ジョジョファンがニヤリ!とする単語が散りばめられながらも、出題内容としてはジョジョ知識は不要の、公平なる「果たし合い」となっている。全問題はねとらぼ記事にて公開されているので、自身のある方はぜひ解いてみよう。
ねとらぼ記事には国士舘大学の広報課からのコメントが掲載されており、「出題内容であるアジア~北アフリカの地誌を解くにあたって、受験生が対象地域をスムーズにイメージするための導入部分として用いました。また、地理という科目は我々の日常生活と結びついており、身の回りのいろいろなところに地理的なものは転がっているのだということを、多くの人に知ってほしいという意図もあります」とのこと。アステカの遺跡で族長ごっこをしたり、イタリア旅行でジョルノ達を思ったり、日本の仙台で手の綺麗な女性に見とれたりしたことのあるジョジョファンなら、きっと理解「可」能なことだろう。
「ジョジョ」にちなんだ学習教材としては、2014年に発売された英会話学習書「『ジョジョの奇妙な冒険』で英語を学ぶッ!」がある。また、2016年秋発売の集英社「学習まんが 日本の歴史」表紙イラストを荒木先生が手掛けることも決定している。
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