大ヒット電子メールソフト「ポストペット」の原案・ディレクションや、ニュータイプ適正試験「サイコ・コミュニケータ・システム」、そして現在某ナウシカの「メーヴェ」を本当に作ってしまうプロジェクトも進行中の、”メディアアーティスト”八谷和彦氏に関する記事が、発売中の美術専門雑誌「美術手帖」4月号に掲載。その中で、「ポストペット」の発想に関する、驚きのコメントが!
それと、最近気づいたんですけど、自分の発想ベースは、結局二つなんじゃないかと。一つは、今まで話したような、知覚に対する興味やコミュニケーションを変化させるようなもの。もう一つは漫画や映画の中のものの現実化。ま、両者に言えるのは一種の可視化ですね。例えば≪エアボード≫は「Back to the Future」のホバーボードだし、「ポストペット」は『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦著、集英社)に出てくる「ハーベスト」というスタンドなんです。形とかはぜんぜん似てないんですけど、スタンドをどうやって実現するかというのを一時期真剣に考えてた時期がありましたからね。
「美術手帖」4月号 P125
スタンドも月までブッ飛ぶこの衝撃…、あの「ポストペット」が実は、『ジョジョ』のスタンド、それも重ちーのスタンド「ハーヴェスト」から発想されたものだったッ!? さらにネットで調べてみたところ、ポストペット開発者通信と八谷氏アイデアプレゼンテーションでも、ポストペットが「ジョジョ」のスタンドをものとして作る、というのがきっかけだった、との記述があった(全然知らなかった!)。
スタンド「ハーヴェスト」の能力は、小銭や金券など、指定したものを拾い集め『持ってくる』能力。誰かの分身として手紙を『持ってくる』ポストペットたちも、確かに「スタンド」と言えなくはない?(笑)
- 八谷和彦 オフィシャルサイト / WEB記事一覧
「はてな」の日記やPostPet TIMESの「開発者通信」も更新中。
本当に飛ぶ”メーヴェ”開発プロジェクトオープンスカイは、いよいよ今春中にテストフライトを予定しているとか!