SBR感想 #28 氷の世界

スティール・ボール・ラン #28
ウルトラジャンプ2007年08月号(128号)掲載)

「SBR」コミックス 14巻収録 #52「壊れゆく鉄球 レッキングボール その2」)

#28 氷の世界
[45P] 6th STAGE もゴール間近! 最後の難関マキナック海峡越えの最中、謎の二人組がジャイロとジョニィに襲いかかる! 男の一人はジャイロの祖国の鉄球使い・ウェカピポだった…!!

【「@JOJO」に寄せられた、今月のSBR感想】

  • 表紙をなんとかしてくれUJ編集部。

    誰もがマジェ兄さんの技と思っていた胴体縦義理は
    なんとウェカの技。
    やられましたとも。

  • 鉄球VS鉄球!!!
    しかし・・・ジャイロの鉄球とジョニィのタスクは氷の世界においてその力を十分に発揮できず・・・!?
  • 両足部の遺体を手に入れて、ジョニーのスタンド進化で逆転っ!
    ってゆー、誰でも想像できる展開にはならないのだろうな…
    しかし、「左半身失調」の表現方法!
    実におもしろいっっ!
    さすが、荒木大先生!
    そして13巻も発売間近!
    コミックスの発売頻度が高くて嬉しいぃぃぃぃ。
  • 今月も面白かった。540円分の価値は十分あった。マジェントのスタンドもなんか無敵みたいな感じで、どう攻略するのか楽しみだ。

    しっかし、最近のジョジョ人気が凄いことにびっくりしている。ジャンプでは後ろの方で、一部のファンから熱烈な支持を受けていたって感じだったのに、ここ最近はドラゴンボールやスラムダンクに負けず劣らずの人気っぷり。ちょっと悔しい気持ちもするかな・・・。

    ここでもしジャンプだったら人気のある方向へ持ってかれるんだろうけど、改めてウルジャンに移ってよかったと思えました。

  • 今回は

    鉄球    VS 鉄球
    移動する穴 VS 移動する傷

    とミラーマッチみたいで燃えました。
    マジェントかっこ良すぎ

  • ジャイロはウェカピポの妹とも面識があったのか。鉄球の技術を用いて直そうと
    するけども……状況からいっておそらくそれには失敗、か……?

    ウェカピポの鉄球の技術は彼が護衛官だっただけあり、戦闘用に特化されてる
    みたいですね。彼の技術『レッキング・ボール』はアラバマ州出身の歌手、
    エミルー・ハリスのアルバム作品からのようです。直撃されなくても、鉄球による
    衝撃波で感覚を狂わされるっていうのはかなり厄介だ。前回の話で、決闘に
    挑んだウェカピポは見届人をしていたジャイロの父親の攻撃を避けられずに
    食らっていましたが、これは、決闘した相手の放った『レッキング・ボール』を
    受けたために感覚が狂っていたからかわせなかったのかも。しかもこの技、
    チームプレイの際に使い勝手がいいようで、マジェントを引き連れてきたのは
    それのためと。
    で、マジェントはやはり例に漏れずスタンド使いでしたね。鉄壁の防御性能を
    持つ能力みたいですが、原理がまだ不明。防御するにはその場に留まらないと
    いけないらしい、という点ぐらいしか分からないですね。
    前回、ウェカピポがいきなり攻撃を仕掛けてきた点に疑問を抱いた人が結構
    いたようでしたが、「ジャイロとジョニィを尾行した結果、遺体のありかの検討が
    ついた」のがその理由。結構だだっ広いはずの場所で尾行され続けてた2人、
    かなりの不覚。おまけに目的のブツ(遺体)のありかをジャイロは遠ざけちゃって
    います。以前、シュガー・マウンテンに金品を欲張って出させ続けたために、
    後で相当面倒なことになった点といい、最近のジャイロは密かに余計なことを
    繰り返してます。性格ゆえの運命か。
    そして、ツェペリ家の技術『黄金の回転』はスケールに当たる存在が無いと
    機能しないんですね。ウェカピポだからこそ見抜いた部分。やはり油断ならん。
    『黄金の回転』という、ブースターにあたる部分を失ったジャイロとジョニィ、
    いったいそれをどうやって作り出すんでしょうか。

    最後に、今回のストーリーを見て個人的に思うんですけど…ジャイロとジョニィが
    スーパーマリオシリーズに登場するジュゲムとテレサの連携を食らっている
    ように見えて仕方がないです(笑)。
    ジュゲム(ウェカピポ)が放つ、パイポによる攻撃(鉄球)に辟易している間に
    テレサ(マジェント)が動くと。

  • 戦闘中にハーブをもしゃもしゃ食ってるジョニィ萌え。
    マジェントの銃はあれで壊れたんじゃね?
  • なんか知らんが緊迫感がある。
    いいっ!すごくいいっ!
    それにしてもウェカピポにもまだまだ秘密がありそうな雰囲気がするな。
  • 11人の生き残りが、回想とはいえ再登場したのには驚いた。
    やっぱり前のエピソードとかが、
    意外なところで絡んでくると俄然面白くなりますね。
  • 今月はまた回想があったのにページ数が少なかったのは、正直なところ不満ではありました。
    遺体が狼、というのもまだただのフリという感じがしますしジャイロ側はとくに行動もしてないなどの部分なども若干不満ではありました。
    マジェントがスタンド発動か何かしてからずーっとあのポーズなのが、不気味でもあるし間抜けっぽくも見えてよかったです。デザインも素敵でした。
    先月の感想になりますがジョニィは遺体、ジャイロは優勝という目的の違いが表面化してきたような気がしました。
    あまり深刻にならずスパスパッと、目的へ一直進の爽快な展開、はちょっと今さらなさそうなので若干気が重いですが、マイクO戦のような圧倒的な絵の連発に期待してます。

【今月のSBR 感想サイトリンク集】

  • ●トビラ絵はぶつかり合う2つの鉄球と、2つのチームの図。ウェカピポの服の柄と同じデザインになっています。4者4様の顔触れ、それぞれが抱える過去の重さと未来への決意を感じさせますね。ヘタすりゃ主人公チームよりカッコイイぞ、ウェカピポ&マジェント。

    ●冒頭はまたもや医者としてのジャイロの過去。グレゴリオ父上がフィレンツェへ出張中に起きた出来事。事故で大ケガをした、目の不自由な若い女性の手術のシーンです。父上が留守のため、ジャイロと母上が担当しています。よもや母上まで登場するとは思いも寄りませんでした。ツェペリ家に嫁いだだけあって、さすがに一族の掟は心得ているようですね。鉄球の振動波を利用し、水面に体内の様子を浮かび上がらせて、目の治療をしようとするジャイロ。ケガの手当てより優先し、余計な領域へ踏み込もうとする、そんな息子を厳しくたしなめております。
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    サイト:あらき100%
  • ●ジャイロの回想
    鉄球を使ってレントゲンのように人の体を透視できるのですね。。
    ジャイロは労働中にけがをしたウェカピポの妹の治療をしたことがあるようで、
    視神経をつなげることは失敗したようです。
    運命は変えられないというようなことですかね。。
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  • ジャイロとジョニィを襲った謎の能力!
    それはウェカピポの鉄球の力だった!!
    「WRECKING.BALL」「砕けゆく鉄球」と呼ばれる王族護衛の為の鉄球能力ッ!!
    衝撃波で左半分の感覚が無くなってしまった様に感じるのだという。
    十数秒でこの感覚は消える。
    だが、問題はソコではない!
    問題は、元に戻るまで「見えない左側から敵が襲って来る」という事だッ!!
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  • ジャイロの脳裏をある思い出がよぎる。
    診療所に運び込まれた女性。それは、あの死んだと言っていたウェカピポの妹だった。
    ジャイロは、父がしなかった目の治療をする事を決意する。
    しかし、その時に驚くべき不測のアクシデントが…

    ジャイロは彼女を救えなかったのだろうか?

    場面は移り変わり、現在。
    突然、ジャイロとジョニィの左半身がゴッソリ抉り取られたように消えた。

    「これは『左半身失調』ッ!
     今やつの『鉄球』をまともにくらっていたら死んでいたが…『鉄球』の衝撃波でもこうなる!!」
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  • 1.砕けゆく鉄球
     ウェカピポの鉄球は、ツェペリ一族とは違う王族護衛の戦闘のための鉄球だそうです。分家とか宗家とかは全然関係なかったようで。そうなりますと、ネアポリス王国では「鉄球の技術」と言うものは、一般的に認知されているってことになるんでしょうかね。医者や護衛官が使っていれば、一般人の目に触れることもあるでしょうし。ジョニィは鉄球について知りませんでしたから、国外にはその情報はあまり漏れていないと考えておいていいのでしょう。たぶん。
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    サイト:空気供給管
  • マキナック海峡にてウェカピポら刺客と対峙していたはずのジョニィ&ジャイロでしたが、今回の物語はジャイロの回想シーンからスタートです。場面はジャイロと母が祖国にて患者の治療にあたっているところ。そういえばツェペリ家の表向きの職業は医者でした。イグゼキューショナーという面も持つツェペリ医院、安楽死に関してはものすごく信頼がおけそうです。

    各種医療器具にお湯
    そして鉄球。その不自然さが神秘を醸す。

    そのツェペリ医院に運ばれてきた女性が一人。労働中に石段から転落して負傷した患者(なんかZARDを彷彿とさせますね。合掌。)で、視神経に損傷があるとのこと。ジャイロは鉄球の振動を水面に映すことでそれをスキャンします。今さらですけど、なんでもありです。黄金長方形は無限のパワーなんです。
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  • 今月何か読み応え無いな~と思ったら45ページでした。

    今号も回想から。
    ジャイロの元へ運ばれてきた、事故で怪我をしたウェカピポの妹。
    鉄球のスキャンで視神経の障害を知り、鉄球の技術でそれを治療しようとするジャイロ。
    事故とは関係ない手術をするなと諭すジャイロ母。
    治療するために鉄球を握ったところに浴びせられる蒸気。
    一体どうなってしまったのか!? …というところで回想終わり。
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    サイト:ISIKASA DASH

多数の感想、ディ・モールト・グラッツェ!!(投稿10+サイト7)

今月の『SBR』は45P。毎年この時期はボリュームダウンしているので(昨年9月号が47ページだった)、荒木先生はこの時期に纏まった休みを頂いているのかも。

冒頭はジャイロの回想。病院に運ばれてきた、ウェカピポの妹と思われる女性。身寄りのない彼女に、治せるかもしれない「目」の治療をしようとするジャイロを、ジャイロの母は「タブー」だと忠告する。しかしジャイロは、


「ネットにひっかかったボール」はどちら側に落ちるのか?

この人は違う!
何もしなければ永遠に闇に浮かんだままだ(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

ボールはどちらにも落ちない

湖畔のルール(4)でも出てきた、「ネットにひっかかったボール」。
ジャイロは彼女のボールを落とそうとしたが、手術中にトラブルが起こり…。結果は明確には描かれていないが「ボールは悪い方に落ちた」のは間違いないだろう。
正義とは、正しいとは何なのか? スティール・ボール・ランのテーマは、ここにあるのかもしれない。

場面はジャイロとジョニィの戦闘へ。体に起こった謎の異変は、ウェカピポの「WRECKING BALL(砕けゆく鉄球)」の衝撃波が起こす「左半身失調」だったッ! 自分から見て「左」が失くなっていると感じる、遠くの山さえも欠けて見える、というかなり異様な現象だが、スタンド能力ではなく、黄金の回転と同じ、「技術」によるものらしい。左半身失調という一種の催眠状態で動きを封じ、そしてその死角を付いて襲いくるのが、マジェント!(視点をグルゥ―っと動かすとマジェントが現れる、というコマ割りがいかにも荒木漫画らしい!) すかさずジョニィの爪弾が放たれるが、マジェントをスーツのように取り囲んだスタンドが、全ての攻撃を受け流してしまった。ジャイロの鉄球すら受け流す、絶対の防御。防御中は攻撃できないが、ウェカピポの鉄球が来れば、再度攻撃を仕掛けてくるのは必至。

そして、ウェカピポ達がいきなり襲ってきた理由は、遺体のありかを既に見つけている為だった。ジョニィにつきまとっている狼が遺体を持っているとウェカピポは確信し(でもホントにそうなの? もし違ったらどうするの? と、思わなくもない)、ジャイロ達に躊躇無く「WRECKING BALL(砕けゆく鉄球)」を放つ。
ここでジョニィから驚きの発言が! 自然のスケールが全く無い氷の世界で、ジャイロ達は「黄金の回転」を封じられていた! パワーが足りないのか、ジャイロの鉄球も、ウェカピポの鉄球にたたき落とされてしまう。

遺体の場所を先に見つけられ、黄金の回転も封じられ、「WRECKING BALL(砕けゆく鉄球)」と死角から攻めてくるマジェントに追い詰められ、なすすべ無しのジャイロ達。次号で果たして決着は付くのかッ!? 次号、ウルトラジャンプ2007年9月号は、8月18日(土)発売ッ!!

#投稿はこのところ減少傾向だったけど、今月号は特に少なかった。バトル中心で、物語としての進展が特に無かったから書きづらかった、というのもあるだろうけど、購入者が増えると思われる付録付きの号で、この少なさはヤバイ…。