『ジョジョの奇妙な冒険』が実写映画化される、との噂記事をサイゾーウーマンが報じている。記事によると、『ジョジョ第3部』が実写映画化され、主役の空条承太郎役は山崎賢人さん、2018年実現とのこと。
ただし、サイゾーウーマンは不確かな情報も報じることでも有名なメディア(「サイゾー 嘘記事」で検索)で、今回の記事も、よく読むと「映画会社関係者」という謎の人物からから聞いた噂話。文章も全て「~ようだ」「~という」「~とみられる」「~そうだ」と不確かな形で書かれている。また、記事には「数年前には松本の主演説が業界中に駆け巡った」とあるが、この噂話を報じたのも、他でもないサイゾーウーマンだった。
ジョジョの実写映画化の噂話は、2011年の「週刊文春」記事、2012年のサイゾーウーマン記事に続いて、これで3度目となる。日本のジョジョファンなら「もう あきたよ」というこの手の噂話だが、メジャーなジャンプ作品で、近年アニメ化も成功しているだけに、いつ実写映画化されてもおかしくはないのも事実。
だが少なくとも、「集英社から出た正式な情報」以外については、「ただの噂話」として楽しむのがベネ(良い)。そして、いつか本当にそうなったときを『覚悟』しておけば、人類は『幸福』になれるかもしれない。
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<追記(2016/06/19)>
サイゾーから今度は「ジョジョ4部で実写化! 荒木サイドが松潤拒否でジャニーズが大激怒」というゴシップ記事が。恐らく今後も、安易に注目を集めやすい「ジョジョ実写化」の噂は出続けると思うが、個人的には、荒木先生は明らかにダメな、キャラクターを使い捨てるような企画に「ゴー」は出さない、と確信している。それは、荒木先生が映画本を出すほどの無類の映画好きであるうえ、荒木先生が「自分に娘がいたとしたら、嫁にやる気持ち」で送り出された、2007年のジョジョ初のアニメ映画『ファントムブラッド』が、パッケージ化もされないほどの大失敗に終わったという過去があるから。
「ええっと……不安っていうんですかねえ。とにかく、自分に娘がいたとしたら、嫁にやる気持ちだと思うんですよ。ひたすら幸せを願ってますっていうことですよね(笑)。でも、どうこうもできないじゃないですか、奥さんになるんだから。親が口出しして逆に壊れたらヤバいな、とか思って(笑)。そういう感じですよ。」
『Cut (カット) 2007年 02月号』掲載、『ファントムブラッド』映画化への荒木先生のインタビュー記事より。
逆に、もし本当に実写化が行われるなら、今放送中のTVアニメと同様に、荒木先生からの信頼を勝ち取り、関係者が「絶っ…~~~~~対に成功させる」という『覚悟』で行われる企画だけだろう。