「漫画は、ぼくには日記のようなもの」 週刊文春 6月18日号に、荒木先生のインタビューが掲載!


 6月11日(木)発売の、週刊文春 2009年6月18日号(350円)に、荒木飛呂彦先生のインタビューが掲載! インタビューは「仕事のはなし」というコーナーに、モノクロ3ページで掲載。(P122~124)

 インタビューの内容は、初代担当の椛島さんから「ジャンプでマイナーをやろう」と鼓舞された事や、荒木先生曰く「ムダのない抽象絵画のような漫画ばかりのおそろしい表現媒体」の80年代ジャンプで個性を確立させるまでの苦労、日記やジャズのようにアドリブを取り入れながらの連載スタイル、そして漫画で「戦い」を描く上での考え方、作家として何に勝たなければならないのか、など。

 特に最後の「戦い」については、『SBR』を読んでいればディ・モールト興味深い、次のような事が語られている。

 戦いって常にあるもので、否定したらいけないんだろうとは思います。そこから問題になるのは何とどう戦うかで、恨みを残さない、誰かを悲しませない、そういう戦い方が要る。それで今の『ジョジョ』の登場人物のジャイロは銃を撃とうとした敵に自分で自分を撃たせたり、自分からは人を殺さないというように、いろいろ考えて戦いを描いています。それに敵にしても、常に悪というより、主人公とは違うけれども、一貫した価値観を持っているからこそ戦わなければならない人物として描いているんですよ。

(情報グラッツェ!<山科さん)