10月2日(日)に放送された、NHK Eテレ(教育テレビ)『日曜美術館』に、ゲストとして出演した荒木先生。この日の特集は「いのち輝く家族の肖像 ~モーリス・ドニ~」。ドニの作品「バルコニーの子供たち、ヴェネツィアにて」で、日差しに包まれた様子を表現するために、姉妹の服を鮮やかなピンクに染めている斬新な表現についての、荒木先生のコメントを紹介。
荒木「これはですね、あの、桜が青空にあるような組み合わせなんですね。水色っていうか、ちょっとグリーンがかった…、だから、桜と空の組み合わせで『無敵』なんですね。すごく困った時にこの組み合わせをやるんですよ。ぜったい間違いないんです、水色とピンクって。なんかアイデアが無いときはこれに頼ってるっていう…、ちょっと今、あんまり言っちゃいけない事を…(苦笑)」
荒木先生は、ドニの絵は子供の頃に親に買ってもらった美術全集で見て知ったとの事。番組の冒頭では『ジョジョリオン』とドニの作品を比較するシーンも。そして荒木先生が本当に若々しすぎるッ! 見逃してしまった方は、10月9日(日)20時からの再放送を、絶ッ――対にお見逃しなく。
NHK Eテレ(教育テレビ)「日曜美術館」
「命輝く家族の肖像 ~モーリス・ドニ~ 」
出演:荒木飛呂彦さん(漫画家)、三浦篤さん(東京大学教授)
再放送:10月9日(日)20:00~20:45
- モーリス・ドニ – Google 検索
- SOMPO JAPAN MUSEUM OF ART / モーリス・ドニ ― いのちの輝き、子どものいる風景
- 荒木飛呂彦、モーリス・ドニを語る!? NHK『日曜美術館』10月2日(日)放送回に、荒木先生が出演!!
- 『ジョジョ』表紙より、水色とピンクの組み合わせ。
この他、ジョジョ26巻、46巻、死刑執行中脱獄進行中、岸辺露伴 ルーヴルへ行くも、水色(青)とピンクに該当するかも。
- トークエッセイ 荒木飛呂彦「僕の漫画は“こころの叫び”なんです」
確かゴーギャンの絵に、空が赤くあるいは白く描かれていたりするのを、子どものときから不思議だと思っていたんですが、そうか、「画家はこころの中を絵にするんだな」って思いました。自分のこころの中の叫びをストレートに表現できるのが、僕の場合は漫画だったんです。
モーリス・ドニは、ゴーギャンに強い影響を受けている。(徒然にナビ派の理論家『モーリス・ドニ』 / モーリス・ドニ-主要作品の解説と画像・壁紙-)
- サタデープログラム 荒木飛呂彦講演「漫画家という仕事」長文レポート&サイトリンク集
2006年に愛知県の東海中学・高等学校で行われた荒木先生の講演会。荒木先生はジョジョ54巻の表紙イラストについて、ピンクの隣に水色で塗る方が、よりパワーが発揮される、と解説されていた。