集英社の児童向け書籍「学習まんが 日本の歴史」(全20巻)が18年ぶりに全面改定され、2016年10月28日に発売される(公式サイト)。全20巻で、『NARUTO』岸本斉史先生が描く卑弥呼や、『BLEACH』久保帯人先生が描く聖武天皇、『東京喰種』の石田スイ先生が描く徳川綱吉など、表紙イラストは著名な漫画家による描き下ろしイラストとなっており、荒木飛呂彦先生は全20巻のうち、2巻と18巻の表紙を手掛けている。
荒木先生が手掛けたのは、飛鳥時代を舞台とした第2巻『律令国家をめざして』と、戦後を舞台とした第18巻『占領された日本』の2冊の表紙イラスト。
「学習まんが 日本の歴史 2 律令国家をめざして」表紙。描かれている人物は『厩戸王』、つまり聖徳太子。スタンド能力は「10人までの会話を聞き分ける」、だろうか。
「学習まんが 日本の歴史 18 占領された日本」表紙。描かれている人物は、アメリカ軍人『ダグラス・マッカーサー』。シブイねェ… まったくおたくシブイぜ。
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「学習まんが 日本の歴史」は約40年の歴史を誇る学習漫画で、改定は今回18年ぶり4度目。なお、荒木先生が手掛けるのは表紙のみで、内容については別の作家が手掛ける。改訂版2巻の漫画はあおきてつお先生(Amazonで著書を検索)、改訂版18巻の漫画はたなかじゅん先生(Amazonで著書を検索)が手掛ける。荒木先生の表紙イラストが見たいがために、子どもへのプレゼントにしてしまうのもベネ?(笑)
なお、全巻セット版は初回特典として、表紙イラストを使用した特製クリアファイル(5枚セット)が付くとのこと。だが、全20巻…いったいどの表紙イラストから5枚が選ばれているのか? そこんとこだがおれにもようわからん。
荒木先生は2010年に雑誌企画でローマ皇帝『ユリウス・カエサル』を描いたことがある。日本の歴史人物イラストとしては、2011年に奥州平泉「藤原三代」を描いた平泉世界遺産登録記念イラストを手がけ、岩手県のPRサイトがアクセス集中でサーバーダウンするなど、大きな話題となった。また、2008年には川端康成『伊豆の踊子』表紙も手がけている。